レビューメディア「ジグソー」

完全ワイヤレスのヘッドフォンは音源忠実型で、個人的事情により嬉しい音量調節可能タイプ。

こちらは完全ワイヤレスタイプのヘッドフォン(ヘッドセット)です。メーカーはEarFun社。私が前回のレビューで取り上げたワイヤレススピーカーと同じです。

 

この製品、同社で以前出していた同じタイプのヘッドフォンの後継機種のようなんですが、調べてみると、前の機種はアメリカのCNETの記事で「50ドル以下部門」でナンバーワンに選ばれていたり、CES 2020のイノベーション・アウォードを受賞していたりしていました。しかもその前継機も、元々は$80くらいしていたようで、期待が持てます。

 

では早速…

こういうヘッドフォンというと黒が多いんですが、今回はがらりと変わって白いタイプです。

 

裏面にはセールスポイントが列記されています。

収納ケース自体が充電池になっており、ヘッドフォンをケースに戻すだけで自動的にヘッドフォンへの充電が行われるタイプです。

 

IPX7というのは「水深1メートルで最大30分水に浸かっていても問題ない」レベルなんだそうで、非常識な環境での使用さえしなければ、水分で故障することは無さそうです。

濡れた手で操作したい人にはうってつけですね。台所仕事にも適してそうです。

連続再生時間は約6時間。満充電されたケースも組み合わせれば、30時間以上の再生が可能(途中で本体の充電時間は発生しますが、メーカーによると「10分充電すると2時間再生可能」だそうです。えらい時代になったものです。

 

内容物はこちら↓

 

・本体 1対

・充電&収納ケース

・別サイズイヤーパッド(本体装着済みと合わせて計3サイズ)

・取扱説明書

・充電用TYPE-C USBケーブル

・リーフレット2種

 

リーフレットの方は、前のスピーカー同様に、メーカーからの「30日間返金保証。かつ18か月間は商品の交換可能」のお知らせ。↓

 

そして、やはり同じく「インスタグラムかfacebookに使用感を投稿すると、earfun社が1件当たり1ドルをユニセフに寄付する」という告知リーフレット↓

私もインスタに上げてみようかと思っています。

 

取扱説明書は日本語対応になっていますが、よく分からない説明個所もありましたので、そんな時は英語版を参照して下さい。

  

本体を収納したケースはこんな感じ↓

 

イヤーパッドは、袋に詰め込んであるのではなくて、きちんとプラスチック板の上に整列しています。

左側2つが一番小さいサイズ(S)、右の2つは大きいサイズ(L)。真ん中のが、本体に取り付けられている真ん中のサイズ(M)です。

 

インナーイヤータイプ ヘッドフォンのレビューでは、毎回書いていることですが、インナーイヤータイプは装着状態(耳との密着状態)によって劇的に音質が変化します。

ヘッドフォンの能力を最大限発揮させるためには、サイズの違うパッドをいろいろ試してみて(出来れば全タイプ)、一番自分の耳にフィットしているものを選択してください。左右のサイズが同じである必要もありません。「右は一番大きい奴だけど左は一番小さい奴」なんてのもアリです。

因みにこの製品で私がたどり着いたのは「右Lサイズ・左Mサイズ」でした。

右耳の穴の方が、ほんのり大きめなんでしょうね~。左もLにしても悪くないんですが、ちょっと大きめに感じたので左だけMにしてみたら良い感じでした。

 

本体の左右表示も割と分かりやすいです。↓

 

Bluetoothも5.0なので、結構離れていても接続が途切れにくくなっています。

通話も出来て、片耳だけでも使用できるます。

 

 

肝心の音質ですが、判断をするにあたっての接続先は、スマートフォンを使用しました。

その上で、ロック、ポップス、ジャズ、ハードロック・ヘヴィメタル、クラシック、ボサノバ、落語などを聞き比べてみました。

 

一言で表現すると、「元音源に非常に忠実」タイプ。

最近のこういうタイプのヘッドフォンでは、低音を強調するタイプが多い気がしますが(想定使用環境のせいかな?)、こちらはそういう「どこかの音域の音量を上げて強調する」ようなことは無く、「昔からスピーカーなどで聴いてきたなじみのある音像」のままで聴こえるようになっています。

なので、かえって「向き・不向きなジャンル」が存在しないと思います。

ドンシャリ好きな人には向いていませんが。

 

私は普段、使用環境に応じてヘッドフォンを使い分けていますが、今後は原音忠実タイプの通常使用品をこちらにしようかと思っています。

 

音の広がり感、左右の分離感もバッチリ。

値段に対する期待感には十分こたえてくれる音質だと思います。

2000~3000円のヘッドフォンだとハズレを引く場合がありましたが、これくらいの値段になるとさすがにそういうのは無さそうですね。

 

そしてこのヘッドフォン、今まで私が体験してきた「完全分離型ヘッドフォン」には、決してついていなかった機能がございます。

それは…

 

音量の調節ができることですっ!!!!(≧▽≦)

 

実は、少し前からポンコツスマホの調子がおかしくて、Bluetooth接続すると、スマホの音量調節ボタンが効かなくなることが頻繁に起きるようになってきたんですよね。

そうすると、今まではスマホの再起動を行うしか解決方法がなく(あるいはヘッドフォン側で音量調節ができるタイプに変える)、不便なフラストレーションを感じていました。

 

でもこいつだと、16段階の音量調節ができるので、私のロートルスマホ(ロートルという言葉自体がもう古いなぁ…)がおかしい時でも大丈夫なんです!!

 

っていうか、そもそも「せっかく完全分離型になって、スマホをいじらなくても快適に操作できるようになったのに、音量を変えたいときにはどうしてもスマホを出さないといけないのは不便だなぁ」と思っていたので、スマホがポンコツでなかったとしても、これは嬉しい機能です。

ランダム再生してたら音量が変わっちゃって、調節したいんだけどそのためにはスマホをバックから出さなきゃいけなくて…なんてことが無くなりますね。

 

いや~、良かった良かった。o(^-^)o

 

ま、基本的にはスマホを買い替えるべきだとは思うんですけどね。

買い替える前に初期化を試してもいいかと思うのですが、それも面倒なのでこの機能は激しく嬉しかったです。

同じようにポンコツスマホの悩みを抱えているそこのあなた!(←そんな人は多分いない)

購入の際は参考にしてみるのも悪くないかと思います。

 

  • 購入金額

    4,980円

  • 購入日

    2020年01月10日

  • 購入場所

    Amazon.co.jp

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