DELL の 23.81インチ「P2418HT」を購入。
約24インチのモニタは多く市場にありますが、タッチパネル機能を搭載したもので信頼性のある製品というとあんまり選択肢が無いのが実情です。
今回は、スタンディングミーティングや簡易的なスペースでの WEB ミーティングなどでモバイル端末の映像を拡張して共有するためのモニタとして導入を計画しました。
画面サイズ的には小さくも大きくもなく、テーブルに着いた出席者にプレゼン資料を共有する、もしくはWEBミーティングで繋げた相手映像を大きく出力するといった用途には小さすぎずに丁度よいと思います。大きな会議室では当然大画面が良いのですが、2・3人で小さくミーティングするような場所には画面が大きいと細部まで見ることはできるのですが視点移動が大きく、合わないと思います。
とりあえず様子見で2つを購入。
取っ手があるので持って移動しやすかった。取っ手は結構大事。
箱をパカっと開けたところに展開と取り出し方が書いてあります。
意味ないと聞くことも多いのですが、デザイナー視点だとこれって凄い良いポイントで、本体に傷をつけずに楽々取り出せるインターフェイスになっているのですよ。コストをかけてこういう仕組みが作れる企業は信用できます。
新品ってピカピカで思い入れが多いお客さんも多いと思うのですが、箱から出して設置するまでがピカピカと思うのがお客さん。メーカーは箱に入っている状態までピカピカが維持できると考えがち。
昨今のマーケティングでは iPhone の販売戦略成功で箱を開けた際にかっこよくディスプレイされて収容されていることで「良い品物を購入したな」と思わせるエクスペリエンスの導入が進んでいますが、捨ててしまう箱をひとつにとっても、こういったユーザーの気持ちに寄り添ったデザインもメーカーの使命として必要かなと思います。
内容物は PC とモニタを繋ぐ各種ケーブル。タッチパネル機能を使うための USB ケーブル。
・Display Port - Display Port
・D-sub15ピン - D-sub15ピン
・USBダウンストリームケーブル
ネットのように見えるのはケーブルを束ねるための面ファスナーです。
背面コネクタはこんな感じ。使用時にはパネルで隠すことになるのですが、コネクタへのアクセスが大変になるので敢えてパネルをつけないというのも考えられます。
ちなみに、この DELL の「P2418HT」はグラフィックデザイナー界隈には隠れた人気製品です。
その理由は、この付属の連接スタンド。いわゆる多関節可動なのですが、これがすごい優れもの!
通常の使い方では、このような形状で薄型モニタっぽいのですが。
倒して、ペンタブのような角度に前後傾斜することが可能です。
分かりにくいと思うのですが、水平では無いですが PC 前のキーボードくらいの角度になります。
楽々変形させることができるのですが保持力も良く、タッチしてもモニタがぐにゃぐにゃすることがありません。非常に優秀。むしろスタンドの方が本体といっても過言ではないくらい。
ただし、このモニタにはペンが無いのでペンタブとしては使えないと思います。
タッチパネルとしては重要で10点タッチ機能搭載のため、物理的に人間が10本指のためパフォーマンスに後れをとることなく快適に使用できます。
画面に表示されたキーボードを打つような使い方でも高速に入力できます。
タッチ・スワイプ・スライド・ピンチなどのスマホの基本動作も使用できるため、指でさっとプレゼン資料を動かすのもスマートです。
壁付けで設置すると、取り外したスタンドが余るので、それを自分のデスクで使用するのもアリかなぁ。壁付けだとタッチパネルのタッチ操作も安定してできますね。
IPSパネルなので高視野角、反射や指紋を抑えるアンチグレア加工もされています。回転寿司のボックス席のような使い方でも画面が見やすいです。
ちらつき防止、ブルーライト低減、など眼精疲労にも配慮した機能もあり、
これミーティングに最適ね。
タッチ画面を活かすデザイン
画面は普通に DELL らしく品質は良く、事務使用時での疲労を軽減させるための機能を搭載し、PC用モニタとしてのクオリティが高いです。
特筆すべきは、やはり独自の連接スタンド。
画面の向きを下方最大60度の角度まで調節でき、タッチ画面としての使い勝手が最良になるように考えられています。競合製品だとただ普通にタッチ機能を搭載しているだけですが、このスタンドに機能をもたせることで他の競合製品との差別化ができており、さすが DELL のプロダクトデザインだなと感心します。
また、このスタンドは剛性もありタッチ操作でも安定しています。
充実サポート
タッチ機能を搭載するということは指紋で画面が指紋で汚れるということなのですが、非光沢加工された画面は汚れが目立ちにくいです。フラットな画面なので掃除もさっと拭くだけ。
また、画面にピクセル欠けが1点でもあった場合に無償で交換してくれるというのも大企業らしいサービス。デザイン業務だと気にするポイントなので保証付きなのはありがたい。
映像出力より上の付加価値を求める人に
タッチ機能搭載のため通常のモニタよりは高価ですが、タッチ機能を活かす使用用途でパフォーマンスが上がることを考えると価格以上の価値があります。僕は拡大縮小やウィンドウの開閉をスマホのように操作するので(Macbook に慣れた人はそんなかんじ)タッチパネルはありがたいです。
独自のスタンドの価値はいうまでもなく、VESA規格なので買っておいて損はないですね。
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購入金額
42,000円
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購入日
2022年07月20日
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購入場所
Amazon
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