レビューメディア「ジグソー」

EOS 7D AFマイクロアジャストメントでピント調整に挑戦!

 ペンタックスからキャノンにマウント変更を行い2年が経ちました。今回、マウント変更時に購入したEF70-200mm F4 L USMをドナドナしたお金を元手に、新たなレンズ構成(ほぼ中古ですが)を思いっ切りローンを組んで刷新しました。

 

 今回のメインレンズには、EF70-200mm F2.8 L USMを迎い入れ、前回より更なるバージョンアップを図りました。その代りに、5年間は大人しく慎ましく生活を送らないあかんけど…(+_+)

 

 今回の主役レンズ、EF70-200mm F2.8 L USM、EF70-200mm F4 L USMよりやっぱり写りが繊細な感じですよね。やっぱり買い替えて正解でした。しかしながら、なんかピントがちょっと前ピンですか?って感じで、ちょっとピント調整でググってみると、自分でもピント調整が手軽に出来る事が分り、しかも殆どタダで出来ますやんか。

 

市販品であれば、1万円もする道具が…

それでは、頑張って作っていきましょう。

更新: 2016/07/07
お手軽さ

作る手間さえ惜しまなければ。

工作など得意ではない私ですが、集中してやれば10分くらいでほぼBestなものが出来ました。

 

材料費もかからずにピント調整が自分で出来て、写真を撮るときのモヤモヤもなく、気持ちよくシャッターが押せるようになり、ホンマ助かります。

更新: 2016/07/07
やってみた

簡単に出来ました。

それでは、早速作っていきましょう!

用意するものは、

  • ダウンロードした簡易チャートをプリントしたもの
  • 段ボールもしくは厚紙
  • 定規、カッターナイフ、糊か両面テープ、メンディング・テープ

 

まず、チャート紙と今回使う厚紙を切っていきます。

 

 

切ったチャート紙と厚紙を貼ります。ちょっとメジャー部がきれいに張るのが難しい(*_*)

 

 

そして、最後に

 

 

 こんな風に張り合わせて完成です。張り合わせにメンディング・テープを使いました。何回か貼り直しも簡単に出来ておすすめです! 

 

 

立たせるために箱に貼ります。 

 

 

材料費がタダで、ピント測定装置が完成です。

 


 

 それでは、とっとと測っていきましょ!

 

1.AF測距点を1点(スポット)にする

カメラのAFエリアは必ずスポット1点か1点AFなど小さな範囲の測距点を使います。ゾーンや自動選択AFなど複数選択のモードは使いません。

 

2.絞りは開放で

絞りは測定するレンズの最小絞りで測定します。

 

3.初めは望遠が分かりやすい

望遠にすれば被写界深度が深く比較的簡単に測定判断ができます。広角はチョット分りにくくて難しいですけど。

 

4.できればマニュアルモードで

露出が安定するのでマニュアルで測定するのがお勧めです。

 

測定方法です。

 まず、カメラと測定装置をなるべく平行になるようにセッティングします。精度を出すためにカメラを三脚に付けて測定したほうがええでしょう。

 

 

測定装置を固定する適当な台が無いんで、脚立で代用しました。

 

 

 こんな感じで、パソコンに繋ぎながらEOS Utilityでシャッターを切り、モニターで確認しもって作業開始!

 

撮影方法

 撮影は、赤丸に示した部分にピントを合わせて測定しましょう。メジャー部分にピントは合わせ無いようにしましょう。

 

 

確認は、パソコンのモニターで等倍が見やすくて分りやすいですよ。

それでは、撮っていきましょう。

 

 

まずは、EF50mm F1.8 STMです。気持ち後ろピンです。+0.5くらいにピントが来ています。

 

 

後ろピンなんで、+1で調整しました。カメラはEOS7Dです。

 

 

大体0に合いました。

続いて、EF24-105mm F4 L USM 焦点距離が105mmです。これも少し後ろピンです。+0.5くらいにピントが来ています。

 

 

後ろピンなんで、+5で調整しました。

 

 

大体0に合いました。

どんどん行きましょう。

今回の主役、EF70-200mm F2.8 L USM 焦点距離200mmです。

こいつは、-0.5くらいの前ピンです。

 

 

前ピンなんで、-5で調整しました。

 

 

続いては、EF-S18-55mm f3.5-5.6 IS STM 焦点距離55mm。

 

 

これもまた、前ピンですねぇ~!-7で調整してみました。

 

 

ほぼ0ですかね。やっぱり焦点距離が短かなると難しい!

最後は、EF-S55-250mm f4-5.6 IS STM 焦点距離250mmです。

 

 

最後に出たー!   

ジャスピンです!

 

有りましたねー、なんか気持ちいいです。

 

以上で調整は完了しました。

 

 

我が家の機材たちです。

更新: 2016/07/07
総評

コスパ最高‼

7DのAFマイクロアジャストメントは

 

AFマイクロアジャストメント
AFマイクロアジャストメント

 

 ひとつしか調整できません。現行機種であればテレ端、ワイド端の2つで調整ができます。

カメラを買ったらテスト撮影と慣れもかねて、こんな感じでどんどん手持ちのレンズを登録してみてはいかがでしょうか?。正直面倒な作業ですが…

それに、ピントがズレていると知ってるレンズで撮影を続けるのも精神衛生上よくないですし、楽しくないでしょうネ。

 

 せっかくAF調整機能がついているカメラをお持ちなら使わない手はないと思います。

もしも、調整がうまくいかずに煮詰まってしまった時は焦らず慌てずに゛0”に戻せば解決します。

 

 なので、ピント調整機能が付いているカメラをお持ちの方であれば、一度、遊び感覚でチャレンジしてみてはいかがでしょうか?サービスセンターに持ち込めば1本の調整料が\1,000円はすることを考えれば、今回、5本のレンズを調整したので、\5,000円と交通費が浮きました\(^o^)/

 

 今回、初めてAFマイクロアジャストメントに挑戦しましたが、意外と簡単に調整が出来る事が分り次回からは自分で調整が出来るので、「少しピントがおかしいかな?」って思ったらドシドシ調整していきま~す!

 

皆様も、一度チャレンジされてみてはいかがでしょうか?

 

最後に、今回参考にさせて頂いたstudio 9の中原 一雄様にこの場をお借りして感謝申し上げます。

  • 購入金額

    0円

  • 購入日

    2016年07月07日

  • 購入場所

    studio 9

8人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (2)

  • がじおさん

    2016/07/07

    あ、これ、私も作ってやってみました。
    意外と楽しいですよね。(^^
  • eririndaさん

    2016/07/08

    コメントありがとうございます❗

    測定器を作ったら、後は何回でも出来るから便利です!

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