単身赴任になって以来、ずっと使っていたドライヤー
が不調となった。
ただ、「不調」の内容が、今まで経験したことがないタイプ。自分がいままで使ったドライヤーの不調・故障は、「電熱線の焼き切れ」と「モーターの故障」の2つの状態だけだった。つまり「暖かい風が出なくなる」か、そもそも「ファンが回らない」という症状。どちらもドライヤーとしては役に立たないので、すぐ買い換えが必要だった。
今回は、物理的な損壊?で、ドライヤーの持ち手の基部、ガンタイプ形状の折り畳み式のものなのでカチカチカチっと開く部分の噛み合わせ部分のプラスチックが割れ、持ち手が固定できなくなったのだ。
この部分が割れた(ボンドでつかないかと足掻いたので汚れている)
つまり「拳銃」を構えて、使おうとすると「銃身」が垂れ下がってしまう状態。ぶつけたり、落としたりしたわけではないので、経年変化と言うことなのだろう。
一応、持ち手の本体に近いあたりを握り、親指を突き出して支えれば使えなくはないので、しばらくそれで凌いでいたのだが、毎日使うものでもありソロソロ買うかと。
でもドライヤーは実店舗で買いたかった。
今まで使っていたものも実店舗で買ったのだが、そこで勧められて「髪に優しい」というものを選んだ。cybercatは短毛種?で、毛も細いので、速乾タイプと言っても、「熱風」が出るタイプは、頭皮が熱くなるので嫌い。この時勧められて買った「低温・高風量タイプ」が、熱くないわりに乾きが速く、気に入ったので、同系統のものが欲しいということなのだが.....(ちなみにそれまで使っていたイズミのDR-RM73Wはすでに生産中止で入手できない)
カタログ見ても、消費電力は書いてあっても、温風の温度はなかなか判らない。一部吹き出し口の温度の情報がとれるものもあるが、風速との兼ね合いで、風速が弱いと同じ発熱でも熱く感じることもある。風速に関しては最近はカタログに載っているものが多いが、メーカーによって計測条件は同じではないし、ノズル形状によって、体感風速/風量は結構違うので、結局実物比較が一番。そこで実店舗で、実際にいろいろなドライヤーの風を当てて、温度を確認してから買いたかったわけ。
自分の髪型は自然な感じで、乾燥後ブラシで梳かす程度であり、後ろに流したり、ウェーブをつけたりと言った「セット」はしないため、温度以外の条件は「マイナスイオン機構がついていればいいな」、程度。
超大型カメラ店に行ける機会があったので、そのときに100種類ほどあったドライヤーのうち、電源入るモノは全て、手首に風を当ててみて、温度・風量・風速を確かめて買ったのが、こちら、コイズミのマイナスイオンヘアドライヤーKHD-9220。色はゴールド(他にピンクあり)。
今までのAllure DR-RM73Wに比べると一回り大きい
このドライヤー、気に入ったのが「風速スイッチ(ファンスイッチ)」と「温度スイッチ(電熱線スイッチ)」が完全独立な事。モノによっては、最大風速の時しか、温風にならず、冷風は低速でしか使えないこともあるが、本品は組み合わせ自由。
ま、冷風は一般的には髪をセットするときに使うので、あまり強い風で髪を乱しては...という事なのだろうが、強風で冷風が使えると扇風機的にも使えるので、暑い夏に髪を乾かしていて、暑くなってきたら涼をとるためにも使える。
また、温風の方は若干低い温度になる「スカルプモード」を備えていて、これならかなり頭にノズルを近づけても「熱い」ということはない(このモードは風量最弱-LOW-では無効となる)。
自分はホテルや温泉の備え付けドライヤーで熱い思いをよくするのだが、これなら「アチチ」となることはないだろうと、購入することにした。
帰って使ってみると、今までのと少し本体の「長さ」が異なるので、少々慣れを要したが(自分はかなり頭に吹き出し口を近づけて使うので、最初の数日は、髪をパサパサと散らしている?手によくぶつかった)、温度は全く熱くない(どころか、購入店舗内と違って、雪国の冬の朝の洗面所は寒いので、「スカルプモード」を入れなくても最低限の暖かさとなる)。以前のモノと比べると若干風の温度は低くなったが、風量は充分あり、乾きの速さは以前と変わらず。
一方、店では実感が難しいマイナスイオンのサラサラ効果はそれなり。実は実家で、これの旧機種?コイズミのKHD-9100を使っているのだが、そちらの方が乾燥後のサラサラ感は強い。
ま、一応一番主眼だった温度、という点では文句がなく、周辺室温が上がる夏でも、「スカルプモード」を使って乾かせば熱くはなさそう。特に夏は空調の効いていない洗面スペースで使うので、快適かも。真冬も周りが寒すぎて十分な温風が出ない...ということはギリなかったし(←そこまで寒い状態でぬれた頭を乾かす人がいるかどうかは不明だが、周囲気温が一桁に行くと、このドライヤーは加熱が少ないので、厳しいと思う)。
あとは永く保ってもらえるのを期待して.....
※一応前のも、持ち手の部分の不具合以外は問題ないので、予備機として確保したが。
【KHD-9220/N仕様】
サイズ:約237(W)×96(D)×216(H)mm
質量:約525g
コードの長さ:約1.7m
電源:AC100V 50/60Hz
消費電力:1200W
風量:1.9㎥/分
メインスイッチ:TURBO-HIGH-LOW-OFF
温度調節(スカルプスイッチ):ON-OFF
クールスイッチ:COOL-HOT切換え
マイナスイオン:ツインマイナスイオン
遠赤セラミックコーティング:○
毛髪巻込み防止機構:○
付属品:集風器、取扱説明書(保証書付)
充分な風速
1.9㎥/分はかなり強め。
バーッと素早く乾かすには良い。
一方、セットするならば強すぎるので、LOWに切り替えて行う必要あり。
髪にかなり優しい温度(逆に毛量多いと「ぬるすぎる」かも)
スカルプスイッチを入れなくても(ONにした方が温度が低い)、「熱い」ということはない。
逆に言えば、毛量が多くて周辺温度が低い冬に、素早く乾かしたい人には不向き。
音の分布は低めの音色で体感上のうるささはさほどではないが、絶対的な騒音自体は小さくない
高風量モデルの宿命で、ファンの回転は速いので、音自体は結構大きい。
ただ、キーンとした高周波音はあまりなく、耳障りなわけではない。
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購入金額
3,940円
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購入日
2021年12月04日
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購入場所
ヨドバシカメラ
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