所持する音楽データに対する私利私欲...イヤ私情私見あふれるコメント、音楽の杜。こういった分野のものは「好み」ですし、優劣を付けるのもそぐわない気がしますので、満足度の☆はあくまで私的な思い入れです。シリーズもの楽曲。一つのテーマに沿って作られ、互いに関連性を持ち、全体としてもある事を表現する...というものです。そんなシリーズもの楽曲の一つをご紹介します。
そして「芋づる式洲崎綾 Part8」。Webラジオのキャラクターの面白さと天使の歌声のギャップ萌えですっかりファンになった洲崎綾(あやちゃん/ぺっちゃん/あやっぺ)関連。年末(12月)といえばあやちゃんのバースデイということで、それに向けてこの1年で増えてきた彼女の参加した作品や楽曲、Webラジオのイベントやそれらの関連商品まで、幅広く芋づる式にご紹介するシリーズレビューの...さらにさらにの8回目。
THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS。2011年末サービスインのソーシャルカードゲーム。特徴は100名以上(2020年現在190名)のアイドルが登場していること。キャラクターが多いためプレイヤーの受け入れ幅が広く、また(主力キャラはいるものの)ここまで多いとイベントなどで「必ず揃わなければならない」キャラというものがおらず、主力キャラの最大公約数で日程が組めるためか、大規模リアルイベントによる活性化も(去年までは)図りやすかったのもあったようで、現在でも続く息の長いコンテンツになっている。
アイドル育成ゲームなので、まずそのアイドル単独の持ち歌がCDとしてリリースされた。しばらくは、主に3種の属性(キュート ・ クール ・ パッション)内でユニットが組まれて楽曲発表されていたが、その後属性横断ユニットが組まれるようになった。
それらユニットは何かのテーマに沿って組まれることが多く、2017年には「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS MASTER SEASONS!」というコンセプトでユニットが組まれた。その名の通り「SEASONS」、つまり季節を表した4つの楽曲を、3属性から一人ずつ選ばれたアイドルによって構成された3人ユニットで歌うという企画。作詞家森由里子が全曲の歌詞を手がけ、実は4つの曲を繋ぐと、一つのストーリーとなっているという造りらしい。
曲の発売順はストーリー順ではなく、ラストの「桜の風」までは関連性が明確にはわからないようにしていて、でも全ての曲のタイトルに「風」という言葉を入れて関連性を示唆しているというシカケがしてあったらしい(森由里子のブログより)。
ただcybercatとしてはデレマス関係の楽曲を全て押さえていたら破産してしまうので、あやちゃんがかかわった「夏」版だけを入手。
表題曲「銀のイルカと熱い風」。声優アーティスト界隈および、AKBやSKEなど48系に楽曲を提供するアピール度が高い曲を書く俊龍の筆。歌うはクール属性のアイドル新田美波を演じるあやちゃんと、キュート属性の緒方智絵里役の大空直美、パッションのギャルアイドル大槻唯に声を当てている山下七海。歌い出しはななみんが元気よく担当し、夏のイメージを増強している。2番はそらそらがかわいらしくまとめている。あやちゃん担当は1番のBメロと2番のAメロリピートの部分で、しっかり曲のボディを支えているが、大きく目立つ部分ではない。ただ、担当パートが異なるGame Versionを聴いてみると(本CDには未収録)、印象が大きく違うため、声のポテンシャルは高いンだよなぁ..
残る3曲は3属性の曲。このなかでは表題曲と方向性が全く違う「とんでいっちゃいたいの」と「夏恋 -NATSU KOI-」がいい。
「とんでいっちゃいたいの」は、キュート曲で、一ノ瀬志希(CV藍原ことみ)と三村かな子(CV大坪由佳)、宮本フレデリカ(CV髙野麻美) の3人による軽やかな曲。サビの♪飛んで行っちゃいたいの/君の所に♪という部分が、実際には♪と・と・と 飛んで行っちゃいたいの♪と歌われていて、さらにバックビートからずらしてスネア音が入るシカケもあって、粋で素敵な曲になっている。
クール曲の「夏恋 -NATSU KOI-」は、クールらしく緊張感あるドラマチックな曲。デジタルでファットな音造りが印象的なダンス曲。担当は塩見周子(CVルゥティン)、橘ありす(CV佐藤亜美菜)、松永涼(CV千菅春香)の3人。12歳クール属性アイドル橘ありすを表現するみーなちゃんの「幼いんだけどクール」という絶妙な表現が聴き所。
「MASTER SEASONS SUMMER! オリジナルドラマ」は、「ドキドキ憧れデート in 夏の水族館」。表題曲を歌った3人によって演じられた。ギャル設定の唯に水族館デートのシミュレーションをさせられるふたり。まずは美波が彼氏役。キャピっとした感じのななみんの声と、イケメンヴォイスに作った(といっても美波の特徴は残している)あやちゃんの声の掛け合いは、かなり尊い。アイスをお互い食べさせあうことになるんのだが、唯が美波(みなお)に食べさせるのは、愛という名のアイスを山盛りにしたファーストバイト(イベント風)。ここで美波、当然言うよね。「美波...いや、みなお、行きまーす!」←美波が決心を決めたときの決め台詞
あやちゃんが歌っている曲は1曲だったのだけれど、「とんでいっちゃいたいの」がかなりの良曲だったのと、ドラマパートが意外によくて、結構お気に入りのCDとなってる。
ダウンロードの切り売りではこういうことがないので、やっぱり盤という形態も大事かな。
歌詞カードとスリーブケース、購入店特典三方背BOX全て同じ画なのでうるさいなw
【収録曲】
1. 銀のイルカと熱い風
2. とんでいっちゃいたいの
3. 夏恋 -NATSU KOI-
4. CoCo夏夏夏 Holiday
5. MASTER SEASONS SUMMER! オリジナルドラマ
6. 銀のイルカと熱い風 オリジナル・カラオケ
7. とんでいっちゃいたいの オリジナル・カラオケ
8. 夏恋-NATSU KOI- オリジナル・カラオケ
9. CoCo夏夏夏 Holiday オリジナル・カラオケ
「銀のイルカと熱い風」
表題曲よりも?ドラマパートがオススメ
ななみん演じる唯に引っ張り回される、奥手で真面目な美波の表現がおもしろい。
「とんでいっちゃいたいの」の曲の造りが楽しい
吹奏楽出身でスコアも書けるシンガーソングライター、佐伯youthK(佐伯ユウスケ)のアイデア勝ち??
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購入金額
1,590円
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購入日
2017年08月30日
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購入場所
とらのあな
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