タイトルにはアスペルガーと書いてありますが、広く自閉症スペクトラムについて書かれてます。一方、他の発達障害であるADHDやLDについては言及のみ。
アスペルガーを含む自閉症スペクトラムは「骨を折った」などの、デジタル的に病気・怪我と区分されるものではなく、「背の高さ」のような連続的なもので誰にでも程度の違いがあり発症するものです。その程度が強い人は、どんな考え方で、生きづらさを感じているのかが分かるので、この症状について全く知識がない人が読むと理解が進むと思います。
この症状は20人に1人程度出ているので、クラスに1、2人居るような割合です。実際に学生の頃を思い出すと当てはまるような人を思い出します。
AIなどのコンテキストから、このような症状を見てみると・・・強いこだわりを持って、決めたルールに従い、臨機応変に対応しづらい・・・というような部分は、ディープラーニング的には過学習状態なのか。また、社会の暗黙のルールを読み取りづらいので、成功例を元に、IF .. THEN ルールを自分の中で構築してる・・・と言う部分については、そのまんまエキスパートシステムですね。
未来は、一糸乱れぬAI群に管理されるディストピアではなく、人間の多様性にAIの多様性がミックスされたもっと混沌とした社会なのかも(これはこれでディストピアか)。
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購入金額
1,416円
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購入日
2018年01月13日
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購入場所
Amazon
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