フォノカートリッジ ADC 「ADC-K8」
ADC社のカートリッジをヤフオクで見つけたので即落 現在もアメリカのショップで売られている(いた?)ものらしいです 私には珍しく新品ですが、ヘッドシェルは別のものが付けられていたらしいのです。出品者が見た目の良い?シェルに換えて出品してました。 ADC-K8は日本未発売製品です。
本来はこのプラケースに全部入っていたようですがヘッドシェル変更で針を外して送られてきましたヘッドシェル付属のビス、ナットなども付いていてお買い得品?
針の下(上?)にある金属板は磁石で、針と一緒に外れます 結構大きいです
仕様 ADC-K8
周波数特性 15Hz--20KHz
チャンネルセパレーション 24dB(at 1KHz/10KHz)
針圧 1.5~3g
負荷抵抗47KΩ
出力 5mV
珍しくMADE IN USA の刻印があります↓
ヘッドシェル単体は最近、ヤフオクで2000円位で出品されていますね
カンチレバーを囲んでいるオレンジ色のものがダンパー(シリコンゴム製)で、やや硬い感じ レコード針は接合丸針です 磁石は接着と溶着でしょうか アメリカ的です
カンチレバー針の根元側がこの丸い筒に差し込まれます カンチレバーは磁力線が貫通するニッケル製のスリーブにアルミ製のカンチレバーがつないであります マグネット→ニッケルスリーブ→カートリッジコア・コイル→発電→出力となるようです。外付け磁石の磁力線がカンチレバーを通してカートリッジ内部のコイルに到達して、レコード溝の振幅に応じてコイルに電圧を発生させます 磁石を外部に出したわけで発電効率としては良くないような感じもしますけど、レコード溝振動はカンチレバー → 発電コイルとなりますがマグネットなど重いものがなくなり針部分が軽くできるので高域まで追従できるカートリッジになるようです。
ADC社
アメリカのカートリッジのブランド。ADCはAudio Dynamics Corporation の頭文字である。IM(インデュースド・マグネット)型カートリッジの代表的ブランド。ブランド初期にはMM型を手がけていたが、シュアーがMM型の特許を取得後、IM型に転身した。早期から軽針圧のカートリッジを出したブランドでもある。1970年頃の代理店は「今井商事」、1975年頃には「ビー・エス・アール(BSR)ジャパン」に変更 、1989年頃には㈱CTIジャパンとなった。 1990年代初頭に国内市場からは撤退した模様 IM型カートリッジはMM型の1種です。
聴いてみて...
MM型カートリッジとして音質は普通ですが、低音、高音が生き生きと鳴る感じはしないです 音量が小さいのとダンパーが硬いのかもしれませんが、再生音が表面的で深みが無いです 音質が硬い感じもしますし、
出力5mVの仕様ですがそれほどは出ていません 3mVより低いと思います 石川ひとみの曲「愛のたずねびと」
を聴いてみるとボーカル、ストリングス、リズムパートの一体感が出ていなくてバラバラな感じに聴こえますね
各パート間のつながりが弱いと思います ですが...MM型のカートリッジでは良いほうで実用的に使うには十分だと思います ヘッドシェルは意外に良いものが付いていたので価格から言えばグーですね。
記 2020-1-26
追記
ヘッドシェル0.5K円、カートリッジ1.5K円で合計2K円 位が原価? e-BAYでは8K位で販売されています
他社へのOEMらしき謎のカートリッジです。
出品者UPサンプル音源
https://www.youtube.com/watch?v=4ANrWBfR1z8&feature=emb_err_watch_on_yt
参考程度にF特です F特も歪率もかなり良いのですが.... MM型カートリッジとしては特性は良いと思います
カートリッジは周波数特性だけでなく、高調波レベル、セパレーション、パルス(過渡)特性、歪率
他の要素なども関係するので周波数特性だけで俯瞰できるものではありませんが高域低域が上がっているものはそれなりに聴こえます。
AD-1レコード再生時のピンクノイズ (R-CH) ピンクノイズは周波数が10倍高くなると10dB下がります 結果:低域レベルが足りない? 高域が上がりすぎ? AD-1 SIDE2
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購入金額
4,980円
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購入日
不明
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購入場所
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