CPUはシングルコアHT 1.83GhzのATOM N470、メモリはDDR2 2GBが1枚、HDDは500GBの大容量(日立製)。本体には無線LANとWEBカメラが内蔵、USBは3ポート(右1、左2)、D-Sub外部モニタ出力とカードリーダーも装備。まあネットブックの定番パターン。
液晶は1024*600の10.1インチワイド。OEM元の英語マニュアル見る限りLEDバックライトらしいぞ。さすがに重量は軽くカタログ値0.97kg。
このPCの価値の大半を占める天板はいわゆるステッカーではなく直接塗装。恐らく透明樹脂の裏側から塗装しているように…と思ったら天板側面の塗装に小さな傷がついた。
どうやら厚手のクリアーは吹いているものの表面からの塗装のようだ。傷には注意したい。
えーマジキモーイなのでカバー必須です。キーボード側はすげえシンプルなブラック処理なので、壁紙に気をつければ普通のネットブックっぽい。
そしてOSは窓辺ななみに合わせてWindows7Ultimate。ネットブックの性能でUlt必要なのかと突っ込んではいけない。いやむしろ高性能PCでも基本Proで十分だしそっちのがサポート長いよねとかry
さて実際の使用感をざっと。ななみテーマに加えて壁紙いっぱい&CM動画がついてくるからななみファン歓喜。但し確実にバックアップはとらなければならない。なぜかといえば「リカバリディスク」ではなく単なるOEM版Win7がついてきますから!別途付属のディスクもドライバ類だけ。
なお、壁紙のサイズは当然ネットブック解像度なのでデスクトップPCで使うと切なくなります。
バッテリーは小型で持ちは通常使用で3時間くらい。使用状況によって大幅に前後する。
OS起動までの時間はこちらである程度ソフトを弄った状態で、電源ボタンを押した瞬間から1分30秒程度。プレインストールのノートン先生2010をオンにしたら+10秒くらい。やはり常駐ソフト類は最低限にすべきか。Windows7はスリープが優秀なのでそちらを使うのも吉。
(余談だがMXSSD2MDS-50GというSSDに換装&OS再インストールすると40秒まで短縮)
覚悟していたほど遅くは無く、以前使っていたセレロン430(CoreSoloの廉価)ノートに比べるとHTの恩恵か体感のストレスが少ない。まあCULV買ったほうがよさそうだけど、割り切って使うなら大丈夫。09年まで800Mhzのセレロンノート(PenIII時代)を使っていたヤツの言葉なのでかなり基準が低い点はご容赦を。グラフィックチップは旧ATOMと異なりG31に近いG3150になっており、そのおかげかエアロデスクトップもそこそこ動かせる。ムリをすればパンヤも遊べた。あくまでムリをすればだが。
SSD換装後は事務用途に十分&持ち歩きに便利になったのでガチで仕事用に使ってます。古いフォトショップエレメンツも突っ込んだので簡単な画像加工もがんばる。
Zigsowのレビューも大半はこのななみネットブックで空き時間に下書きしたものだったりする。相当「実用品」としてコキ使われている。
消費電力はアイドル時10W、高負荷でも17W程度。さすがATOM。これですませられる作業はこれですませれば、エコロジストを気取れます。
正直天板とネタのために買った筈なのだが、気づけばメインPCに匹敵する使用時間。パソコンは性能だけじゃないですね。
尚、このネットブック、WindowsUlt搭載と天板のせいか65000円というヘタなCULVに迫る価格だったりする。同等のネットブックが4万台で買えるのにね!
コストパフォーマンス?しらん!!
追記いくつか
●私が買ったときは間違いなく“Lesance VN-ななみN1(青) N470502G-7U」”という販売名だったのですが、11年5月現在パソコン工房のサイトでは“「窓辺ななみちゃん ver.青」ビジュアライズノートパソコン”という名前で販売されています。
●わりとOEM元について情報探してる人がいらっしゃるようなのでリンクはっときます。
Clevo公式 Clevo
こちらのモデル紹介にはM1100というモデルがありませんが、ダウンロードページ
にて「M110X series」っという項目を選べばドライバ類やマニュアルが用意してあります。
まさかの2台目入手。
さて、購入からはや1年と3ヶ月。CULVを経てウルトラブックが登場した今、最早ネットブック自体が時代遅れとなりつつある。ましてやコイツは色モノだ。なのに天板に傷がつくのと羞恥プレイのリスクがありながら外出時どころか家でまでこのネットブックを使う時間は多い。実用品なのだ。
この1年の間に他のネットブックやノートPCを触る機会もあったので、それらをふまえて気付いた事を書いてみよう。
○N470と32bitWindows7とSSD
先述の通り購入まもなくSSDに換装しているのだが、やはりこれが体感速度に与えた影響は大きい。HDD搭載ネットブック(デュアルコアATOM搭載)を触ったのだが体感速度は大幅に低下する。それどころかCore2DuoクラスのノートでもHDD搭載機と比べると場面によってはSSD+N470に劣るのだ。
逆に言えばSSD化さえしてしまえばシングルコアATOMでも案外快適だ。比較対象がおかしいがPentiumIII 1GHz*2にWEIスコアでは勝っているし、HTの恩恵かCoreSolo等純粋なシングルスレッドCPUより有利な場面も見受けられる。
ちなみにSSDへの換装はキーボードのツメを4箇所外すだけなので、簡単に行える。また場合によるのだろうが、私の場合SSDへの換装後に初期不良(冷却ファンの不調)が発覚したのだが、幸いSSDのまま修理を受け付けてくれた。
尚メモリスロットも背面のネジ1本でアクセスできる簡便さだが、実質2GBが限界なのであまり意味は無い。
○液晶・操作性
一応ネットブックとしては最大クラスになる10型液晶。とはいえ縦方向解像度が600しかないのが厳しく、タスクバーは隠す設定にするか横方向にするのが現実的。
またベゼル部が広く、本体は液晶より一回り大きくなっている。一見すると難点に見えるが、実はこれが大きな意味を持っていた。
キーボードが本体幅いっぱいまで取られている上に、小型キーボードで有利なアイソレーションタイプ。実測で主要キーピッチは17mmとネットブックとしては普通なのだが、配列が比較的正直なので扱いやすい。
同じ10インチクラスネットブックを触った時タイプミスを連発してしまったのは恐らくこのネットブックがアイソレーション&無難な配列のせいだろう。キータッチは好みもあるが意外とまともな部類だ。
タッチパッドはSentelic製のものを搭載。ユーティリティはシンプルなものだが「キー入力後任意の時間認識を停止させる」「USBマウス接続時は停止」「左右・上下スクロール機能のオンオフ」等ツボを抑えた設定が可能だ。本体が小型な為どうしてもタイピング時にタッチパッドを触れてしまう事がおおいので、キー入力後任意の時間無効化できるのは大きい。
○筐体・バッテリー
全て樹脂製で本体の剛性はあまり高くないと思われるが、その分バッテリー無しの場合カタログ値1kgを切る軽さが武器だ。バッテリーは3セルなのでつけてもさほど重くないが、稼働時間の短さが難点。電源のない場所での打ち合わせがある場合は事前に満充電必須。
但しATOM自体がアイドル時と負荷時で消費電力が倍近く変化するので、使用状況によっては予想外の持ち(4時間以上)を見せる事もある。
○拡張性&インターフェイス
最近は省かれることさえある有線LANやD-Sub出力。もちろんUSBを介したアダプタ等を使用すればいいのだが、私の場合は咄嗟に必要な場面があるので、あるに越した事はない。また内蔵カードリーダーも重宝している。
但しブルートゥースがあれば無線マウスのレシーバー分USBを節約できたので欲しかったところ。
…と、わりと褒めている。しかしあくまで「SSD化」「最低限のソフトインストール」「2010年までWinMe時代のVAIOを使っていた」「変態」の感想だ。はっきりいってATOMの低性能っぷりは今更お話にならないという人のほうが大半だろう。
実際私も今となっては「パソコンとして使える最低ライン」がこのネットブックだ。例えばこれより液晶が小さかったら、これよりキーボードが打ち難かったら、これよりCPU性能が低かったら…はっきりいって常用する気にはならないだろう。
しかし「Windows環境を手軽に持ち歩ける」メリットはやはりありがたいのだ。
●おまけ
面白いので他のモノのレビューにもちょくちょく登場させられるななみネットブック。
(http://zigsow.jp/review/214/228171/Manyaさん COFFEE HUNTERSレビュー)
何か目印代わりによくイベント出撃するななみネットブック。
ウルトラブックのイベントにななみさんネットブックで突入するの図
Windows8発売前夜祭りにもななみネットブック持ち込み。
なんと窓辺ななみのレイヤーさんに持って頂いて写真撮らせてもらいました(マテ
ムチャ振りに対応してくれたレイヤーさんありがとう。
コミケにマイクロソフトが出展するというので空いてる時間を狙ってななみネットブック。
クラウディアさんが蔑んだ目でこっちをみている!
3日目には安曇瑠璃さんに持ってもらったぞ!(壁紙は↓のをスキャン)
協力していただいたスタッフの方及びレイヤーさんホントありがとうございます。
Intel Technology DAY in Akiba 2013ではKvartさんのそに子ノートと夢の(悪夢の?)ツーショット。それにしてもでかいなあそに子(何)。大きさ完敗じゃないか(だから何の)。
窓辺ゆう&あいライブイベントに持っていったら新型機(?)が置いてあったのでまたまたツーショット。しかしでかいのは買っても持ち歩けないな!
BUYMOREアウトレット館にあった伝説の窓辺ななみ時計を見物中。結局時計は未入手。この後どこへいったのだろう…
2013年7月、ついにモバイルPCの後継としてSurface Proを購入、実用品としての役目は終えて、今後家でまったり休む事に。いやほんと、冗談みたいな話だけど2年半ガチでモバイル&サブPCとして酷使してたもんで。
サフェプロに背面まで引き継いでしまっているがな!!
ななみサフェプロはあくまで自作貼りつけ品なので、ここぞというイベントでは「純正ななみグッズ」であるコイツを持ち込み予定。
というかSurface用の有線LANアダプタ導入が遅れたせいでその後も何度か持ち出しているし、未だにD-Subアダプタは用意していないのでD-Subが必要な場合はまだコチラが出る可能性が…
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購入金額
65,000円
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購入日
2011年01月頃
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購入場所
パソコン工房(通販)
愛生さん
2011/05/23
下小川さん
2011/05/23
makibisiさん
2011/10/28
ネットブックは便利ですよね~。
・・・といいつつ、最近立ち上げていないのですが。www
下小川さん
2011/10/28
ちなみに同社製の痛ネトブでUlt搭載してるのはさすがにコレだけです。ただスターターだと壁紙やテーマが使えないので皆Home以上を搭載してるようですが。
スマートフォンとかタブレットを購入したらモバイルPC使わなくなったって人はよく聞きますね~
私電話は電話で通話専用機と化してるので、ネットブックは手放せませんw
ルーファスさん
2011/11/21
ただし、CPUはCore i7 720QM 1.6Ghz RAM 4GB HDD 320GB 15.6インチ 1600x900解像度液晶 WIN7 Ultimate 32ビット版とまあまあだけど、グラフィックがRADEON HD 4570 512MB (シェダー数80個)とまあ、低スペック過ぎてどうにもならない (スカッとゴルフ パンヤ グラナド エスパダを 1024x768解像度の窓画面でプレイするなら問題ないけど、それ以上になるとグラフィックが高性能なPCを買わないと駄目なのが難点でした。) けど、ASUS U30SDのGeForce GT520M 1GBが故障後、修理に出したときの繋ぎ他としては使えました。
(結局元2階の自室から現1階の自室にメインデスクトップPCを降ろして設置しなおした。)
下小川さん
2011/11/21
でかいぶん天板の絵柄もでかくなってうらやましい!
私はノートに関しては低スペに慣れきっているのでそちらのモデル触ったらウヒョーウヒョーとしてしまいそうです。
さすがにシングルコアATOMとG31では「割り切り」が必要なもので。それでも愛で仕事用につかっちゃってますが。