先日仕事関連でWebカメラを買っておこうと思い、フルHD対応で980円という特価品を注文したのですが、そこで同時に特価品として出ていて何となく買ってしまったのがこのSSDです。私自身、外付けSSDはスティックタイプの製品以外殆ど使っておらず、買っても無駄なような気はしたのですが、安かったのでつい…。
比較的使っているのはこちら。
殆ど使っていないのがこちら。
まあ、I-O DATA SSPH-UT480K/Eは意外と体感速度が遅く、中身のSSDがADATA SU630(QLC NAND)という信頼性の低さが影響している点も否定できませんが…。
私がこの類のSSDを買う際には、GB単価が10円辺りまで下がっているか否かが大きな判断材料となります。今回もこの壁を破っていたので買ってしまったわけです。
一応公称速度性能はRead 400MB/s、Write 320MB/sとなっていて、前述のSSPH-UT480K/Eよりは結構良さそうです。USB 3.0相当(表記ではUSB 3.2 Gen1)であれば400MB/sを超えていれば実測値の上限に近い水準ですからね。
パッケージの内容物です。本体とUSB 3.x microBケーブルの他に、マニュアルが2種類添付されていました。
中身をよくみると、PC接続時のマニュアルに加え、SONY PlayStation 4接続時の専用マニュアルが用意されていたため2種類となっていたようです。最近SSDは外付けであればPlayStation 4、内蔵NVMeであればPlayStation 5への対応を謳ったものが増えていますね。
本体はいかにも2.5インチ形状のSSDが入っていそうな外観と大きさです。
ケーブルの接続端子はこの類の製品としては標準的なUSB microB形状です。ただ、比較的安価で速度性能がさほど高くないSSDに関しては、ケーブル内蔵にしておいてくれた方が使い勝手は良いような気もします。
公称値を大きく超え実用レベルの性能を確保
それでは速度を計測してみましょう。普段USBメモリーやメモリーカード類を評価する場合に用いる、Crystal Disk Markの2つのバージョン(5.1.0と7.0.0h)で計測します。接続先はAMD Ryzen 9 3900を搭載したASUS X370-A(OSはWindows 10 Pro V21H2)となります。
その前にCrystal Disk Infoでドライブの情報を取得してみました。
接続した時点で電源投入回数が9回というのはちょっと多い気がしますが、まあ良いでしょう。総書き込み量も既に2GB記録されていますが、この時点で私はこのドライブに何も書き込んでいません。
ちなみにこの製品の公称容量は250GBなのですが、Crystal Disk Infoでは「ELECOM SSD 256.0GB」と表示されます。まあどちらでも大差はありませんが。
Read,Write共に公称値を超えてきました。Readに関してはUSB 3.0相当の接続ではほぼ実用上限値ですので、SSDそのものはもう少し速い可能性もあります。Writeに関しては350~370MB/s辺りを記録していますので、公称値よりは1割以上良好な結果といえます。
テスト実施中の値のブレもあまりありませんでしたし、ランダム4Kで極端な弱さも出ていませんので、中身のSSDは恐らく一般的なTLC NAND採用製品でしょう。
Web上のレビューでは結構「すぐに壊れた」などと書かれているものが多く、一抹の不安はあるものの、価格の割に速度はまずまず良好でお買い得ではないかと思います。
ただ、この辺りの容量はUSBメモリーで確保できる程度であるだけに、敢えて大げさなSSDを選択する価値があるかといわれると、少々考えざるを得ないところです。
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購入金額
2,480円
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購入日
2022年02月12日
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購入場所
コジマネット
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