Synology DiskStation DS215+ のプレミアムレビューになります。
自分の環境のこと
さて、まずは昔からデータを集めてはっていう感じの人です。
昔は自作PCにPromiseのRaid5カードのFAST TRAK SX4なんてカードを刺してデータ保存いていた。
けどOSのバージョンアップでSX4のドライバも非対応になり困ったころに家庭用NASが出始めた。
最初はバッファロー TeraStation(TS-TGL/R5)の80GB×4台の320GBモデル。
ここで、NASならではの省電力、管理の楽さを体感し、我が家のNASがどんどん増えていく(笑)
ロジテックのTeragate LHD-LANQG
IOデータのLanDisk LanDisk-GTR
コレガのTeraBank CG-NSC4500GT(中身はPromiseという事で期待していた)
ここで国産をやめて
ThecusのN2100
NETGEARのReadyNAS NV
と購入。
そして、数年前に台数が増えすぎたので、QNAPのTS-509Proを購入。このQNAPがとても良かったので、上位機種のTS-869Proを購入。これにWD RED 3TB×8本が我が家のメインNASとして稼働中。
ちなみにQNAPの稼働前のメインNASはロジテックのTeragateでした。
発熱が少なく、耐熱温度も高いのでクローゼットの中の各部屋へのHUBが設置してある狭い場所に置いても稼働するという理由からです。
そのTeragate、中身はSynologyのOEMという事もあって興味があるメーカーでした。
TS-869Pro、性能はいいが8本のHDDのためのFANの音、消費電力を考えて悩んでいた中、Synology DiskStation DS215+ のプレミアムレビューを発見。
いろいろ気になる点があったので、即応募!という流れから、今回の事につながりました。
※正直NASで興味があるのは、QNAP、ASUSTOR、Synologyの3社。値段とデータ保存だけで考えればNETGEARもあり。
では、さっそく商品レビューへ♪
黒が基調で綺麗にまとまってる。ただ、鍵は安っぽい。
シンプルなパッケージで場所も取らないので箱の保管がしやすいのはGood
艶消し黒でまとまってます。側面のロゴはメッシュ加工のデザイン。
背面は大きなFAN、LAN2つ、USB2つ、eSATA、電源と非常にシンプル。
電源のピンが特殊なため、壊れたら代用探すのは大変そうなのがちょっと減点ポイント。
あと本体に挿す時にすごく固かったです。逆に言えば挿しちゃったら簡単には抜けないので安心ポイントでもある。事前に固いという事だけ知っておけるといいポイント。
鍵はプラスチックと玩具みたい。ちなみに鍵はかけなくても電源ON可能。
付属のLANケーブルはカテゴリ5e。コネクタ部分は金属シールドと好印象。
マニュアルはA4サイズ1枚のみ。逆に言えばこんなに簡単にセットアップできるということ。
ネジレスは楽チンだ!
まずはHDDを用意します。。今回使用したHDDはこれ。SEAGATE ST2000DM001 [2TB SATA600 7200回転]です。同じ物を2個用意しました。
マニュアルの絵の通りに実施。トレイの左右のレールを外してHDDを載せるだけ。2.5インチHDDの場合はネジを使用する。今回は3.5インチHDDなのでネジレスです。
取り出したトレイは左右のレールを外して
HDDを載せるだけといたって簡単。
HDD付トレイを戻して組み込み完了です。
マニュアルでは鍵はかけてますが、かけなくても大丈夫です。
マニュアル自体が文字がなく絵だけでできるレベル。組み込み時間は3分位で終わっちゃいます。迷うポイントは皆無です。
これも非常に簡単。唯一注意すべきはブラウザのJAVAを最新版にアップデートしてから作業した方が楽です。
このアドレスを開いてねって書いてるのでブラウザから開くだけ。今回は一般的なie11を使用して設定しました。
Disk Station Manager(DSM)のインストール画面が表示されるので今すぐインストールでOK。なおHDD2本の状態で標準でミラーリングでインストールされました。ミラーリング以外をする場合には手動インストールボタンを使えばいいと思います。
再起動完了後、「ようこそ!」画面になります。「次へ」で進みます。
アカウント作成画面が出ます。パスワード強固レベルの目安が表示されます。
アカウントを決めて作成。なお、後から管理画面で追加変更可能です。
DSMのアップデート間隔が表示されます。自分に合ったのを選べば良いですが、個人用途なら特に気にせず自動更新でいいかと思います。
NAS上で動く推奨アプリケーションの確認が表示されます。後からでもインストールできますのでスキップしても大丈夫です。今回はインストールしました。
同意にチェックして「OK」ボタンを押すとインストールが始まります。
全部のパッケージのインストールが完了後、JAVAのエラーが表示されました。事前に最新のJAVAをインストールしてから実行する方が良いです。
いったんブラウザを閉じて、「http://diskstation:5000/」を開きなおします。
デスクトップのDSMヘルプアイコンをクリックすると簡単なヘルプが表示できます。
実際にパッケージセンターを起動すると、初回の使用規約画面が表示されますので同意して進みます。
コントロールパネルアイコンをクリックすると、「基本モード」の表示が出ます。ここで右上の「上級者モード」をクリックすると
上級者用に表示されるアイコンが増えます。あまり使わないのは表示されない方がわかりやすい設計なので初心者でも使いやすいでしょう。
基本的にはこれで使えるようになります。
電源ONしてから管理画面が開くまでですが、インターネット回線の速度にも左右されますが15分程度で完了しました。
唯一、惜しむべきはJAVA。
インストール開始時にJAVAを最新版にアップデートしてからインストールを行うように注意書きしたらもっとよくなると思いました。
2台のHDD構成なら十分な性能
CPU:1.4GHz デュアルコア(Annapurna Labs Alpine AL-212)
メモリ:DDR3 1GB
時刻設定はデフォルトでgoogleのタイムサーバーが設定済み。
ネットワーク設定。ジャンボフレームの設定は対応環境ならするべき。またNICは2個あるのでチーミングが可能です。
基本的な性能は2台のHDD構成のNASとしては十分すぎる性能と思います。またCPU性能も良くWebの管理画面ももっさりという事はなく快適操作ができます。
外部からもデータに容易にアクセスできて非常に便利だ
外出先からもアクセスできるようにするSynology独自のクイックコネクト機能。
新しいWebサイトが開くので希望の情報を登録します。
一度登録してしまえば、http://quickconnect.to/クイックコネクトID/ でどこからでも開けます。
これだけの設定で、外出先からも簡単にアクセス可能。スマホからの使い勝手も最高です。
私のインターネット環境はマンションに付属している回線のため、勝手に管理室のルーターのポートなどを開けることができません。そういう環境であってもNAS側からの発信になるので制約を受けずにデータにアクセスできるのは非常に便利です。
HDDスタンバイ状態なら1桁のワット数!
我が家のメインNAS。QNAPのTS-869Pro。HDD回転中の稼働時の消費電力は68w
Synology DS215+のHDD回転中の稼働時の消費電力は20w
ちなみに、TS-869ProのHDDスタンバイ状態では40w
Synology DS215+のHDDスタンバイ状態は、なんと9w
この消費電力の差は大きい。
40wの一日の電気代は約24.87円。1年間で9,077円。
それに対して、9wの一日の電気代は約5.6円。1年間で2,044円。
その差は7,033円。
この差を見てしまうと、常時電源を入れる役割がメインNASのQNAP TS-869ProからSynology DS215+に変わってしまいました。
※電気代の計算には下記のサイトを使用しました。
http://www.kunisan.jp/denki/index.html
とても静か。設置場所のガラス扉を閉じてしまえば何も気にならない
騒音計は持ってないので、何デジベルっていう事は出来ないのですが静穏性は非常に高いです。
設置状況は上記の写真の感じでTV台(若月製作所 RV-340)の一番下段に設置してあります。(QNAP TS-869ProがHDMIでTVに接続してるため、この位置になっている。)
このTV台は前面がガラスの開き扉になっておりますので、扉を閉めてしまうと音はほとんど気になりません。
今までのQNAP TS-869Proでは少しの音がしていたのですが、Synology DS215+は静かです。
この差は単純にHDD2台と8台の差もありますが、電源がACアダプタになっているので電源の発熱、騒音が抑えられている結果だと思います。
ACアダプタのコネクタが固い、特殊などありますが、静穏性に非常に良い結果をもたらしていると感じました。
高級機にも引けを取らないベンチマーク結果
Synology DS215+のベンチマーク結果。
リード:91MB/s
ライト:76MB/s
ちなみに、QNAP TS-869Proのベンチマーク結果。
リード:84.4MB/s
ライト:75.8MB/s
ミラーリングとRaid6。
メモリ1GBと3GB。
HDDもSEAGATE 2TB 7,200回転とWD RED 3TB IntelliPowerなので変動だが5,400回転と差があるから何とも言えないがかなり高速なNASであることは間違いない。
大満足です。
ミュージックBOXとしての使うことはできるのか?Bluetoothとの相性が。。。でも繋ぎ方がいろいろできるので大した問題ではない。
上記までが一般的な設定と基本的な本体性能。
ここからが僕がやりたかったこと。
僕のやりたかったことはオーディオサーバーなのです。
QNAP TS-869Proでは、本体自体の騒音が少し気になって環境構築したけどあまり使っていませんでした。
また、TS-869Proに接続して使用しているUSBスピーカーは高音質で評判のいいOlasonic TW-S7(B)です。
このスピーカー、音はいいのですが、デフォルトの音量が爆音なのです。
音量1でも爆音です。
メーカー公式サイトでも音量設定方法がでるくらい。Windowsのスピーカー音量を半分にして、さらにアプリケーションの音量を1~5にして設定するというひどい設定…
http://www.olasonic.jp/usbspeaker/guide/win7_vol.pdf
ところがTS-869Proではそんな音量設定なんてできません。スライドバーで設定するだけです。
音量100段階の1でちょっと大きな音。間違えてスライドを2にするとうるさいって感じです。
そんなこともあってオーディオサーバー機能を使ってなかったのだけど、どういう差が出るか?
まずはUSBスピーカーを接続します。ついでにUPSも接続したので確認します。
コントロールパネルから、一番下の外部デバイス欄にUPSとUSBスピーカーが認識したのが確認できます。
Synology DS215+に音楽データを入れて、AudioStationアプリケーションを起動します。
再生デバイスをUSBスピーカーに変更します。
念のため音量を小さくして再生。全く聞こえない。設定ミスか?と思ったけど音量を上げていくとちゃんときこえるじゃないですか。
これは素晴らしい。音量の微調整がちゃんとできるって素晴らしい!
しかも歌詞も表示されます。LyricWikiのライセンスで制限されたプラグインで歌詞の一部だけの表示と機能制限ありなのが残念。
プラグインなのでなんとかならないかな?と探してみるとありました。
ここから最新版をダウンロードします。私がダウンロードしたのはfujirou_lyric_wiki-1.2.aum。
なお、最新版は配布URLがこちらに変わっておりました。
「設定」ボタンから追加します。
追加したVer1.2を有効にして、Ver1.0を無効にします。
めでたく歌詞が全部表示されるようになりました。
その後いろいろ試して、歌詞プラグインは
優先順位は上から順に
・kkbox.com
・Genius
・MusixMatch
・LyricWiki Complete
・MetroLyrcs
って感じで設定しています。
次にBluetoothも試してみたくなりました。
まずBluetoothアダプタをNASにつなげて、Bluetoothヘッドホンとペアリング。
コントロールパネルの外部デバイスにBluetoothアダプタが認識されます。
ワイヤレス設定のBluetoothからヘッドホンをペアリングします。
ここまではうまくいったのですが、この後、数秒でペアリングが切れるという事態が発生。
BluetoothアダプタとヘッドホンをWindows上では使える事を再確認。(機械は壊れてない)
もう一度Synology DS215+のUSBの挿す位置、ペアリングの再設定などを行っても現象は変わらずでペアリングが切れBluetoothヘッドホンでの使用は断念か…と思ったのですが、別案を思いつきました。
それは
Synology DS215+
↓ wifiでデータ送信
スマホ
↓ Bluetoothペアリング
Bluetoothヘッドホン
というデータの流れです。
これを試してみたら、非常に快適。
「Bluetoothヘッドホン+スマホ」このコンビは最高です!
そして、スマホで曲を再生して気づいたのが、同時に開いていたWindowsの画面も連動して自動的に変わります。自分が聞いてるアルバムアートや歌詞が表示されるのです。
Android搭載のフォトフレームなどにそのURLを登録しておけばいつでも曲名表示がされます。
またスマホからの音の出力先も簡単に変更できるので、USBスピーカーを選択すれば高音質なOlasonic TW-S7からの再生。家族が寝てしまった夜とかはBluetoothヘッドホンで再生と簡単に操作できます。
もう、手放せません。
ちなみにクイックコネクトIDを登録しておけば、外出先からもNASの音楽を再生できます。
「Bluetoothヘッドホン+スマホ」このまま外出で、どこでも音楽を楽しめます。
ミュージックBOXとしての機能は120点です!
ちなみに、スマホから再生するにはDs Audioというアプリで簡単にコントロール可能です。
ネットワークIPカメラか、iOS系アプリを入れてカメラになる。
パッケージアプリケーションからSurveillance Stationという監視カメラ機能があります。
QNAPにもあったので比較のためにインストールしてみました。
USBカメラを接続。
コントロールパネルの外囲部デバイスにUSBカメラが認識されました。
さぁSurveillance Stationを起動してカメラからの映像は…って思ったのですが真っ暗です。
どうもSurveillance Stationからカメラが認識されていない様子。
マニュアルなど確認してみると、IPカメラしか認識できないようです。
https://www.synology.com/ja-jp/surveillance/
これは非常に痛い。
QNAPはUSB接続のカメラも認識できたのでリーズナブルでした。
ここは是非改善していただきたいと思います。
2018/11/12 追記
先日SurveillanceStationがバージョンアップし8.2というバージョンになりました。
バージョンアップ内容を事前に見ていて、なんと余っているスマートフォンに「LiveCam」というアプリを入れることでIPカメラとして使えるようになったのです。
待ってたぜ!
って思ったのもつかの間、「LiveCam」はiOSでしか提供されていませんでした。
なぜ、androidがないのだろう・・・
すごく残念だったので、IPカメラを手に入れてしまいました。
なおSurveillance StationでサポートしているIP カメラの一覧は下記から検索できます。
Surveillance Station IP カメラのサポート一覧
ということで、PanasonicのBL-C10というすっごい古いIPカメラを入手しました。
発売日は2004年 4月28日。画素数は32万画素。
ヤフオクでは1000円位で入手可能です。
本体にあるリセットボタンを押して初期化。
その後、初期IPで接続して、IPカメラの初期設定を完了。
その後、Synology Surveillance StationからIPカメラのIPアドレス、機種を指定してあげれば認識完了です。
スマホには「DS Cam」というアプリをインストールすることで下記のような画面での操作ができます。
また、Windowsの場合には、「Surveillance Station Client」というGPUアクセラレーションを利用して、スムーズに監視映像を再生できるアプリも用意されています。
もちろん、どちらのアプリでもIPカメラのパンやチルトといった操作も可能です。
もうちょっと解像度が良い機種でもいいなぁと思いましたが、遊びなら十分です。
また、SurveillanceStationでは、以下の設定ができます。
・Synology NASへの録画を行うスケジュール設定
・動体があるときだけ録画を行う。動体については閾値設定
何かと便利です。
2022/2/11追記
最近、安価なIPカメラがよく売られるようになりました。
そして、それらのIPカメラを使用する記事が出てきましたので個人的メモ
■TP-Link「Tapo C210」をPCやNASで使う! サポート外のONVIF対応を活用
■Synology NASの監視カメラアプリ「Surveillance Station」で「ATOM Cam2」を使う方法
NAS自体の性能以外のところでよくなってほしい
今までQNAPを使用してきて、これは劣っていると思った点は2点。
1つはアプリの公開設定。
QNAPのTOPページ。
右端にログインしなくても公開設定してある各種アプリケーションへのリンクボタンがある。
各種アプリを開くには直接URLを入力しなくてはならない。
TOP画面の文字は変更可能なので、メモ書き程度に記載した。
URLをお気に入りに登録すれば事足りるのですが、機能的にはある方が望ましい。
もう一つはWindowsやスマホからのNAS管理ソフトによるWOL機能。
QNAPはWOLができるのですが、SynologyはWOLが管理ソフトからできないのが痛い。
特にQNAPのTS-869Proはうるさいとかもありたまにシャットダウンしているときがあったのですが、スマホから電源ONできるのは便利でした。
できることなら、SynologyのアプリにもWOL機能がついてほしいです。
2015/07/20追記
スマホアプリからのWOL機能ありました。
DS Finderから起動してないNASをクリックすると起動させることができました。
自分のやりたかったことから言えば120点!
今回Synology DiskStation DS215+のプレミアムレビューをさせて頂きありがとうございました。
個人的に色々なNASを触ってきましたが、感じたことは、「簡単」。この一言に尽きます。
マニュアルは絵のみで簡単。ハードもネジレスで簡単。ソフトもクリックしていくだけでインストールが完了してしまう。
全てが簡単にできてしまう。非常に良い製品になっていると思いました。
USBカメラが認識しない、関連アプリの使い勝手が他社より劣るなどあるかもしれませんが、個人的に一番使いたい音楽の性能は非常に良かったです。
音楽が良すぎるので他の欠点が欠点にならないくらいです。
今回はこのような機会を頂きありがとうございました。
複数のUSBオーディオを認識するが出力を選択できない…
USBオーディオを複数台挿してみました。
下記の画像のように、NAS上のコントロールパネルでは2つのUSB Audioを認識するのですが、オーディオプレイヤー上で出力は「マイコンピュータ」と「USBスピーカー」の2つだけ。
個人的にはUSBスピーカーの出力を切り替えられたら良かったなぁと…しばらく使ってみての残念。
USBオーディオを複数繋げたいといういう人は滅多に居ないのでしょうけど…ここはいつかアプリが改善されることを期待します。
消費電力、静音の為にSSD化! マジでSSD NASは最高だ!
別途、バックアップ用ということで大容量の8台NASを2台所持しております。
こちらはバックアップ作成時だけ電源を入れてる使い方です。
その為、常時電源を入れている2台NASの「Synology DiskStation DS215+」の消費電力、静音化を行おうと思いました。
簡単に思いつくのはSSD化です。
容量もそれほど不要と思ったので、ミラーリング使用でADATAの240GB SSDを2台搭載。
しばらく使って、容量が足りなくなったので、Intelの480GB SSDを2台に変更。
同じメーカー、同じ容量だけど、型番は別々、MLCとTLCなど異なる箇所が多々ある組み合わせで、ミラーリングで使用していますが安定して動作しています。
※ミラーリングだから安定してるのかと思う。
使ってみて思うのはSSD NASは最高です!
静か、発熱しない、電気代が安い!
良いことづくめです!
DSM6 から DSM7へのアップデート!
2021/6/29に新しいOSの「DSM7」が正式リリースされました。
7にアップデートすることで、全体的に快適になりました。
しかし、注意点が一つ!
リリース情報にも以下の通り書いてあるのですが
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USB devices (Wi-Fi dongle, Bluetooth dongle, 3G/4G dongle, USB DAC/speaker, and DTV dongle) are no longer supported. If your Synology NAS is currently connected via a wireless dongle, it will be disconnected after the update.
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USB デバイス (Wi-Fi ドングル、Bluetooth ドングル、3G/4G ドングル、USB DAC/スピーカ、DTV ドングル) はサポートされなくなりました。現在 Synology NAS がワイヤレスドングルを介して接続されている場合は、アップデート後に接続が解除されます。
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となっているのです。
なんと、色んなデバイスを認識できなくなっています。
僕はここでも書いてあるようにNASオーディオとして使用しているのです。
本当に認識できなくなっているの確認しようと思ってとりあえず、DSM7にアップグレードしてみました。
下の画像のようにDSM7上では接続しているデバイスを認識しています。
しかし、Audio StationがUSB DAC/スピーカが認識できなくなりました。
これは酷い。。。
と言うことで、僕の使い方だとDSM7はダメでした。。。
仕方が無いので、DSM7からDSM6へダウングレードしてみることにしました。
なお、ダウングレードは下記参考で簡単にできた。
①全部のデータのバックアップを作成
②DSMのコントロールパネルの「端末とSNMP」から、SSHかTelnet接続を有効化します。
③Windowsからteratermでアクセスする
$ ssh admin@<NASのIPアドレス> -p 22
④viエディッタで編集
$ sudo vi /etc.defaults/VERSION
vi は i キーでインサートモードになって入力が可能。
ESCキーで抜けてコマンドモードに変更。
コマンドモードで、:wq と入力することで上書き保存。
⑤④の変更後にNASのコントロールパネル画面を開くとDMS画面上のバージョンが上記で書き換えた6という認識になっていますので、「DSMの手動更新」をクリックして手動でDSM6の最新版へバージョンアップ。
⑥手動バージョンアップ後に、一度NASを初期化。
これで、完全にDSM6に戻ります。
---
DSM7は色々と良くなっているので、スピーカーを使ってない人にはお奨めです。
ただし、NASオーディオで使っている人は要注意です。
しかし、なんで今まであった機能を無効にしたんだろう?
「サポート対象外ってことにして、ノーサポートだけど動きます」って感じにしてくれたら良かったのにと心底思います。
DSM7、ホントに良い出来なので使いたいなぁ。
2021/10/12 追記
DSM7で、DSM6の時のようにUSBを使えるようにする設定方法はこの方法でできる模様。
ただ、DSM7の今後のアップデートなどで使えなくなるかも知れないから懸念で試してはいません。
2022/2/25 追記
なかなかよい分解記事を見つけたのでメモ。
かもみーるさん
2021/08/09
セキュリティ対策で出来ていたことが出来なくなったとかならあり得るかもしれません。
まこりんさん
2021/08/09
DSM7に上げてもハードウェアの接続デバイス一覧では認識されていますからね。
アクセス方法とかは変わってない気がする。
公式に書いてあるのは、単に利用者が少ないから無くした的な事が書いてあったんですよね。
えーって思うよね