「BAND IN A BOX」と銘打って発売されたシリーズ初代機のRAM音色拡張版。
ピアノ、ギター、ベース、ストリングスセクション、ホーン、シンセサイザー、ドラムスなど幅広い音色を収録。この初期シリーズは各期でメインの収録音色が違うのみで機体の仕様は同一です。
チューニングや音量の設定、エンベロープやLFOによるモジュレーションが可能で複数の音色を「リンク」機能によりスプリット、レイヤーさせることができる。
当時高くて手が出なかったのがオクで安く出ていたので頑張って落札。
音出しをするが音量が安定せず、確かに音が不安定だわ。これ何が悪いんだろ?ボリュームが殆ど増減しないし・・・不動品があると修理せずにはいられない病が
こんな所が壊れてました。無事完治
最初に疑ったのが、ボリューム端子と内部の電源ユニット。電源は特に液漏れや埃、大きな部品劣化は見られない模様。コンデンサーは大型以外は抜けているものがあったので交換。流石に16BIT機器なのでESRの低い部品はない。交換は現在なら標準品で問題なさそう。容量の多いものはESRが低めの部品を使った(ニチコンPW)
これで心置きなくチェック出来るようになったので他の部分を確認。パネルのスイッチ類が動きが渋い。どうやら少々酸化皮膜が出来ている様なので接点復活剤で修正。ボリュームは動作は問題ない様だが・・・ハンダ部分がクラックしている。これか音の不安定の原因は!
クラックしたハンダを修正。おおーボリューム増減するね。音も安定し鳴っているので原因はここでした。念のために再発防止にホットボンドでコネクター接続部分を補強。
メイン基板上のコンデンサーも容量抜けがあったので全交換。今回はKMGとMUSEを使用しました。
当時としては良いスペック 処理速度も申し分無し!
ROM Size: 4MB
Sample Rate/Bitrate: 39kHz 16-bit
Presets: 384 (256 RAM, 128 ROM)
Instruments: 125
Polyphony: 32 Voices
MIDI Channels: 16
Filters: No
FX: No
MIDI Ports: 3
Audio Outs: 6
Digital Outs: No
CPUはX68000 10MHz らしい
処理チップらしきものはこれ
デモを聞くだけでも当時を思い出す。なかなか良い音です。
プロ用機器の底力を窺わせるデモサウンドです。ピアノ、ストリング系の響きは他のメーカーにない響きでファンが多いのも頷けます。ドラムサウンドはPROTEUS 2000に軍配がありますが・・・
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購入金額
6,000円
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購入日
2023年03月26日
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購入場所
ヤフオク
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