このシリーズは、先代のWSR-2533DHPを2台買って、片方をアクセスポイント、もう片方を子機兼中継器として使っていました。
ネットワーク機器の設置上の都合で、家の2階にアクセスポイントの黒の方を、1階に子機兼中継器の金色の方を設置していました。ちなみにルーター機能に関しては別途MicroResearch MR-GL2000を設置しているため、どちらも使っていません。
木造住宅の2階と1階の間ですから、はっきり言ってしまえば中継器が無くても実用的な速度は何とか確保できます。どちらかというと、金色の方はTV周りのAV機器をここに接続して、無線LANでもちょっとした有線LAN程度の速度を確保する目的で設置しているわけです。TVサーバーからDLNAでBSデジタルの高ビットレートの録画を見る場合など、結構ビットレートが高い水準で安定していないと厳しいものがありますので。さらに、近々TVの音質強化にオーディオ機器を追加するため、そのネットワーク機能を十分に活用するためにも安定したネットワーク環境が欲しかったというのもあります。
しかし、ここしばらくの間、1階でスマートフォンを使おうとすると、無線LANが正しく接続されないことが増えてきました。このときに金色の方の電源を落として再接続すると、何事も無かったかのように直接黒い方に接続されて使えるようになることから、金色の方の劣化を疑っていました。
最近では各社からIEEE802.11ax対応機器が続々と発売されていますが、私の場合はまだ対応機器をほとんど持っていないこと、またIEEE802.11acまでの機器との価格差が大きいことから、今回はIEEE802.11ac対応機を素直に買うことにして、修理上がり品などを手頃な価格で販売しているバッファローダイレクトで見繕ったのが、今まで利用していたWSR-2533DHPの後継モデルである、WSR-2533DHP2です。
1世代で結構変化が見られる
バッファローダイレクトの取扱品でも、補償はきちんと1年間付いていますので、実は通常新品を買うのと比較してもさほどリスクはありません。ただ、茶箱に入っていたり、添付品が一部不足していたりする程度です。
付属品は縦置き用スタンドとLANケーブル、保証書程度です。通常新品のWSR-2533DHP2では保証書は箱に印刷されているそうですが、こちらは茶箱のため別紙となっています。まあ、説明書などはWebでごく普通に公開されていますので、特に印刷物が必要で無ければ気にならないでしょう。
正直言って、このBUFFALOロゴの金文字はちょっとわざとらしさを感じて、あまりしっくりときません…。デザインを気にするような製品でも無いので構いませんが。
フロント側のデザインは先代と比べると丸みを帯びたものに変わっています。もっとも、単純な見た目でいえば先代の方が端正にまとまっていると思いますが。
今回は子機・中継機として使うため、背面のディップスイッチは「MANUAL」「WB」(Wireless Bridgeの意味と思われます)としておきます。
説明書によると、この状態でAOSSを実行すれば接続設定は完了するとのことだったのですが、10分待っても設定が終わらなかったため、一度有線でPCを繋いで手動設置を行ったところ、無事に接続が完了しました。それ以降は安定して動いています。
TVラックのTV正面に置くため、スペーサーで底上げして横置きします。これでギリギリTVの画面よりは低い位置で設置できるわけです
先代WSR-2533DHPと比較すると、CPUが大幅に強化(デュアルコア800MHz→デュアルコア1.3GHz)されていたり、設定用のAdministratorパスワードが個体ごとにランダムで割り当てられて(本体側面に印刷されています)いたりと、内容的には1世代としては大きな違いが生じているようです。WSR-2533DHP2の後継となるWSR-2533DHP3では、ハードウェア面はWSR-2533DHP2相当のまま据え置かれているだけに、ここの差はかなり大きく感じられます。
電源投入から、親機への接続完了までの速度も、WSR-2533DHPの時よりも速くなったように思えますし、スマートフォンの子機への接続も安定するようになりましたので、この交換は正解だったと思います。ちなみにフレッツ・ネクスト ハイスピード(最大200Mbps)で、各種ブロードバンドスピードテストを実行して、190Mbps程度は出ていますので、速度面でも問題は無いはずです。
後は次に親機側のWSR-2533DHPが劣化・故障した際に、何に入れ替えるかですね…。
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購入金額
5,000円
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購入日
2020年05月26日
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購入場所
BUFFALO Direct
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