クロスバイクを購入した自分にとって、クロスバイクはお宝でした。
そりゃ、自転車に10万円ちかい金額を投資しているわけですので
屋内保管だし、雨の日は乗りません(笑)
ただ、慣れない頃の自分にとってはいろいろ不自由があるわけですよ。
①鍵かけがワイヤーの為、めんどくさい。というか心配すぎる。
コンビニのトイレも気が気でない。ストレスが半端ない。
②照明がないのでライトを購入したが、USB充電がいつ切れるか不安。
毎回充電するガッツが足りないのである。
もちろん、ママチャリ号は健在である。使い分けていた。
が、それも時間の問題。
そろそろ新しいおもちゃが欲しくなる。この不自由感を是正したい。
そんな経緯で、気になる自転車を調達してしまいました。
※後輪錠あり、ハブダイナモ発電でライトアリ、
クロスバイクライクな形で7段変速、
泥除けあり、パンクに強いタイヤ、 かなりばっちりである。
重量は 15kgほどあり、一般的なママチャリ 約20kgより軽いが、
ジャイアントのクロスバイクは 11kgと、これには及ばない。
夜、自転車で出かけることが多くなり、USBによる充電管理の煩雑さや
コンビニなどに気軽に立ち寄った際に後輪錠を掛けられること。
また重さがある程度ある事で瞬間盗難も困難になるのでは?との狙いがありました。
重さはそれほど気にならない。変速もいい、通勤に最適じゃん。
まず、僕自身スポーツバイク歴ゼロの状態で購入をしている事、
10kg未満のスポーツバイクに慣れていないため、
ママチャリは20kg、そういう世界観を持ったおっさん基準のレビューである事をご理解ください。
初めてスポーツバイクを買おうという方を想定したレビューにしているツモリです。
運転姿勢というか、ライディングの姿勢はスポーツバイクと同じ姿勢を確保できます。
厳密には調整幅等で差があるのでしょうが、そこを挙げるとキリがありませんので…。
フレームサイズとしては、480mm、420mm、の2水準。色は各色あります。
フレームサイズというのは、ボディ車体の大きさで ジオメトリという表で記載されています。
が、
初心者がジオメトリ表を読み取るなんてことは至難であるため、簡単にいえば。
試乗すればいいんです。
【試乗で最低限確認するポイント】
着地状態でトップチューブをまたいで股間が当たらないかを確認します。
クロスバイクの運転姿勢はサドルに乗った状態でペダルを踏み切った際に
少しゆとりがある程度が良いとされています。
その姿勢までサドル高さを上げると停車時につま先で地面を捉えることになり、
とても不安定な状態で停止しなければなりませんし、疲れてしまいます。
そこで一般的には停車時はサドルから前に降り、トップチューブをまたぎます。
この状態でフレームサイズが大きすぎると股間を打ち付けるので痛いですし、
不安定な状態となってしまいます。
単純にサドルを下げれば解決できそうな課題ですが、その場合は将来的に
サドルを上げることが出来ませんので、身長の伸びしろを考慮してご判断ください。
ちなみにブリジストンの公式サイトでは 480mmのフレームは身長 157cm以上推奨と
記載されていますが、個人的には 170cm以上ではないかと考えます。
その他、ステアリングまでの距離などありますが
この自転車においてはフレームサイズが2種類しかありませんので
最悪ステムの長さ(必要があればお店の人に相談してください)で対応可能です。
残念だがブレーキの効きは弱い。
Vブレーキ、ディスクブレーキと比較しての話ですが
TB1のブレーキは弱い。
フロントはまあ最低限は効くという感じ。
リアは効かないと思っていいと思う。
ママチャリ同等レベルなのかも?しれません。
ただ、ママチャリより速度が出てしまうので要注意。
結局ブレーキはフロント頼みとなってしまいますのでフロントの減りが速くなる。
意識してリアを使う事に慣れてくればリアブレーキで緩やかに減速し、停止を
フロントブレーキで行う、そして着地となるわけですが、速度が出ていると
制動距離が長くなりますので結局フロントブレーキの負担は増し、ブレーキカスが
ヘッドチューブ、フォーク周りに溜まり、汚れが目立つようになります。
また、リムブレーキは雨天時に制動させた際、砂を巻き込むと
通常の10倍ほどの速度で減っていきますので、定期(半年に1度程度)的に
サイクルショップでの点検をお勧めします。
これはスポーツサイクルだから、というわけではなく、自転車も半年に1度程度は
点検をしていただいた方が快適に乗れるという提案と受け止めてください。
変速システムとギア比。
ブリジストンTB1は7段変速ギアが付いています。
フロントギアは歯数43の固定、リアは12-32Tです。
タイヤ外形は放置するとして、質量関係もすべて無視してギア比だけで考えると
フロント43に対し、リア32ということは、ペダル(クランク)を1回転させる間に
タイヤは1.34回転(1速)することになります。
ギア比はそれほど低いとは言えませんが、軽い坂なら1速で問題なく登れますが、
いくら車体が軽いとはいえ、ある程度の坂は無理して登ろうとせず、降車し
押したほうが良いのかもしれません。(車体軽いメリットが発揮されます)
ペダル回転数と、速度をグラフ化するとこんな感じ。
35rpm:意識してかなりゆっくりペダルを回している回転数です。
80rpm:少し意識をすれば、継続し長時間ペダリングできる回転数(6・7速は除く)
※タイヤ外形704mmを根拠。
ギアが7段変速ですので1段ごとのギア差が大きいですが、
街乗り~サイクリングロードで軽く走る程度なら全然問題ありません。
快適装備について。
前方照明【てんとう虫】
LED照明、ハブ発電により常時給電されています。
裏面のスイッチで(常時点灯)と(暗時点灯)が選択できます。
照射範囲、明るさは結構優秀です、
速度が上がっても明るさが比例するわけではないので、
夜間走行はそれなりの速度に抑えるのが良いです。
どうしても速度を出したい場合は照明を追加する必要があります。危険です。
後輪錠【鍵付きワンタッチ】
TB1のポイントの一つがこの後輪錠、サークルロックです。
盗難に対してとりあえず有効です。
ワンタッチで施錠できるのでコンビニ等短期間の施錠に最適です。
エントリーとして最適、だがユーザーのニーズが変化すると…
調子のよい事を書き続けていますが、クロスバイク・フラットバーロード級の
自転車にも乗り始めたオッサンから見たTB1に求めたい事を少し箇条書きで…。
1.泥除けはデザインを考慮してほしい
重い、そして防御力は鉄壁の泥除けだが、そこまでいるだろうか?という疑問。
自分は撤去し樹脂製の泥除けに交換しています(前後)
2.ハンドルバーのグリップが円形なので少し長い時間乗るとつらい
強く握るための丸型グリップなのだろうが、マウンテン程強く握るだろうか疑問。
ブリジストンの社内統計で通勤/通学ではグリップは丸形が最適とデーターがあるなら
黙るしかないが…。
エルゴにするならいっそエンドバーを付けようと、上記写真のようにハンドル両端を
それぞれ15mm程度カットしたうえでエンドバーを取り付けました。
3.純正ブレーキシュー(フロント)の消耗が速すぎる
約半年でブレーキシューがほぼ使い切ってしまった。
Vブレーキなのでシマノの純正パーツを使える(カセット式も利用可能)が
初期装備があまりにチープではないか?
4.通勤/通学を意識するなら後方ライトも純正装備してほしい
前方のライトは常時/暗時点灯を選択できるが、後方ライトがない。
反射材だけでは最低限で、トンネルなどに入った時、
後方車輛がヘッドライトを付けていないと視認されない。(危ない)
項2の泥除けとセットで見直してほしい。
5.タイヤの整備性が悪い(自分でしようとすると)
英式バルブを使うメリットはある(どこの自転車ショップでも空気入れれる)が
耐パンク性を重視するあまり、エアボリュームが少ない(タイヤチューブが肉厚)ため
乗り心地が悪い。ここはバランスなのかもしれないがもうちょっと考慮してほしい。
とはいえ、仏式か米式、できれば700cのクイックリリースにしてほしい。
特にリアはターニー君のディレーラーが装着されているが、
ハンガーがないため、タイヤは後ろから差し込む方法だし
ローラーブレーキのワイヤーめんどいし、ナット締めでディレーラーの位置決めネジは
めんどくさいし…という感じで、タイヤパンク時の整備がしんどい。
通勤/通学をうたうなら、このへんもう少し程度良くしてもいいのではないか?
いっそ1往復くらいランフラットで走れる程度の強度を持て!!!!
耐パンク性は強くても、勢いよく段差乗り上げ失敗した程度でリム打ちパンクするチューブ
なんて意味がない。それならウレタンチューブ投資する方がいいのではないか?????
6.ヘッドライトが眩しい(乗車員側に光量が結構来る)
ヘッドライトのクリアレンズの部分で光が内部反射しているようで、視界に光源が入り込みます。
暗いところを走っているため、光源は非常に目立ちますので対策が必要です。
クリックで拡大(夜走行中、手前のライト光源が結構うざいんです)
※テールライトのハブダイナモ接続について。
項4(後方ライト)について、
TB1はハブダイナモ(2線式)を採用しているので、
フロントライトにつながっている2本の配線を分岐し、
利用することが可能です。
写真はテールライト(自転車は左側走行なので右側後方に装備するかサドル下へ)を
取り付けた状態です。
前輪タイヤの回転に連動し発光し、一定電力を蓄えることが出来るため
停止していても数分は光っています。
これにより、夜の交差点で信号待ちをしている時などにも周囲へのアピールが出来ます。
フロントのライトについては、眩しくて、周辺の暗さが際立つため
人や物の発見が遅れ、結果事故につながりやすいのでウレタンフォームを貼りました。
サイズはテキトウですが、眩しさが無くなり、かなり視界がはれました。
成形形状なのかこの形で妥協したのが悔やまれます。
(もしくはもっと起き上がった姿勢で運転すると…いやいやクロスバイクだもん、それはないよね)
側面の配光口は塞がず、上側のみを遮光。
出来れば、この形で販売してほしかったです。
ママチャリを卒業したい人にはいいかも!!
ブリジストンTB1
総合評価 3.5、これは人によって違います。
現時点で僕の評価は1程度です。
ただ、ママチャリから卒業を考えている人には「3.5」、もしくは「4」。
「5」にならない理由はライバルとなる様な自転車が結構出てきているから。
事例は上げませんが、4.9万円で420mm/480mm、ハブダイナモライト7速で
カゴもついててばっちりなモデルもありますが、シフターがローリング式だったり…
いろいろ一長一短があります。
ただ、重量は15kgありますが、ママチャリ比較でいえば軽い。
クロスバイクより絶対的に速度は遅いですが、そこはエンジン(自分)次第(笑)
走ろうと思えば僕でもTB1で100kmとは走れました。
シフターはシフトダウンは3速一気に可能ですし、ステム高さも調整できます。
シート高さはクイック的なレバーで調整可能です。
ブレーキが弱いのも、速度が30km/h程度以下なら大きな問題にはならないでしょう。
雨天時、屋外で雨に濡らすのはしのびないですが、錆にも強いです。
ダイエット/フィットネスを兼ねて通勤/通学以外の時間にも利用するのもOK、
普段使いにとても良いと思います。
ただし、後輪の耐パンク性はいまいちだと思いますので
多少段差を越える時は腰を浮かすなど配慮が必要かもしれません。
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購入金額
46,800円
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購入日
2019年12月16日
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購入場所
ねこの自転車屋さん
インディアンヘッドさん
2020/05/08
私はこの1年バイクに700x28cにシマノの6Ⅴ0.9Wを着用させようか迷っています。
とっぷりんさん
2020/05/08
最近少しづつですが自転車に触れる機会が多くいろいろ分かるようになってきました。
ハブダイナモだと、テールライトも有線ですが接続できるので自分的に〇でした。
このへんは追って追記いたします。
700cにハブダイナモついたクイックリリースの完組ホイールとかあるので気になります。
あかつきさん
2020/06/10
とっぷりんさん
2020/06/10
こんにちは、最近知り合いの娘さんがクロスバイクを通学でほしいという話があり、
NESTOさんのクロスバイクでも、よく似た仕様の自転車があります。
サイズの制限があったりするモデルもありますが、初めからカゴがついていたりします。
お値段も少し安く、微妙に軽量です。
ご参考までに。
あかつきさん
2020/06/11