随分以前に購入していたRCAピンケーブルですが、メインPCの入れ替えによりようやく出番が回ってきましたのでここで取り上げたいと思います。
現在私のメインPCには、USB DACまたはオーディオインターフェースとして
・FOSTEX HP-A8
・CHORD Hugo
・Digital Audio Labs CardDeluxe CDX-01
が接続されています。Hugoを入手するまでは、その場所にはLINDEMANN USB-DAC 24/192Xでした。
普段音楽を再生するだけの時には、ヘッドフォンアンプ内蔵であるHP-A8かHugoを使います。最初はHugoだけにしてHP-A8は外しても良いかと思っていたのですが、Hugoはゲームや一部アプリケーションの出音に問題があり、使い勝手はHP-A8の方が良いためです。音質的にもどちらにも持ち味があり、一概に善し悪しを決められないという理由もありますが。
そしてPCIスロットに内蔵しているCard Deluxeですが、これは完全に録音用です。前メインPCのときには同軸デジタルはIn/Out双方を使っていたのですが、現在はデジタル・アナログともに入力のみ接続している状態です。
今回用意したaudioquest GOLDEN GATEは、たまたま販売店に3mという特注扱いの長さで箱破損特価品が出ていたため。PC背面に入力するのに都合が良いかと思い購入することにしました。ケーブル長が1.5mでは少々心許なく、2m以上でそこそこ品質を持ったケーブルを元々探していたのです。
よく見れば裏面左下辺りの角が潰れていることがおわかりいただけると思います。
中身はこのように収納されていますので、角が潰れていても全く実害はない訳です。
価格帯の割には太さはあまりなく、取り回しは比較的良い方でしょう。さすがに2千円損後のケーブルと比べれば太さも硬さも上ですが…。
RCAピンはaudioquestのロゴと矢印が色分けされていて、これで左右を見分けられるようになっています。L/Rを表記しておいてくれた方が親切な気もしますが。
USB DACの違いは十分に表現できている
このケーブルはCard Deluxeのアナログ入力に、RCA-PHONE変換アダプターを介して接続しています。楽器用の安い変換アダプターを介していますので、ケーブルそのものの実力は少し割り引かれた状態であるとご理解ください。
先日CHORD Hugoを入手した際に、既存のLINDEMANN USB-DAC 24/192Xと音質を比較するために、この2つのUSB DACからの出力を接続するのに使ったのがこのケーブルとなります。
2つのUSB DACからの出力を、このケーブルを介してCard Deluxeのアナログ入力に接続した訳ですが、その状態で録音されたWAVファイル(いつも通りの24bit/88.2kHz)を聴き比べてみると、それぞれの音の特徴はきちんと把握できました。少なくともその違いを表現できる程度のクオリティは確保されているということは判りました。この試聴結果に基づいて、USB-DAC 24/192Xを外してHugoを常用するようになったということです。
オーディオケーブルの世界では、上のクラスにいくに従って長さの僅かな違いも価格差にかなり響いてきます。このGOLDEN GATEは1.5mで8千円と、入門クラスよりは1グレード上という程度であり、3mは1万円少々が元値だったと記憶しています。
今まで自宅で使ったことがあるaudioquest製のRCAピンケーブルは、クラス的に両極端といえるCheetahとG-SNAKEしかないのですが、GOLDEN GATEは明らかにG-SNAKEの方に近い傾向だと思います。
決して格安という価格帯でもありませんが、それでも今となっては3mかつ一定レベルのクオリティを持つケーブルとして手頃だったのは間違いないと思います。このケーブルの性能が判るような比較試聴は行っていませんが、コストパフォーマンスは及第点でしょう。
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購入金額
6,600円
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購入日
2019年10月頃
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購入場所
ノジマ オーディオスクエア
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