レビューメディア「ジグソー」

丈夫さと画面の大きさ及び解像度は正義

1億画素のカメラを買ったらRAW現像に支障が出てきた。特に星景写真ではノイズリダクションをするので、現在持っているディスクトップPCでも4240万画素で41MBのRAW現像に2分30秒程度かかるので、1000枚のRAW現像をバッチで流すと2日近くかかってしまう。

買うなら旅先の車中泊でも使用できるようにノートPCを価格.comで検索してみた。出来れば17インチ4Kモニタが欲しいが40万円以上もするので1ランク落として16インチでWQXGAで検索したら、MSIのCreator-Z16-A11UET-001JPが最安値でヒットした。

 

価格.comでの検索条件

  • 画面サイズ:16インチ
  • CPUコア数:8
  • メモリ:32GB
  • 解像度:WQXGA

11月時点で検索したら6件ヒットした。CPUはインテルとAMDが半々だったがAMDの方がCPUスコアが高いものの値段の方がそれ以上に高額で30万円を軽くオーバーしており手が届かなかった。

ちなみに17インチで検索するとAMDはヒットしなかった。

24万円前後でドスパラとマウスコンピュータも調べてみたらCPUやグラフィックがワンランク下だが他は同等のノートPCがあった。

最終的にドスパラとマウスコンピュータと本製品の仕様を見比べてみた。すると本製品には冷却性能が強力とかミルスペックスタンダードに準拠しているとかの内容が目についた。特においらはミルスペックスタンダードに目がない。

でも予算20万円なので4万円オーバーは痛いなーと思っていたら、Amazonのページに6万円引きは2日後までで、過ぎると元の価格に戻りますと記述があったのでポチってしまった。(^^;)

すなわち、ブラックフライデーに関係なく、同価格帯の他のノートPCよりワンランク上のCPUとグラフィックを購入できたことになります。

更新: 2022/01/15

更新履歴

 

  1. 2021/12/13 初投稿
  2. 2022/01/10 一般的なRAW現像時のCPU負荷セクション追加
  3. 2022/01/13 星景写真のRAW現像セクション,満足度レビューの視点追加
  4. 2022/01/15 満足度レビューに車中泊で追記
更新: 2021/12/13
スペック

大画面で丈夫にも関わらず薄く軽い筐体

仕様概要

  1. 【CPU】インテル Core i7-11800H
  2. 【GPU】NVIDIA GeForce RTX 3060 Laptop GPU
  3. 【メモリ】32GB
  4. 【SSD】1TB
  5. 【OS】Windows 10 Pro
  6. 【ディスプレイ】16インチ、WQXGA(2,560×1,600)、グレア、リフレッシュレート120Hz、DCI-P3相当、タッチ機能対応
  7. 【I/Oポート】Thunderbolt 4 Type-C ×2、USB3.2 Gen2 Type-A ×2、ヘッドホン出力 (Hi-Res対応)/ マイク入力 コンボジャック ×1
  8. 【Webカメラ】92万画素(顔認証機能対応、マイク内蔵)
  9. 【製品保証】お買上げ日より2年間
  10. 【本体サイズ】359×256×15.9mm
  11. 【本体質量】2.2Kg

詳細は、MSIのHPで(←MSIのHPが別窓で開きます)

 

特に気に入った点

  1. 高品質感あるアルミ削り出し加工の筐体
    厚さ:15.9mm
  2. 洗練されたデザイン
  3. 最新の第11世代インテル® Core™ i7 プロセッサー
    8コア16スレッド
  4. 高性能なGeForce RTX™ 30シリーズ グラフィックス搭載
    WQXGA (2,560×1,600) の解像度
  5. クリエイターノートPCとして優れた映像表示
    DCI-P3相当の広色域,色差 (⊿E) 2以下,CalMan認証取得,True Color
  6. 強力な冷却システム
    5本のヒートパイプとブレード厚 0.1mmのファンを3基
  7. Mini LED Per-Keyキーボード
    美しいだけでなく薄暗い車内でもタイピング可能
  8. 次世代規格「Thunderbolt 4」×2、USB 3.2 Gen2 Type-A ×2搭載
    最大40Gbpsのデータ転送と最大8K解像度を映像出力が可能
  9. アメリカ国防総省認定MIL規格「MIL-STD-810G」に準拠
  10. Windows 11 無料アップグレード対応

中でも1億画素の星景写真のRAW現像を1000枚以上連続でバッチ処理する可能性があるため、強力な冷却性能には安心感があります。また、屋外での使用は考えていませんが車内でも温度環境や振動を考慮するとミルスペックスタンダードに準拠しているのも安心感があります。その二つが、このノートPCを買うことに決めた大きな理由です。

CPUの確認
CPUの確認

マザーボードの確認
マザーボードの確認

メモリの確認
メモリの確認

グラフィックの確認
グラフィックの確認

更新: 2021/12/13

本体と付属品

開封の儀
開封の儀

段ボールの中に白い箱が二個入っていました。本体の白い箱は化粧箱で丈夫に作られているようです。開封に期待が膨らみます。

本体と付属品
本体と付属品

さらに黒い袋の中に本体が入っていました。付属品は電源コネクタとマニュアルだけでシンプルですね。

持つと重量は2.2Kgなのにズッシリとした重量感があり、高い剛性も感じます。

電源を入れて起動し、一連の初期化を行い一気にWindows11にアップデートしました。

更新: 2021/12/13
外観

洗練されたデザインに満足

性能には関係ないとはいえ、クリエーターにとって洗練されたデザインのツールを使うことは何か触発されるものがあると思います。アルミ削り出しの筐体は高い品質感も醸し出しています。

閉じた状態
ドラゴンマークの上蓋

色はグレーと言うよりチタンカラーで渋い色です。おじさんクリエーターには受けそうですね。

起動後
起動後

キーボードの照明はLEDで色が青から赤へグラデーションで移動します。クリエーター用としてこだわり過ぎているような気がします。16インチの大画面だからテンキーボードにして欲しかった。

右側面
右側面

左からmicro SDカードリーダー(microSDXC対応),Thunderbolt (タイプC),USB 3.2 Gen 2(SuperSpeed USB 10Gbps)ポート,右の3か所は通気口です。

micro SDカードリーダーよりも通常の SDカードリーダーの方が用途が多い用に思うんですが...

Thunderbolt (タイプC)について

  •  Thunderbolt™ はUSB、PCIe、HDMI、DisplayPort接続、8Kディスプレイモニタ ー出力に対応します。
  •  AC電源を接続した場合、最大5V/3Aのポータブル充電出力に対応します。

左側面
左側面

左から、電源コネクタ,通気口(4か所),USB 3.2 Gen 2ポート,Thunderbolt (タイプC),オーディオポートコネクタ,ステータスLEDです。

なお前面側面には何もありません。背面側面は通気口のみです。

USB2.0ポートも一個欲しかった。マウスやテンキーボード接続用に...

こうしてみると、国産よりも台湾製の方が先進機能に準拠するだけでなく古い規格はあっさり捨てていますね。

そう言えばDVDドライブも無いが、今時必要ないでしょうね。WiFiで接続しストリーミング再生しますから、その点は僕も全く問題なし。外付けのブルーレイドライブ持っているし。
そもそも、このノートPCでビデオを見れるほど暇はない。ビデオを見ていたらRAW現像バッチ処理が遅くなるだけだし、バッチ依頼したら写真撮りに行くだろう。

更新: 2021/12/13
機能性

上を見ればきりがないが十分な性能

 

お約束のパフォーマンス・チェックです。なお、PCMARK 10で計測しようとしましたが、ソフトをダウンロード時に警告が出てダウンロードできませんでしたので、CINEBENCH R23とCPU-Zにて行いました。

Cinebench R23で計測
Cinebench R23で計測

惜しい、CPU(Multi Core)が1万越えならず。ですが一応、上位に入っています。 

 

CPU-Z
CPU-Zで計測

 

俺Temp
Core Tempでベンチ計測後の温度

最大87℃まで温度が上昇しましたが、計測終了した直後に温度が半減しました。

基本的には出先でも電源コネクタ駆動を考えています。車中泊も長期間となると電源も用意することを考えています。

 

内蔵SSD
内蔵SSD(電源コネクタ使用時)

十分、早いような気がします。

 

ゲーム(電源コネクタ使用時)
ゲーム(電源コネクタ駆動)

ゲームは暇がないので、する予定ないですが一応計測してみました。しかし30万円もするノートPCが「普通」って...、しかし、WQXGAにて標準品質で普通に最新のゲームが可能なようです。すなわち、競技はできないけど楽しむことはできそうです。

デモのゲーム画面を見ていて、最近のグラフィックは本当にキメ細かくて凄いなと見とれてしまいますね。

更新: 2022/01/13

一般的なRAW現像時のCPU負荷

RAW現像に使用したソフト

僕が持っているカメラのCPU負荷をタスクマネージャーで見てみました。RAW現像に選んだファイルは、各カメラのレンズや撮影日時が異なるために条件が完全には一致しませんが、揃えるために昼間の順光撮影時で似たような画像としました。また、現像パラメータも風景を基準にしていて殆ど同じです。
なお、RAWファイルは、外付けUSBのHDDドライブを使用しました。

僕のPCの使用方法は、アプリ起動用でデータは全てNASか外付けHDDにしています。家ならNASで出先では外付けHDDとなります。ノートPCにRAWファイルをコピーした方が少しは早くなるかもしれませんが、膨大なファイルを一々ノートPCにコピーして格納先のNASにコピーし直すのは現実的ではありませんので、現実的に使用している方としました。

 

1.オリンパス OM-D MarkⅢ(2000万画素,約20MByte)

レビューは、MarkⅡのものですが基本的にRAWファイルは変更されていません。

OM-D Mark Ⅲ

最初の山がファイルの読み込みで、CPU負荷は100%に近い山が2回ありますが、1メモリが3秒なので約12秒かかっていることになります。ファイルの読み込みからですと約24秒です。

 

2.ソニー α7RⅢ(4300万画素,約43MByte)

CPU負荷が100%に近い山が一瞬あるものの85%程度で約15秒かかっています。ファイルの読み込みからですと約29秒です。

 

3.富士フィルム GFS100S(1億画素,約118MByte)

さすがにCPU負荷が100%に行ってしまい約33秒かかっています。ファイルの読み込みからですと約39秒です。

 

4.ニコン D7500(2000万画素,約25MByte)

CPU負荷の山が2回ありますが、約12秒かかっています。ファイルの読み込みからですと約18秒です。

 

面白いことに同じ2000万画素のOM-DとD7500 が似たような形になっていますね。でもD7500 の方がCPU負荷が低く時間も短くなっています。これはおそらく使用しているレンズの違いで、OM-Dは望遠ズームレンズでD7500 は超望遠ズームレンズで撮影域が異なっているのが原因と思われます。すなわち、D7500の方が遠方を映しているため空気の透明度の影響を受けやすく解像感が劣っているのが影響していると思われます。

更新: 2022/01/13

星景写真のRAW現像

SILKYPIX Pro11でGFX100Sで撮影した星景写真を単独とバッチでのRAW現像を行いCPU負荷と温度を計測してみました。

今回は、RAW現像をバッチで大量に処理するため、CドライブにRAWファイルをコピーして結果の残したいものやタイムラプス動画だけをUSB外付けHDDにコピーします。

 

RAW現像に使用したソフト

 

富士フィルム GFS100S(1億画素,約118MByte)

    

RAW現像1枚のみ
RAW現像1枚のみ

タスクマネージャーでは1分までしか表示できなかったので、MSI Centerで見てみました。1枚のRAWファイル読み込みから現像完了するまで6分程度かかりますしCPU負荷も100%に張り付いてしまいました。それでもWindows11のマルチタスク処理によりネットサーフィンも普通にできますし、ストリーミング再生も止まることなく再生できました。

星景写真の現像ではノイズリダクション処理が入ってしまうので一気に重くなってしまいますね。
昼間の順光撮影時と比べると9倍の処理時間がかかっていることになります。

RAW現像1枚のみ
RAW現像1枚のみ

!マークのついているコア#2とコア#4が95度を超えてしまいました。

更に375枚のRAW現像バッチ処理も行ってみました。RAW現像バッチ処理時間は10時間40分かかり1枚当たり平均1分50秒でした。

RAW現像バッチ処理
RAW現像バッチ処理

ウワー!マークだらけ、100度に達しているし...よくぞ、ご無事で処理を終えてくれました。
ちなみに部屋の暖房はエアコンのみで、僕は暑がりなので温度を16度に設定しています。

更新: 2021/12/13
総評

クリエーター用としては標準的な画面とパワーで満足

4000万画素以上のRAW現像をするノートPCとしては標準的なパワーを持っていると思われますが、納期を抱えているプロには物足りないかもしれません。とは言えカメラマンのプロもピンキリなので2000万画素で十分な用途には十分すぎるパワーと言えるでしょう。

また、強力な冷却性能とミルスペックスタンダードに準拠した丈夫な筐体は安心感をもたらします。

しかし、クリエーターやビジネス用途は、基本的にあまり移動はしませんので、厚さ16mm弱と重量2.2Kgは品質過剰に思えます。各社共に薄さや重量の軽さにこだわっていますが、10年間、車の部品メーカーにてソフト開発に従事した時でも出張は車移動でした。当時のノートPCは分厚く重量も5Kg近くあったように思いますが誰も不平を言う人はいませんでした。普段は大画面高解像度のサブモニタで開発していて、出張時にはノートPCの低い解像度でプレゼンを行おうとするとツールが見当たらず客先に「しばらくお待ちください」と言っていたことを思い出しました。この大画面とWQXGA以上の解像度なら、そのようなことはなくなるでしょう。

今回は、ファースト・インプレッションと言うことで一般的なレビューをしてみました。一億画素のRAW現像も試験的に行っただけで本格的に行っていません。まだ、一億画素のカメラを買う前の9月に撮影したカメラの現像を行っているぐらいです。今後は、本格的にRAW現像の中心PCとして使用し、4Kタイムラプス動画どころか8Kタイムラプス動画にも挑戦してみたいと思います。

気が向いたら、レビューにも追記していきたいと思いますが、例によって予定は未定です。

更新: 2022/01/15
満足度

抜群の安定性と16インチWQXGAの画面に満足

今回、375枚のRAW現像をバッチ処理してみました。1枚当たりのRAW現像時間は1分50秒で10時間40分かかりました。さすがに1億画素ではCPU負荷が100%に張り付くものの、Windows11のマルチタスク処理によりメールチェックやネットサーフィン,ストリーミング再生も全く問題なく行えましたし、熱暴走による中断も一切ありませんでした。

但し、ファンの音は結構しますが、同じ部屋の隣で寝て居ても耳障りではありませんでした。

 

16インチWQXGAの画面もRAW現像するには十分可能でした。欲を言えばきりがありませんが...

SILKYPIXのRAW現像画面
SILKYPIXのRAW現像画面

右側のペインをカスタマイズして3つのTABとし、よく使うツールを割りつけています。これにより一々ツールを呼び出したりすることなく編集できますし、真ん中のメイン画面も十分な解像度で見ることができます。

また、スマホとのWiFiテザリングも便利ですね!出先では重宝します。

  • 購入金額

    239,799円

  • 購入日

    2021年11月30日

  • 購入場所

    Amazon

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