最近、部屋着としてフィッシャーマンパンツを履き始めました。
フィッシャーマンパンツとは、その名の通りに「漁師」が履いていたことから名付けられた大きなサイズ感で余った布を腰に巻きつけるように履くパンツのことです。タイなどアジアでもよく見られる伝統的なファッションでタイパンツと呼ばれることもあります。
オーバーサイズのものを履くのでリラックス感が半端ない。オーバーサイズはルーズ感があってみっともないものが多いのですが、コレは余った布地を身体に巻き付けてまとめているので細身のラインにも見せることができ、ベーシック感のあるファッションになっています。
働く漁師が愛用してた伝統的なファッションでもあることから動きやすく、ゆったりとラフに着こなすことができて、とても快適。
特徴的なのは布に折り目が付くので重ね着をしているかのような独特のシルエットになること。
ちょうど腰にカーデガンを巻き付けて縛っているようなスタイルに見えると思います。
既存のズボンスタイルとはデザインが異なる独特のシルエットは面白いですね。
ぶかぶかのパンツに脚を入れ、余った両腰部分の布を身体に巻き付けうように前方に折って畳み、背面の腰のあたりに付いている紐をぐるりと正面に持って布を絞るように縛って固定するだけ。
腰より上に余った布は結び目を隠すように折り返して整えます。
ボトムの細さや丈をある程度自分で決められるので、自分の思うようなスタイリングができます。
余った布の折り畳み方の比率を変え、片側を大きく折り曲げて巻き付けるようにすると、巻きスカートのような形にもなります。
シルエットはスカートでもパンツスタイルなので風の強い日や自転車に跨る日でも安心。
脚の太さや長さやラインが出にくいアイテムなので、体型にコンプレックスのある人にもおすすめ。
布地の巻き方でシルエットが変わり、ユニセックスで使用できるのでパートナーとの共用で使ったり合わせたりもしやすいです。ペアコーデも良いですね。
前に垂らす布地は綺麗に整えればエプロンのようにも見えるので、作業用の服などに使ってみるのも綺麗に見えると思います。
裾上げをするように折り込めば、ショートパンツや短パンといった見せ方にもすることができます。
きっちりと折り目が付くのでずり落ちにくく、もともと巻き付けて履くものなので違和感もないです。腰の折り目で裾の上げ下げは調節できるのですが、サイズ感には万能感があります。
広げると、普通に大きくウェストは2倍くらいありそうです。
コットン 100% のものは軽くて手触りが良く、パジャマやジャージのような気楽さがあります。
それでいてデザイン性があるので、そのまま外出しても誰もおかしいと思われずむしろお洒落だと思われるので、だらだらとした生活が送れること間違いなしです。
同じ生地の上着も売っているので合わせることができます。こっちは普通の Tシャツとして使えます。多少エスニック感を感じるのですが、またそこが異国情緒があって良いですね。
同じカラーだと統一感があってまとまるのですが、パジャマ感が強くなるので僕は色違いになるように合わせて着用しています。
別売りの上着の方には胸部分に深い切れ込みがあり、アクセントになっています。
こちらも普通の Tシャツには無い独特のもので、合わせて切る楽しみがあります。
ルームウェアを漁師に学ぶ
流行でもあるリラックスできるオーバーサイズは身体のラインが出にくく、着やすいです。
コットン 100% の生地は通気性が良く、夏でも涼しい。さらさらとした着心地もあって、蒸し暑い日にも快適。重ね着する必要もなく1枚でキマる独特のシルエットも、カジュアルに楽しめます。
夏は涼しいのは当然、冬もインナーを合わせることでルックスを変えずにレジャーやストリートモードでも活躍できます。
部屋着としても運動着としても世界中で人気があるとのことなので、機能性も充分です。
お洒落着として認知されているので、外出先で着ていてもお洒落さんとしか見られないところもポイントが高い。
また、腰で紐で固定されているので落ちないが、足先は袴のように広がっているので可動範囲が広く取れ、動きやすいです。パジャマとして使っていても引っ張られるような部分が無いので苦しくない上、熱気がたまりにくいので蒸れにくく快適な睡眠がとれます。
パジャマ、ジャージ、デニムに次ぐ万能感
なにはともあれ、簡単に洗濯ができるのが、楽。
素材にゴムすら使ってない、ただの布が糸で編んであるだけなので、長持ちすることになります。
カジュアルなお値段感
元々大きいウェストサイズなので、太ってサイズが変わっても全然影響しないところはお得。
ちなみに無印良品でも「漁民パンツ」として 約5,000円で販売されていたのですが、今は取り扱いが無いようですね。
ここは水槽か、生け簀か、それとも碧い海原か
ステイホーム・在宅勤務で「拠点」がベッドタウンに固定された僕らのサーフェスともいうべき外界との境界線はどこになるんだろうと考えたりしませんか? どこまでが僕で、どこからが「外」なのかなと。
どこにもいけず、じっと部屋にいれば電話やメールで捕まり、どこに居ても連絡がとれる。
どこにも逃げ場も無い。
ビルという箱の中にいなくても、リモートという四角い箱の中に捕らえられているみたいだ。
そんな新しい時代でも、ファッションを楽しむ人が手にしたい。
おうち時間も、ちょっとそこまでも、どちらでもいけるルームウェア。
おうち時間が増えて、室内ファッションが気になりだした人におすすめしたいです。
パジャマのような着心地なのに、カジュアル系ファッションに見えるというがストロングポイント。
突然のリモート会議の呼び出しや、宅配対応や、コンビニへのおやつの買い出し、なんでも恥ずかしくなくなります。
ラフで普段着のままなのに、ドレープ感もあってオシャレ上級者さんのように見えるというのが、また良いのですよ。
在宅時間の比率があがるこれからのニューノーマルは、スーツを脱ぎ捨てカジュアルな室内ウェアを楽しむ時代にもなってくると思います。
ジャージやパジャマにない「よそ行き感」「ファッション性」と、フォーマルウェアにない「快適性」「動きやすさ」の両方を兼ね備えたフィッシャーマンパンツは、これからの室内正装としてのポテンシャルが高いです。
丈などのサイズ感を自在に調節できるのは、他のアイテムや環境に合わせることができるので着回しのローテーションが高めになること間違いなし。
「部屋の中で良し」としないで、外へも出かけていきたいですね。
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購入金額
1,683円
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購入日
2022年03月06日
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購入場所
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