調べても何の記事も出てこないBOSS製のCL-50。ヤフオク見ても誰も説明欄にそれっぽいこと書いてないし、個人ブログにも引っかからない。というわけでCL-50の所感をすげー簡単に述べていこうと思う。
まず、CL-50の周波数特性は5Hz~35kHzと、コンプ云々の前にちょっと高音落ちするのが特徴。それ故に音がフッと引き締まった感じになり、Compボタンをオンにしているだけでも出力音に差が生まれる。GE-10しかり、通すだけで音が良くなるギアである。
肝心のコンプ性能だが、手持ちの(たぶん166と同じ性能であると信じたい)dbx MC6と比較するとやはりdbxには敵わない。Ratioを∞にしてもアタックがガッツリペチペチ…しないし、減衰音もちょっとムラがあるように思う。コンプとしては、「ガッツリ」を求める人にはお勧めしない。しかし、リミッターとしては優等生。コンプレッションの効きが耳障り良くて、「はい!潰しました!」みたいなあからさまな風味には決してならない。すごく自然に均してくれるので、リバーブを全開にしてシンセなどを鳴らすと、リバーブとの親和性がグっと良くなる。
まあ、アレだ。不用意な味付けを一切しないということだ。
ところで、CL-50はモノラル仕様なのでステレオで使う際は2台必要になる。スレーブスイッチはないが、STEREO LINKジャックで繋ぎ、ツマミが右に切れている方を親機として扱うことになる。
本機材を入手する際の注意点として、アダプターがAC/AC仕様であることに注意したい。12Vは12Vでも、交流12Vで出力するアダプターが必要という…BOSS XX-50のラックシリーズの関門である。より特殊なACアダプターが必要なSE-70よりはマシだが、CL-50をお試しする際はアダプターが同梱であることをチェックしていただきたい。
というわけでカンタンな所感。すげーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー地味なコンプすぎてイマイチ惹かれないんだけど素晴らしい機材だとは思う。
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購入金額
10,000円
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購入日
2022年頃
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購入場所
メルカリ
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