SHURE Me75ED MMカートリッジ
Me75ED 米国SHURE社が1986年に発売したENCORE(アンコール)シリーズのMMカートリッジです アンコールシリーズですから先代のカートリッジもあるわけで、M75EDがそれにあたります ヤマハのプレーヤーなどに採用されていました。
当Me75EDは音質的には低音が出る傾向で高音も出ますがマイルドな感じですね ハイコンプライアンスカートリッジ(針圧0.75~1.5g)仕様で 、周波数レンジも程々で尖った再生音では無く聴きやすいです 弟分でMe75EJというローコンプライアンス(針圧1.5~3.0g)の機種もありましたが両方共楕円針です
当時11000円のカートリッジ価格ですがダイヤの貫通型楕円無垢針を奢っています
針を外そうとしましたが固着して外れませんでした
前面には銘板等は貼られていなくて無粋です 針のSHURE ED T2 金色印刷が消えています
本体の数本の溝はスタイラスガードを上げた時のストッパーを兼ねています 合理的です...
1986年ごろCDに押されてアナログオーディオが下火に為りつつある頃にかってのSHURE社の人気カートリッジを(音質は変っていますが)アンコールで発売したのがMe75, Me95などです でも結果的にはCDの潮流に飲み込まれていった訳ですけどね 私的にはLPは色々弄れて楽しいですし、音質もアナログ人間?には合っている気がします。
LG,RGは信号グランドでケースグランドがRGに接続されています 緑青が出ていますね
シュアー製品らしく芳醇なMM型カートリッジの音を楽しく聴かせてくれます 低音がたっぷり出て
神経質な音でなく音楽を聴いて癒しの時間を楽しく過ごす事が可能です。
1KHz再生時の高調波特性 3次はメイン信号より-45dbなので歪率は良好です
ソフト NUGEN Visualizer2 フレンチサウンド「天使の落書き」 最後の部分をキャプチャー。 このソフトは24K位しますが他のカートリッジとの差はあまり出なく判り難いです 中央の緑色のグラフは信号レベルが一番強いと赤くなります そしてグラフはY軸は上から下への時間軸でX軸は周波数軸になっています 色は信号強度です 早く言えば最上段はある時間で横から見た処ですが真ん中は上から見たグラフになります カート入力信号一定にしないと色が変化します 尚TRIAL版です
アンコールシリーズは当然ながら音質は先代とは違っているとの事
2017-08-12 追記 : スポット周波数での帯域再生特性
緑--1KHzスポット信号再生時のスペクトル画像 100Hz以下の低域はノイズでランダムに揺れます
赤--各スポット周波数でのピーク値 ソフトでのSWEEP信号測定では高域は正確には表示できないようで今回のスポット信号が正確なのかも知れません 時間的にホールドさせたほうが良いようです。
今回はJVC TRS-2001レコード使用で測定
2019-11-30 追記 : 最終版 周波数Sweepでの再生特性
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購入金額
6,000円
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購入日
2017年頃
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購入場所
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