未だ熱の衰えないブラウザゲーム「艦隊これくしょん」のBGMを題材にした全曲ギターインストの艦これメタルアレンジEP。いわゆる同人モノ。
Yellow Squadron氏は以前ニコニコ動画で全曲メドレーアレンジを投稿し、そこから艦これアレンジをいくつも公開しているが、この「From Beyond The Watchtower」5月に行われたイベントで頒布されたCD。その後同人ショップでの委託もされたが、度々在庫些少になっていた。
CD紹介ブログ記事 試聴ニコ動へのリンクもあり
収録曲は6曲だがトラック6は先述のメドレーなので10分を超える大作。EP収録曲のメドレーではなく別個のゲーム内ほぼ全曲アレンジ。総収録時間は30分を越える。トラック1・5以外は既にネット公開されている楽曲だが、メドレー以外の4曲はリミックス及びリマスタリングされている。
各曲はギター鳴きまくりのいい意味でベタベタなメタルアレンジ。穏やかさを感じたメニュー画面系の曲ですら、いつでもレ級が突っ込んできて不知火が沈めと叫んでおかしくないハードな曲調に仕上がっている一方、トラック5は原曲もあいまってまさにエンディングといった感がある。
また各所に有名アーティストのオマージュが織り込まれており、イングウェイやアイアンメイデンといったあたりを知っている人ならニヤリとするフレーズも多々ある。
個人的お気に入りはCD専用曲のトラック1「Solomon, we have now return !」。ゲーム内秋イベント「鉄底海峡」で使われたBGMが元だ。元BGM自体艦これの中ではアップテンポな曲だったのでメタルアレンジ化された事により激しさがアップ。しかし何処となく沈んでいった艦達の寂しさも感じさせる。「シズマナイワ…モウ…ニドト…」「悪いが…ここが貴様らの墓場だな…」のやり取りを菊月縛りのせいで何度見た事か。戦艦棲姫がこの曲で出てきたら最早勝てる気がしないと思ったが夏イベントで再び戦艦棲姫が出てきて悪夢再来である。
さて、ネット公開されている曲が多いが、当然CD音源で聞けるというのは魅力的。しかもCDという現物ならではのお楽しみがある。ジャケットや帯だ。
曲同様オマージュされたデザインのジャケット。PECTONG氏によるイラストはレ級が元々ギター持って攻めてくるようなキャラだったんじゃないかという違和感の無さ。
そして帯とジャケット内側は、輸入盤のなんともいえないテンションを見事に再現。
時代が変わってもまるで変わる気配のない帯の煽り文に、あってるんだかあってないんだか、いややっぱりあってないだろうという微妙な邦題。
もちろんこの邦題はCD本体側のジャケット・裏ジャケットには一切書いてない。翻訳時に勝手につけられるアレだ。正直CDの帯で笑うとは思ってなかった。
そしてジャケット内側、こちらはよく輸入盤に挟まっているモノクロ印刷の解説文を再現。青葉さんこんな文章書けたんですか。もちろんコチラ側は翻訳版なのでなんともいえない邦題でトラックリストがかかれている。
ディスク自体は単品だともう普通の洋楽CDにしか見えないので家族のいる車に持ち込んでも安心だし曲自体も家族にウケがよかった(もともとロック系が好きだったんで)。よくみるとしっかり艦これの羅針盤をモチーフにしている。車があらぬルートにいかないか気をつけよう(何気にジャケット背景にも羅針盤。羅針盤に俺が何したっていうんだ)。
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実はこのCD、動画内で私の作った画像(といっても背景素材)を使っていただいていた縁で知ってイベントで買いに行った品。そしたらお礼ということで頂いてしまったのだが、それ関係無しにこれは買っていたはずだし、オマージュされた装丁に敬意を表して少々大げさに書いてしまったが、色目無しにオススメなのは本当だ。
来る9/14、砲雷・軍令合同即売会にて「飛龍」をテーマにした新譜も発売予定&委託通販ありとのことなのでこちらにも期待したい。
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購入金額
0円
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購入日
2014年05月03日
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購入場所
都産祭 砲雷撃戦!よーい!9
北のラブリエさん
2014/08/25
下小川さん
2014/08/26
いやーいいものです。