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WDS100T2B0A⇒WDS100T3B0A(SA510)になって性能低下した?

PCから溢れたデータは、今はM.2 NVMe SSDをオープン型のM.2⇔USB変換アダプタ

にカセットのように載せかえて使っているが、それ以前は2.5インチSATA SSDを安いSATA⇔USB変換ケースに入れてケースごと換える形で使っていた。

 

少し前まで、M.2 NVMe SSDが2.5インチSATA SSDより高価だった時期は、その差額でケースが買えたが、現在は需要と供給の関係で、M.2 NVMe SSDと2.5インチSATA SSDを比較すると同価格かむしろそれより安いので、上記の方法は使えなくなった(割高になった)。

 

ただし、上記オープン型のM.2⇔USB変換アダプタは、メインPCのバックパネルのUSB3.2 Gen2ポートに繋いであり、簡単に抜き差しできない。

 

一応メインPC(デスクトップ)とサブPC(ノートPC)、サブサブPC(キューブ型PC)は用途を分けており、そもそも共有する必要があるファイルは多くないし、同じ家庭内LANに属している上、NAS

も使えるため、ファィル共有も出来るのだが、それらの方法だと共有設定や速度の問題でちょっと一手間あった。

 

そんな事もあって、実家に置いてある実家PCを含めてファイルを共有(データを各PCに配布、共通プログラムをインストール)する際は、一番簡単に物理的に抜き差しできるUSBメモリを使っていたのだが、SZ77R5用にしようと思って掴んでおいた2.5インチSATA SSDが1枚あまったので、久しぶりにSATA⇔USB変換ケースを購入して、大容量USBメモリのように使うことにした。

 

その2.5インチSATA SSDは、WDの中級ラインWD Blue SA510WDS100T3B0A)。

 

そう、SZ77R5の故障HDDの代わりに積んだ2枚のSSDのうちのひとつ。

 

Z77チップセットの仕様上、SATA 3.0(6 Gb/s)ポートは2つしかサポートされておらず、そのSA510はSATA 2.0ポートに接続し、組み込んである。速度的には頭打ち現象が観られたので、USB接続の速度と比較してみたかったわけ。

 

1TBのWD Blue SATA SSDは、完全にイーブンな状態ではないが、以下の使用法で使っていて、速度データがある。

●WDS100T2B0A(旧機種)

  Sequential Read=560MB/s、Sequential Write=530MB/s

  Random Read=95k IOPS、Random Write=84k IOPS

 ①SZ77R5 SATA 3.0接続(SZ77R5システムドライヴ)

 ②SATA⇔USB変換ケース(ORICO 2139U3)でのUSB接続

WDS100T3B0A

  Sequential Read=560MB/s、Sequential Write=520MB/s

  Random Read=90k IOPS、Random Write=82k IOPS

 ③SZ77R5 SATA 2.0接続(SZ77R5データドライヴ)

 ④SATA⇔USB変換ケース(WAVKINK WL-ST239C)でのUSB接続:本項

 

いくつかのSATA⇔USB変換ケースを購入して使用してきて、一番安定していて/かつ/速度も速く、おまけにソコソコ安かった(過去形:SATA HDD/SSDケースはトレンドから外れたのか、2024年3月現在は機種も在庫店も減って、送料を入れると安くない←送料込み3,000円弱)WAVLINK WL-ST239C

を久しぶりに手配し、それに入れて使うことにした。

久しぶりに手配した
久しぶりに手配したWAVKINKのWL-ST239C

 

ふたつの中身はこんなモン
ふたつの中身はこんなモン

 

やはり、M.2 NVMe SSDを裸で使うより安定感あるな...
やはり、M.2 NVMe SSDを裸で使うより安定感あるな...

 

そして、SZ77SRのバックパネルのUSB 3.0ポートで速度を測ってみるとこんな感じ。

Sequential系はSATA 2.0接続より良いな
Sequential系はSATA 2.0接続より良いな

 

同じ1TBのWD Blue 2.5インチSATA SSDとは言うものの、すべてビミョーに条件が違う上記①~④をまとめてみた。③と①の比較は、インターフェースが違うのでSATA 2.0接続の新機種(SA510)が不利なのは仕方ないが、④と②、ケースが違うとは言うものの、かつての性能比較ではWAVKINK WL-ST239Cは、ORICO 2139U3と比較して決して遅くなかったので、それを合わせて考えると、Random系の遅さは、WDS100T2B0A⇒WDS100T3B0ASA510)の変更に伴って落ちた性能のせいなのかなぁ..

※カタログスペックのIOPS⇒MB/s変換はカタログクリップさんの変換式を利用
※カタログスペックのIOPS⇒MB/s変換はカタログクリップさんの変換式を利用

 

まあ、今回のUSB接続SSDは速度が気になって仕方が無いというほど頻度として使わないので、実害はないとはいうものの、新しい方が性能が良くないと釈然としないな....

 

【WDS100T3B0A SA510仕様】

インターフェース:SATA III 6 Gb/s
フォーマット済み容量:1TB
フォームファクター:2.5 インチ
シーケンシャル読み取り最大(MB/s):560
シーケンシャル書き込み最大(MB/s):520
ランダム読み取り最大(IOPS):90,000
ランダム書き込み最大(IOPS):82,000
耐久性(TBW):400
MTTF:最大175万時間
平均消費電力(mW):60
保証:5年
本体寸法:100.2 x 69.85 x 7 mm
重量:34.6 g

更新: 2024/03/10
コストパフォーマンス

多少前機種より性能が落ちているようだとは言っても...

...この価格なら問題ない。

  • 購入金額

    6,980円

  • 購入日

    2023年07月16日

  • 購入場所

    パソコン工房

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