マイクロ(MICRO) M-2100 フォノカートリッジ
マイクロ精機というと1970年代のオーディオブームの頃のプレーヤーが売れて、その後, 時代錯誤的な?ターンテーブルシステムで名を馳せました 私の守備範囲からは随分離れていたのですが、マイクロ精機の初期のカートリッジを手に入れました 1960~70年代のレコードを聴くには当時のカートリッジがベストマッチとなるわけです DENON DL-103がリファレンスとなりますが当時のオーディオ環境が判ります 良くテレビやラジオで聴いていた音楽ですね。
当時(1970年代)はCEC(中央電気)などもプレーヤーでは気を吐いていました。
この銘板を見るとaudio-tecknicaのOEMなのかな? MAICRO自体ではカートリッジを作らなかったと思います。
端子の左上から
R+ ----L+
R- ----L-
M-2100/5 針が5mil , M-2100/6 6milと言うのもあります 交換針の色が赤いオレンジ気味との差があります
■価格 5,500円
■発電方式 MM型
■出力電圧 4mV 1kHz/3.54cm/sec
■針圧 1.5g
■再生周波数帯域 20-25,000Hz
■チャンネルセパレーション 25dB
■チャンネルバランス ±0.5dB
■コンプライアンス 8×10-6cm/dyne
■負荷抵抗
■負荷容量
■インピーダンス
■針先 0.5mil
■自重 4.5g
■交換針 V-2100/5(3,000円)
■発売 1967年10月
■販売終了 1976年頃
■備考 価格は1970年頃のもの
1974年には6,600円 V-2100/5(3,600円)
1973年の資料では
■針圧 0.5~2.5g
■再生周波数帯域 10-28,000Hz
■チャンネルセパレーション 30dB
■チャンネルバランス ±0.5dB
■コンプライアンス 28×10-6cm/dyne
■直流抵抗 980Ω
SWEEP波形 L-CH
SWEEP波形 R-CH
1KHz再生 歪率もかなり良いと思います
3KHz再生
6KHz と その倍音
10KHz
MM型カートリッジとしては凄く優秀です オーディオ帯域は広いとは思いませんが中域が
濃くて、1960~1970年代のレコードを聴く場合の逸品です 個人からヤフオクで入手しましたが、大切に使われてきたカートリッジと思いました 発売後45年くらいは経過しているカートリッジで今でも再生できるのは凄いことです ヤフオクを観察していると高齢になって個人の所有品をオークションで手放す人が多いようです 感謝です!
2020-1-30 追記
AD-1 テストレコードのピンクノイズ再生 周波数が10倍高くなると理論上10dB低下します
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購入金額
0円
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購入日
2019年11月頃
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購入場所
ヤフオク
jive9821さん
2019/12/11
当時のレビュー等を読んでいる限りは、製造は下請けでも設計は自社なのではないかという気もします。
タコシーさん
2019/12/11
オーディオテクニカの持ち物で銘板がそっくりなのがあるんです
https://zigsow.jp/item/344356/review/350804
マイクロが仕様は出したと思いますが、製造はオーディオテクニカでしょうね
音質などで両社での摺り合わせはあったと思います。
マイクロがカートリッジまでは作らなかったと思うんですよね 会社がプレーヤーで
一杯一杯だったと思いますよ マイクロはエクセルなどもOEMでもやっていたと思います
デザインが...似ている訳で...
ATはVICTOR MD-1013 とかAT-6など、自社、OEMを1970年代前半まで
作っていたのでMMも得意だったと思います MMでも輸出しないで国内流通なら
問題無かったと思いますね。
jive9821さん
2019/12/11
ただ、当時のカタログ写真などを見ていると、カンチレバーの造りがどうもaudio-technicaっぽくないな、と思いまして…。
昔潰れる前(というかセーラー万年筆買収前)のマイクロ精機に問い合わせの電話を入れたことがありますが、ノリが殆ど家族経営の中小企業というイメージでした。
タコシーさん
2019/12/12
マイクロは名前だけで知ってただけで、ベルトドライブプレーヤーが元気だった頃ですね
その後はよく知りません 例の糸ドライブゴッツイプレーヤーは後になって知ったくらいです
針の形状は良く判りませんがJICOとか今のA'PIS辺りの製造でしょうか
ソニーも70年代初頭VM-22Gなどというカートリッジをシステムステレオに付属していました
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/h440394872
カートリッジは当時はOEMでしたがこれもATが製造と思います VM-22GはIM型でしたね
みっちゃんさん
2022/06/29
M2100を検索してこのサイトに
巡り合いました。
私も、最近使用しております。
アナログらしい中域があって、
まったりと聞いています。独特な
雰囲気ある針です。
とても気に入りました。
60.70年代の盤に合いますね。
タコシーさん
2022/06/29
訪問ありがとうございます
M-2100は中域がメインになると思いますが
きちんと音は出ていますし手抜きは無いと思います
無垢針を使っているのも素晴らしいです
67年発売の布施明の「恋」アルバムから「霧の摩周湖」を再生してみました
やや中域に偏っていますが(当時の録音ですから仕方ないです)きちんと聴けました
またポールモーリアの45回転レコードから「恋は水色」を再生してみましたが
此方も再生できましたが超高域のハープシコード?付近は
歪みますね 当時45回転レコードは存在してなかったので仕方ないでしょうね。
タコシーさん
2022/06/29