今回は謎のAI半導体メーカーである「NVIDIA」のTuring世代のGPUである【GeForce RTX2060 Super】を採用したグラボを紹介しようと思います。
知っての通り、RTX2060Superが解禁されたのは2019年7月9日。Ryzen(Zen2)及びRadeon RX5700/RX5700XT(Navi世代)の解禁日と比較するのが可哀想なほど静かな船出となってしまったのは記憶に新しいことかと思います(*アキバではね)
そんな地味な船出となってしまったRTX2060 Superがどの程度の性能を発揮出来るのか使用して試していこうと思います。
基本情報
メーカー:ASUS
製品名:DUAL-RTX2060S-O8G-EVO
GPU:RTX2060 Super
(ROPs=64基、CUDAコア=2176基、レイトレ用コア=34基、メモリ=GDDR6 8GB、TDP 160W)
ベースクロック : 1,470 MHz (OCモード時 1,500 MHz)
ブーストクロック : 1,695 MHz (OCモード時 1,725 MHz)
ビデオメモリ:GDDR6・8GB
メモリクロック:14GHz
メモリインターフェース:256bit
補助電源コネクタ:8ピン x1
サイズ:267mm x 118mm x 58mm
インターフェース:DVI-D x1、HDMI2.0b x2、DisplayPort 1.4 x2
発売日:2019年7月26日
購入価格:税込39,980円
(購入日:2020年1月2日、購入店:パソコン工房 秋葉原BUYMORE店)
本体構成
【CPU】AMD Ryzen7 3700X
【Cooler】Scythe 無限5 Rev.B + 山洋電気 F12-PWM
【Memory】センチュリーマイクロ CK8GX2-D4U3200H(DDR4-3200_8GBx2)x2セット
【M/B】ASRock X570 STEEL LEGEND
【NIC】OnBoard(Intel I211-AT)
【Wi-Fi】Intel AX200NGW
【VGA】ASUSTeK DUAL-RTX2060S-O8G-EVO
【SSD(OS用)】WD SN750(NVMe・500GB)
【SSD(データ用)】SanDisk ExtremePRO(480GB)、Lexar LNM610-1TRBJP(1TB)
【HDD】東芝 MG07ACA12TE(12TB)、MG03ACA100(1TB)、MD03ACA300V(3TB)
【Optical Drive】パイオニア BDR-S11J-BK
【Case】FractalDesign Define R6 USB-C(TITANIUM)
【CaseFAN】Noctua NF-A14PWM x2、NF-P14s redux-1500PWM、
【PowerSupply】Seasonic SSR-650TR(80+TITANIUM)
【OS】Windows10 PRO_64bit
周辺機器
【KB】東プレ REALFORCE TKL SA PFU Limited Edition(日本語91キー / All45g 静音+APC)
【Mouse】Logicool M570t
【Monitor】I-O DATA GigaCrysta EX-LDGCQ271DB(2560x1440)
やたら大きなヒートシンクと一体型ファンブレードの採用
2015年7月に発売された「STRIX-GTX980TI-DC3OC-6GD5-GAMING」から採用された完全自動製造技術「AUTO-EXTREME Technology」を採用したグラボです。
このDUAL-RTX2060S-O8G-EVOの主な特徴は
①『AUTO-EXTREME Technology(完全自動化技術)の採用』
②『一体型ファンブレード(Axial-techファン)の採用』
③『GPUコアが55度以下の時にファンが停止する』
④『2.7スロット占有の大型ヒートシンクを採用し効率よく冷却出来るようにした』
⑤『ほとんど光らないRTX2060 Super搭載グラボ』
⑥『HDMIポートが2ポート使える(HDMI2.0 bが2ポート)しかもDVI-Dポートもありまぁす!!』
以上6点が特徴のグラボとなります。
ちなみに、ASUSのエライかた曰く、DUALシリーズがターゲットとしているユーザーは『良好な冷却パフォーマンスを求める人、かつRGBライティングが好きではない人』ということです。・・・つまり俺ですねw
このグラボの特徴の一つである『一体型ファンブレード(Axial-techファン)』はROG STRIX用に開発したファンを搭載しているとのことで冷却性能については期待出来そうです。
ROGファミリーに属するグラボは結構OCしてあるんで性能の良いファンは必要不可欠ですし。 冷え具合はあとでベンチマークを回して試してみましょう。
外見が地味です・・・
同じASUSのROG STRIXシリーズのモデルと比較すると地味です。外見も光り方も地味です。
『グラボはガッツリ光らなきゃダメでしょ!』という方はこのモデルを選ぶのは控えた方が良いかと思います。
画像を見ていただけば一目瞭然、このグラボは光り方が非常に地味過ぎて「中身を魅せるPCケースとの相性が悪すぎる」のです。
3年4ヶ月前の記事ですが
日本未発売。7色に光るZOTAC製GeForce GTX 1070を個人輸入で入手したという話
中身を魅せるってならこのくらいは光らないと・・・って思ってる方ならこのグラボは購入すべきでないグラボと言えるでしょう。
それでは開封していきます。
保証期間は1年間、代理店はアユートとなります。俺のように安ければ保証なんて気にしないって人なら特に問題ないかなと思います。
THE 質素!!です。他社グラボのようにスポンジ充填はされていません。
Amazonと同じく、ビニールラップで固定してありました。
見ての通り付属品は『PCI-E補助電源変換ケーブル』だけとなります。
『ドライバCDが付属しない』点には驚きました。入れ忘れかと思って問い合わせたら
「入っていませんのでご了承下さい」
と言われてしまいました。。。
従来なら必要のない手間がかかるので、ドライバCDもしくはドライバ入りUSBメモリの付属を検討して欲しいですね。意見としてASUS本社に送信しておこうと思います。
では、グラボの外観を見ていきましょう。
長さが約270mmとなっています。 価格.comのPCケース部門でTOP10に入っているATXケースなら間違いなく入るサイズとなっています。
GEFORCE RTXのロゴの横(Gの左側部分)が光るようになっています。
そして、補助電源コネクタを接続するとこのように光るようになっています。
補助電源ケーブルの接続が甘いor電源が壊れて通電していないとこの部分は光らないのでこれは今後も続けて欲しいと思います。
そしてグラボの裏面はご覧の通りバックプレートを装備しています。
現在国内で発売されているGeForce RTX2000系Superの殆どがバックプレートを標準装備しています。 バックプレートのデザインはMSIのGAMING X・GAMING Zシリーズのバックプレートの方が格好良く見えるかな~と思います。このグラボのバックプレートはデザインが質素なんですよね。その方が良いって人もいらっしゃいますのでココは賛否両論かな。
外見は地味だが(サイズだけは)存在感はあるんです!
このグラボ、クーラーが非常に大きいので存在感は非常にあります。
とりあえず、見ていただこうと思います。
右:MSI製 Radeon RX580 ARMOR MK2 8G OC(Radeon RX580・2スロット占有)
左:ASUS製 DUAL-RTX2060S-O8G-EVO(GeForce RTX2060 Super・2.7スロット占有)
DUAL-RTX2060S-O8G-EVOはRadeon RX580 ARMOR MK2 8G OCの1.35倍大きなクーラーを搭載しています。
2スロット占有グラボと約3スロット占有グラボだとだいぶ差が出るのが見て分かるかなと思います。
ちなみにDUAL-RTX2060S-O8G-EVOの補助電源は8ピン1本となっています。
ライバルのRadeon RX5700の補助電源は8+6ピンが殆どなので『扱いやすさ』だけならRTX2060Superのほうが上だと思います。
ベンチマークソフトで試してみた
3D MARK及びFF14で試してみました。
1、3D MARK
日本語変換ソフトに『ATOK』を使用してる場合はエラーが出てベンチマークを回すことが出来ません。 なので、ATOKのプロパティから変換補助→表示をクリックし、「カーソル位置に入力モードを表示しない」に設定します。
この設定を行うことを忘れないようにして下さい。
そして3D MARK(タイムスパイ・ファイアーストライク)を回した結果が以下のようになりました。
消費電力は290W~300Wをウロウロ・・・これの評価は人によって違うのでなんとも。
あと、俺が使ってる電源が80+TITANIUM(Seasonic SSR-650TR)のモデルなので80+BRONZEや80+GOLD認証の電源だと消費電力が少し増えると思われます。
次にFF14のベンチマークです。
最高設定・1440pでの結果となっています。
普段は”ユーロトラックシミュレーター2”、”紙芝居エロゲ”しかプレイしないのでなんとも・・・・・
上記レポートにある通り、平均フレームレートが94、最低フレームレート40ならプレイに支障はないレベルのはずです。
ベンチマーク実行中にかっくんかっくんでどーにもならないよ~~~orzってシーンは見受けられませんでした。144Hz以上の高性能な1440pモニターじゃないし分かるわけないかな。
ベンチマーク後のCPUとGPUの温度はこうなっていました。
PCケースはDefine R6、HDDを積めるだけ積んでいる状態でこの温度です。ヒートシンクが非常に大きいのでよく冷えているのではないかと思います。
では、今回はこのような感じで。
ご希望があればベンチマークを載せるかもしれませんので、お声掛け下さい。
ではありがとうございました!!
-
購入金額
39,980円
-
購入日
2020年01月02日
-
購入場所
パソコン工房秋葉原BUYMORE店
ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。