レビューメディア「ジグソー」

買ったのも忘れてた…!新しいモデルが出ない内にレビューしよう!早い話が「初心者のNAS導入記録」なのです。

 

 

 

Synology DiskStation DS218j [デュアルコアCPU搭載多機能パーソナルクラウド 2ベイNASキット] CS7088 です。

 

 

もちろん「新品」を入手したのですがHDDの持ち合わせが無くて…。

 

いや、無い訳ではないのだけれど「1TB×2では少な過ぎるよね?」とか考えてしまって…。

 

(熟考の末、「1TB×2」でも始めて見ることが大事と考え使用開始!)

 

 

   nasなんて、持ってるよ!使い方分かんないけど…

 

じつは、随分前(注文日は今年の1月)に入手してあったのですが、色々と野暮用で忙しくて「放置」してありました。

 

ここの所「風邪」や「ハウスダストによるアレルギー」などもあったのですが、2週間以上も掛かってようやく完治したみたいなのでようやく重い腰を上げました。

 


(自分のonedriveの契約)

 

家族が全員、「クラウドが満杯で、毎日、不要なのを少しずつ消しながらやっと使って居る」と言う事で皆「限界」なのです。

 

そこで、「クラウドサービスの契約」ではなく「NAS」を導入する事になりました。

 

もともと、クラウドは家族全員「フリー」の分しか使っていませんでした。

 

「フリーだけだから使い難いのさ!」と言うご意見もあるとは思うのですが、有料のクラウドには興味が無いのです。

 

それに、家族の誰も「有料契約」はしていなかったので、それなら「NASを買った方が安いし…」となりました。

 

メンテナンスに時間と手間とお金が掛かりますが、自分の場合「暇」だけは充分にありそうだし…。

 

バックアップなどの手間は増えるかも知れませんが、「ライブラリーの共有」などが便利になりそうです。

 

ただ、現時点ではNASに使い回せるHDDはWD RED の1TB×2本しかないので、大容量のHDDを入手するまではしばらくの我慢です。

 

(でも、ほら、「RED×2本」も昔、「nasをやるために調達した物」だし、スペックは「最低」でもnasが始められるだけ良い…)

 

ええ、思い付いた時に始めれば容量1TBでも丁度良かったのですが…。

 

 

   比較、DS216j vs DS218j
 

多少安価に入手出来たとしても、当然、今買うなら「DS216j」って手は無いし、「DS218j」と言う事になりますよね…。

 

DS218jは、ホーム・個人ユーザー向けの2ベイNASキット。

 

本体カラーはホワイトで、3.5インチまたは2.5インチのSATAドライブを2台まで搭載できる。

 

低価格NASキットとして人気の高かった「DS216j」の後継機種。

 

搭載CPUは変わらないが、動作クロックが1.0GHzから1.3GHzに向上しており、書き込み速度や暗号化した際のファイル転送速度も高速化しているという。

 

また、複数台のI/Pカメラを一括管理できる専用アプリ「Surveillance Station」に対応しており、最大14台のカメラを利用(2台分の無料ライセンスが付属)することが出来る。

 

搭載CPUはMarvell Armada 385(デュアルコア、1.3GHz)、メモリはDDR4 512MB。

 

対応RAIDレベルは0と1で、Basic(シングル)やJBOD(スパニング)もサポートしている。

 

主な搭載インターフェイスは1000BASE-T LAN×1、USB 3.0×2。

 

本体サイズ(W×H×D)は100×165×225.5mm、重量は0.87kg。

 

 

   HDDのインストール

 

キットとは言う物の、「本体の組み立て」とかは要りません。

 

 

 

買って来た時から箱を開けるとほとんど出来ています。

 


(所定のベイに、最大2台までのHDDをセットするだけで出来上がり!)

 

足りないのは「最大2台までのHDD」だけで、「自分で手に入れてセットする事」だけです。

 

HDDは新品がベストですが、使用済みでも正常に動く物なら使えます。

 

当たり前ですが、「nasのドライブ」として使ってしまうと、今まで使って居たデータは全て消えます。

 

都合により、今回内蔵させるのはWD RED の1TB×2です。

 

(もっと大容量が欲しいのですが、持ち合わせがこれしか無い!ま、いずれ大容量HDDが手に入り次第グレードアップします)

 

その他、「セットのコツ」などは特にありません。

 


(HDDは下からセットすると良い)

 

気になって調べたのですが、マニュアルによるとドライブの番号は上から1、2と自動的に振られています。

 

ストレージは「上から使い始める」ってのが正解の様です。

 

でも、先に上をセットすると、後から下に追加するのは面倒臭そうですよね?

 


(このままでも、大きな支障は無いけど…)

 

もう一個所、小さなブラケットも留めます。

 


(必要なネジは付いている)

 

必要なネジは全部付属しています。

 

 


(付属のネジを使って画像の様に留める)

 

このブラケットは「付ける方向」と言うか、「向き」に注意。

 

(もっとも、反対向きだと付けられませんが…)

 


(綺麗に留まっています)

 

小さな小さなブラケットは、画像の通りに綺麗にセット出来ました。

 

 

無くとも何ら問題は無さそうですが、マニュアルには使う様になっています。

 


(LANケーブル)

 

LANケーブルが1本付いて来ます。

 

「まあまあの長さ」ですが、これで短ければ自分で長いのを調達して下さい。

 

多少長くなっても動作に違いはありません。

 


(ACアダプターと専用電源ケーブル)

 

蓋をした後は、電源ケーブルやアダプター、LANケーブルを繋いで置く事。

 

この後、電源を入れて「セットアップ」をすればNASがすぐに使えます。

 

 

   SET UP

 

じつは、これ、使うのは嘘みたいに簡単なのです。

 

確かに、「高度な使い方」は使いながら少しずつマスターして行くしか無いのですが、すぐに「一通り、使えるまで」にはなります。

 

こんなに簡単なら、もっと早く使って居れば良かった!

 

セットアップは、WEBブラウザから行います。

 

(ブラウザで、"find.synology.com/#"と入れる) 

 

Firefox(でなくてもいいけど、自分の場合はFirefox)で"find.synology.com/#"とアドレスバーに打つとネットワーク用の Synology nas を探してくれるのです。

 

(この画面は、LAN内にSynology nas が無い場合)

 

LAN内にSynology nas が無い場合は上の画面が出ます。

 

 

あれば、この画面が出ます。

 

ここで、”接続”をクリックします。


あ、もちろん、予めHDDをセットした本体にLANケーブルを繋いでPowerをONにしておく事。

 

 

   DiskStation Manager(DSM)のインストール

 

 

DiskStation Manager(DSM)は、Synology DiskstationをPCから様々な作業が出来るようにするためのアプリです。

 

上の画面が出るので、今すぐインストールをクリック。

 

すると、初期化警告が出ます。

 

 

(初期化の警告)

 

「ハードディスク12」と読めますが、「12」(じゅうに)ではなく「1,2」(いち、に)です。

 

(ある有名なユーチューバーさんも「12」(じゅうに)と読んでいました。

「演技」かと思っていましたが、彼は本当にNASについては「ド素人」なんですね!)

 

これは、「DISK1,2のデータは消えますよ!」の脅し。

 

ビックリしますが、当たり前。

 

消さないで初期化なんて出来る訳がありません!

 

「この警告を入れないと、間違って消したユーザーからクレームが来るから」とのメーカーさんの自己防衛。

 

 

ドライブの初期化は、10分くらい掛かりますが設定まで一気にやってくれます。

 

何もしなくても、HDDは自動的にRAID1(ミラーリング)として設定されます。

 

(ミラーリング以外に設定する方法は、今は分かりません。その内に調べます)

 

 

あとは画面に従って、必要な設定とアプリを(NASに)インストールするだけ。

 

つい、全部入れたくなりますが、必要最低限でOK。

 

分からなければ「適当」(=いい加減)に…。

後から、必要に応じて幾つでも追加出来ます。

 

 

上の画像のこの画面が出ればめでたく設定終了

 

これだけで、NASは一通り使えるようになりました。

 

(「詳しい使い方」は別ですが…)

 

(設定が済んだNASの画面)

 

いかがでしょうか?

 

技術的な知識は何も必要ありません。

 

単に画面のメッセージに従い、数少ないステップでセットアップするだけです。

 

2台のHDDはRAID1で構成され、共有フォルダが作られ、WindowsからでもOSXなどからでもアクセス出来て、即使用可能な状態になっています。

 

これなら、初心者でも簡単に高性能NASが導入出来ますね。

 


(Pwスイッチは長押し)

 

なお、システムの電源を切る時は、フロント右下部分にある[電源]ボタンを長押しすれば良いのです。

 

(最初、分からないで苦労した)

 


(CrystalDiskMark計測結果)

 

気になるデータ転送速度ですが、「CrystalDiskMark 6.0.1」でテストした結果、シーケンシャル・リード/ライトは共に115MB/s前後の速度が出ています。

 

LAN経由のアクセスでこれだけ出ればまずまずと言えます。

 

 

   SynologyのNASからUSB外付けHDDへ自動バックアップ!

 


(電源コネクタ(受)とUSBとLAN)

 


(このUSBに外付けHDDを繋いでバックアップ出来るらしい)

 

とタイトルまで決定していますが、「NAS用の大容量HDD」も買えないのに「BACK-UP用のHDD」はしばらくは買えません。

 

当分の間は「我慢」です。 

 

手順としては、

 

1. 外付けHDDをNASに接続
2. HDDを「exFAT」でフォーマット
3.「Hyper Backup」で自動バックアップ

 

と言う順にやれば良いらしいのですが…。

 

必要な大容量HDDが入手出来次第追記しますが、いつになるかは分かりません。

 

 

   ド素人の自分が言うのもアレですが、Synologyの凄い所!

 

     が自分で設定したクイックコネクトID)

 

それは、「nasの使い方なんか何も知らなくても、QuickConnectIDだけ登録して覚えていればリモートで何でも出来る」と言う事。

 

 

もちろん、アカウントとパスワードを覚えて置く事は「必須」です。

 

net環境の整ったオフィスのPCのアドレスバーに「*ttp://QuickConnect.to/貴方のクイックコネクトID」を入れれば普段使って居るnasの画面が出るのです。

 

(解像度などは使用中のモニターに依存するが、基本的に貴方の自宅のPCのデスクトップと同じ!)

 

そして、自宅に居てローカルでするのと全く同じ作業が出来るのです。

(リモートで画像閲覧の作業)

 

これが出来るのはSYNOLOGYのnasだけらしいのですが、これだけ分かって居れば他のツールの使い方など覚えていなくても何でも出来てしまいます。 

(確かに、nasを便利に使う色々な純正、サードパーティーのツールが揃っていますが、全く使わなくても一通りの作業は出来るのです!)

 

   当然ですが、スマホからも使えます!

 


(ios用のDS photo のアイコン)

 

DS Photo は、スマホの画像をnasにアップするアプリです。

 

当然と言えば当然なのですが、家に居なくてもnetの環境さえあればスマホからnasが扱えます。

 


(スマホの DS photo の画面)

 

こんなに便利な物、「早く使って見れば良かった」と思う今日この頃なのであります。

 

はっきり言って、こんなに低予算で知識が無くても簡単にnasが扱えるのには驚きました。

 

本当に、やってみて良かったです。

 

 

   OSのアップデート

 

 

2021.7中旬頃、synology nas のOSのメジャーアップデートがありました。

 

 

今までは、DSM 6.2.4-25556、アップデートは→7.0-41890 です。

 

手動で早目にアップデートも出来たのですが、しばらくの間「どうしようか?」と迷っていました。

 

「アップデートした物の、バグに悩まされる」と言うことを聞いていたので、どうしようかと思って居ました。

 

そうこうしている内に自動更新対応になったてしまったので更新する事にしました。

 

アップデートは簡単で、DSMにログインして「アップデート」をクリックするだけ。

 

 

なんだかんだと30分以上は掛かりましたが、無事にアップデート出来ました。

 

色々とプログラムの改善もあり、軽快に働いている様です。

 

ただ、困った事が一つだけ見付かりました。

 

スマホのアプリの「DS photo」にログイン出来なくなくなりました。

 

Nasへのアップロードにはもっぱらこのアプリを愛用していたのでとても困ります。

 

パスワードやID が違うなどと言う初歩的な問題ではありません。

 

調べていくうちに、少しずつ分かって来ました。

 

「DS photo」はdsm6の「photo station」と併せて使うアプリなのです。

 

DSM7には、幾ら探しても「photo station」が見つかりません。

 

どうやら、DSM7では、「photo station」の代わりに「Synology Photos」があるようです。

 

事前に説明書を読めば何処かに書いてあったのでしょうが、読まなかったので理解するのに苦労しました。

 

アプリの方も別のものがあり、既にダウンロードして使っています。

 

ただし、設定が違い「アップロードフォルダー」が違うのでファイル移動を行いました。

 

まだ、少し問題はありますが、何とかなりそうです。

 

 

パフォーマンスは、ベンチではほとんど変化はありませんが使ってみた感覚では良くなっているように感じました。

 

 

   仕様詳細

 

■CPU:Marvell Armada 385 88F6820 (デュアルコア 1.3GHz)
■メモリ:512MB(DDR3)
■ドライブベイ:2
■搭載可能ドライブタイプ:3.5 SATA HDD/2.5 SATA HDD/2.5 SATA SSD
■最大内部生容量:20TB(10TB HDD x2)※容量は RAID タイプにより異なります
■最大シングル ボリュームのサイズ:16TB
■シーケンシャル読み込み速度:最大113Mb/秒
■シーケンシャル書き込み速度:最大112Mb/秒
■外寸(高さx幅x深さ):165 mm x 100 mm x 225.5 mm
■システムファン:92 mm x 92 mm x 25mm 1 pcs

 

 

   今後の予定

 

今回の設置は、単に「NASの可能性を探る」って事でHDDも大容量の物は無しでテスト的にやってみました。

 

「これで行けそうだ!」と言う見込みが付いて家族全員から強い支持があれば「大容量HDDの入手」になります。

 

一番の問題は「資金」だけです。

 

我家の業務上、未だにDISKやUSBメモリーでファイルをやり取りしている例が多いのですが、これからは「nas一本槍」になりそうです。 

 

「nas用HDD」のプレミアムレビュー募集がそろそろあっても良いのだけれど…。

  • 購入金額

    22,290円

  • 購入日

    2018年01月19日

  • 購入場所

    Amazon

コメント (8)

  • cybercatさん

    2018/09/09

    SynologyのNASはセットアップしやすいですよね。

    どこからでもfind~で探せるし。
  • hachiさん

    2018/09/09

    >cybercatさん

    NAS初めてでも何とか使える様になるのですから凄いですね。
    (猫さんの投稿を読んで置けば良かったのに…)
  • kensanさん

    2018/09/10

    近い将来購入する予定です。現在はIODATAのNAS+USB3.0外付けHDD(バックアップ)で対応していますが、保存している画像を例えばLINE等にリンク付けして送りたいのですが、現在それができません♪確かこの機種はできましたよね?
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