所有しているPCの布陣に特に不満は無かったのですが、ふと覗いたソフマップの中古
PCコーナーで異様に安い高年式PCを発見したので
ちょいと素性を調べてみました。ページに記載があったとおり2019年冬モデルという
ことでかなり新しいモデルで、中古製品としてのランク付けはEランクでジャンク品に
なっていました。Eランクの理由は液晶の帯状の表示抜けとのことですが、動作中の
画面の写真がなかったので無視して使えるくらいの程度なのか外部ディスプレイを
つながないといけないレベルなのかは判断できませんでした。しかしながらスペックは
Core i7-8565UというWhiskey Lakeのプロセッサに256GB PCIe SSD+1TB HDD・
8GBメモリにBDXL対応BD-REドライブとフラグシップクラスの構成で、単体購入で
3万円くらいするOffice Home and Business 2019が付属しているので、液晶の程度が
悪く使用に支障が出るレベルの表示状態の場合でも液晶を修理して使っても十分安い
だろうと言うことでここまでを1時間くらいで検討してポチりました(w
俗に言う計画的IYH!と呼ばれる部類のお買い物ですかね。注文後の購入履歴では商品名
に展示品の文字があったので、店頭展示していたものを引き上げて売ろうとしたところで
不具合が発覚してジャンク品として売る羽目になってしまったものと推測されます。
で届いた本体の写真が上の通りで、左寄りに1本ライン抜けがある程度で幅は1ドット
くらいだったので殆ど分かりません。しかも暗めの画面だと隠れるレベルで、このまま
でも十分使える状態でした。キズも殆ど気にならないレベルで使用感もなく最高に
(・∀・)イイ!!買い物だった、と思いましたがそういえばdynabookって最近のモデル
2年保証じゃなかったっけ?とふと思い出し調べてみると
ドンピシャで、発売日から2年経過していないのでまだ保証期間内でした。保証書は
欠品していましたが、dynabookの修理で保証書がなくとも発売日から1年以内の場合
納品書があれば対応してもらえたという記事を見つけたのでdynabook集中修理センター
に斯く斯く云々故障内容や保証書がないことを綴って修理に出してみました。有償修理
になった場合でも普通に展示品を買うよりは安いかと思ったので判断によらず修理は
続行予定でしたが、修理に出して3日くらいであっさり戻って来て液晶パネルが無償
交換されていました。
ちょっと大きめの16.1インチフルHD IPS液晶もやはりライン抜けがないとすっきり
綺麗に映っています。おかげさまで今年一番の買い物になりましたね。
入手の経緯はこれくらいにして本体を見ていきますが、
従来のdynabookは天板の角のほうにdynabookロゴが入ったものが多かったですが、
こちらは中央に戻っており若干の懐かしさを覚えます。Windows Vistaの頃とか中央
にロゴがあるものが多かったように記憶しています。
CPUはWhiskey LakeアーキテクチャのIntel Core i7-8565U 1.8GHzを搭載して
おり、4コア8スレッドでターボブースト時最高4.6GHzまで上昇します。最新モデル
のCPUはComet Lakeアーキテクチャに刷新されていますが、1年落ちくらいなので
まだまだ十分通用する性能です。メモリは8GBと大人しめですが、上位機のT9は
メモリが16GBになった以外差が無いので(!)メモリを増設するだけでT9相当に
なります。また、Core i7-8565Uは64GBメモリをサポートしているので、
DDR4 SO-DIMM 32GBを2枚挿すと64GBまで積めます。仕様のページでは16GB
が最大と記載がありますが、試しに手持ちの32GBを2枚積んでみて問題無く動く
ようなら32GBを2枚発注予定です。PC自体が爆安だったのでカスタマイズに予算を
割きやすいですし・・・。
最近のdynabookではメモリ増設がメーカーに依頼しないとできない仕様のものが
結構ありましたが、こちらはメモリふたがあってユーザーが対応出来るタイプです。
HDDやSSDはロアケースを開けないといけないですが、まぁしばらくは触らない
ですかね。256GBのPCIe SSDにデータ保存用1TB HDDというデュアルストレージ
仕様なのでOSやアプリの起動はサクサクでデータの保存領域は広めといういいとこ
取りの構成になっていますし。
CrystalMark2004R3やちはやローリングWEでのベンチマーク結果も好スコアで、
流石に6コア12スレッドのCore i7-8750Hを搭載する
手持ちのLAVIE Note NEXT NX750/NAGには及ばないもののフラグシップモデル
らしいバランスの取れたスコアとなっていました。
低消費電力CPUを搭載しているためにCore i7機にもかかわらず最大10時間近い
バッテリ駆動が可能になっているのもびっくりです。家庭内モバイルどころか
重さを気にしなければ普通に一日外で使えそうな勢いです。
スピーカーシステムはオンキヨーのスピーカーをヒンジ部分に搭載し、DTSの
サウンドアプリで最適化したDynamic Wide Soundを搭載しています。過去の
機種のパームレスト下についたスピーカーに比べるとやはり音の出方がしっかり
していますね。16.1インチのノングレア フルHD IPS液晶は非常に綺麗で、
ブルーレイディスクの再生にも威力を発揮します。これくらい綺麗だとグレア
じゃなくてもいいやと感じられます。文書作業でも目が疲れにくいですしね。
付属のOffice Home and Business 2019は未開封でした。流石に展示中のPCは
Officeのライセンス認証はしないみたいですね。安心して使えます。
そんなわけで破格で入手したフラグシップモデルノートPC、サブマシンのLAVIE
Note NEXTは買ったばかりですし6コア12スレッドなのがよくて買っているので
こちらは家族共用PCの
LAVIE Note Standard NS750/DARと入れ替えることにしました。年賀状作成に
主に使っているので、画面が少し大きめだと裏面サンプルの確認がしやすくて
よさそうです。そしてLAVIE Note StandardについてはOffice Home and
Business Premiumを積んでいて譲渡の手続きがだいぶ面倒なので
弟のLaVie L LL750/RSWと入れ替えることにしました。これで弟2人のPCは
どちらもSkylakeアーキテクチャのCPUになり、長々あったHaswellアーキテクチャ
のPCとおさらばです。ただDDR3メモリはギリギリ残りますけどね・・・。
2020年の購入ノートPCは
今回のdynabookを合わせて4台でした。遠出してアニメのイベントやらラブライブ!
現地参戦しないと散財は増える一方というのがよく分かりました(ぉ
追記:2020/12/18
予定通りLAVIE Note NEXTで使用していた32GBメモリ2枚を取り外して
こちらで動作するか確かめてみました。
裏面メモリふたを開けるとすぐにメモリを交換できます。メモリ交換前の
儀式としてはWindowsをシャットダウンする際にシフトキーを押しっぱなし
にして高速起動をオフにすることと、シャットダウン後に電源ボタンを約
18秒押しっぱなしにしてdynabookロゴを表示したあとに電源を落とす必要
があります。後者は内蔵バッテリーをオフにしているんですかね。
交換後のドキドキの初起動ですが、
あっさり起動し一部システムに使われていますがほぼ64GB全容量使用可能な
表示になりました。仕様では最大16GBでしたが大きく飛び越えられました。
ついでなのでベンチマーク、
ちはやローリングWEはメモリが2枚になったためか一気にBランク判定から
Sランク判定に飛び越えました。UHD Graphics意外と強いですねぇ。次に
CrystalMark2004R3、
こっちも増設前から+2万点くらい追加されています。SSDをより高速なもの
にすれば30万点を超えていくのも可能かもしれません。4コア8スレッドの
低消費電力Core i7でもやるときはやるんですねぇ。
実験の結果成功でしたので最初のカスタマイズとしてまずメモリを発注しますw
追記:2021/12/04
年末の年賀状作成を前に、Windows 11 Homeへのアップグレードと年賀状作成に
使用する作成ソフトのアップグレード(筆王Ver.26)を行いました。メーカーでも
サポート対象機として挙げているとおり、インストールアシスタントを実行すれば
すんなりアップグレードされます。メモリを64GBに増設し、SSDをCrucial P5に
交換していますが動作にも問題は無く、これで年賀状作成の準備は完了です。
もっとも、Windows 10でも年賀状作成できますけれども(ぉ
-
購入金額
29,678円
-
購入日
2020年12月05日
-
購入場所
ソフマップ
まこりんさん
2020/12/16
i-ji-さん
2020/12/17
ジャンク品の購入は五感を研ぎ澄まして自分の必要とする
状態の物を引き当てられるように日々鍛錬ですからね・・・。
で検討した結果なのでフルのIYH!ではなく計画的なIYH!に
なっています。無意識に使いましたが言葉としては以前より
使われているようですね・・・。
では。