SONY フォノカートリッジ 「XL-15」
1970年代に手に入れたXL-15を壊してしまったので針折れ中古品を購入しました
オーディオ系のブログを見てもXL-15の評価は明るい音、元気の良い音、カラッとした音の評価がありますが無難な?褒め方でしょう ウェストコーストサウンドとかも言ってたりしてますがそれ程の高級カートリッジじゃないと思いますけどね 年数経過でダンパーが劣化してべたべたしてるものが多いようです 針を新しく換えればOKですが。
黒い部分は金属ケースでシールド効果を兼ねていて、橙赤のベースに接着になっています
フォノカートリッジの測定方法は再生レベルやS/N、周波数特性と高調波特性、ダイナミックレンジ、クロストーク が多いですが何故かパルス特性って無いのですね カートリッジは過去の遺物みたいに見られていて現在は新しい技術の投入も無いようです しかも小さい会社や個人が細々と製造して販売数も少ないのでべらぼうに高価です パソコンを使ってソフトでの音質解析ソフトなんて出ないものですかね。
今回のはカンチレバー折れでした 赤に橙が若干入った色です
XL-15の特徴 (オーディオの足跡さんからのコピペです)
円錐型ダンパーを採用したMM型カートリッジ
炭素繊維混入樹脂
磁気回路には、左右バランス特性の優れたクロス型磁気回路
硬質アルミ合金パイプに特殊熱硬化処理したカンチレバー
クイックタッチ針カバー付き
商品のXL-15針ガードにはSONYロゴと丸針の●が印刷されています この付いていた針折れ品は純正品では無いです(セット物付属では印刷が無かったのかも知れません ソニーですから....w)
下画像左上↓の右側が差込部が壊れたXL-15 このポールピース部(針差し込み部)は剥がれ易くてバラけます
手持ちの適当な針付きカンチレバーを差し替えて測ってみました 10000Hz付近迄伸びています
初級機なら充分なところでしょう 交換針次第で特性は変わると思います。
XL-15 補修ND-15
下は交換針を新古交換針ND-150G(ND-15Gではないです)に換えたところで高域まで延びています 針交換でこんなに違う訳です 此方の再生音は素晴らしいです 確かに明るく朗々と鳴る感じです 高音から低音まで満遍なく出ますが優等生的な音質ですが低音量が若干少ないかな ですがカートリッジ本体の実力はなかなかのものだと思います。
音質は手持ちのND-150G針ではXL-15は低音は普通でシャープではないです VICTOR Z-1S(針はDT-1ED)が低音は押し出しよく、尚且つエネルギッシュにしっかりでますね XL-15は低音、高音とも過度に出なくて中庸、普通ですが豊饒感の在るソフトな音質で細身の感じです かたやVICTORのZ-1S(DT-1ED)はカチッとした引き締まった出たがり傾向の音質です。
ND-150針
最終版SWEEP波形 NON-RIAAアダプター使用 2019-11-30更新
DL-103は白河で作っているようですね 単機種なのかその辺りは不明ですが一日2名で50個の製造数のようです ↓結構面白いです...
http://www.jas-audio.or.jp/jas_cms/wp-content/uploads/2016/10/201609-056-060.pdf
価格は諸経費込み...
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購入金額
2,000円
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購入日
2017年07月頃
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購入場所
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