昨年引っ越して最近やっと気づいたことがある。
時々トイレでWi-Fiがつながらない!
スマホゲームで時間限定のイベントがあった時うかつにも催してしまうと時間は瞬く間に過ぎてしまいイベントクリアならずとなってしまうことも多く、対策としてはトイレまで電波の届くWi-Fiルータに買い換えるか○○を早めに切り上げることだが、健康上の理由から今回はWi-Fiルータの入れ替えを目論んで見る。
というわけで今回は「360(さんろくまる)コネクト」搭載で家じゅう電波が届く!が売りのI-O DATA「WN-AX1167GR」と現在使用中のAterm WR8700Nの電波がどこまで届くのか検証してみたいと思います。
見た目はこんな感じ
正面から
メカメカしさは無くかなりシンプルなデザインでリビングに置くことになってもマッチしそう。
ただ私は青大好きだからいいけど人それぞれだとは思うので今後のカラーバリエーションに期待。
背面
背面もすっきりシンプルながらギガビット対応の有線LANが4本もあるので有線LANルータとしてもかなり優秀。
左:Aterm WR8700N 右:I-O DATA「WN-AX1167GR」
今回比較対象のNEC Aterm WR8700Nと並べてみた。
大きさはほぼ一緒で入れ替え時も特に置き場所を考える必要なし。
大量に増えたWi-Fiを出来る限り手間なく設定可能
繋いでみよう
とりあえずI-O DATA「WN-AX1167GR」にACアダプタとホームゲートウェイからLANケーブルを繋いで設置完了。スマホで繋いでみることにする。
とは言え設定はGoogleplayからQRコネクトをインストールして
付属の無線LAN設定情報シートのQRコードを読み取り
これだけでもう繋がってしまった。設定の知識とか全く要らんね。
あまりにも楽勝すぎるので増え続ける無線LANデバイスのWi-Fi設定も楽々
でもないな。いつの間にこんなに増えたんだ・・・
ここでもう1つI-O DATA「WN-AX1167GR」の便利機能「Wi-Fi設定コピー機能」を使って入れ替え前の機器の設定をコピーして手間の短縮を図ります。
入れ替え元のAterm WR8700Nのらくらくスタートボタンを長押し。
入れ替え先のI-O DATA「WN-AX1167GR」のWPSボタンを長押し。ボタン下のランプが消えるまで待つ。
これで設定のコピーが完了。デバイス側を確認してみると従来設定のままI-O DATA「WN-AX1167GR」で接続されていました。
がしかし嫁さんからつながらないとの苦情が入り嫁さんのスマホを見てみると確かに繋がっていない。それぞれのデバイスを確認してみると繋がるものと繋がらないものが。この差は・・・
結果としてはセットアップガイドのWi-Fi設定コピー機能の説明に「 既存の無線LANルーターの2.4GHzのSSIDと5GHzのSSIDを1つずつコピーすることができます。ただし、既存の無線LANルーターのWPS の仕様により、どちらか片方のSSIDしかコピーできないことがあります。」とある通りAterm WR8700N側の仕様により5GHz帯側の設定しかコピーできなかった模様。2.4GHz帯しか対応してないデバイスが繋がらない状態となっていました。
まぁWPSなんかにも普通に対応しているので残った分の設定もわりとさくっと終わり。
まんべんなく届く
スマホと連れ○○○
さてトイレまで電波は届くのか?
検証方法はシンプルにI-O DATA「WN-AX1167GR」と Aterm WR8700Nを自室の同じ場所に設置してスマホを持ってトイレまで移動してみる。計測はandroidアプリのWiFi Analyzer and Surveyorを使用して行う。
まずは現在メインで使用中のスマホ au HTC J ONE(HTL22)を持って家中ウロウロしてみる。
自室ルータ前
青:I-O DATA「WN-AX1167GR」 紫:Aterm WR8700N
電波強度は正の値に近い方が強いのでグラフの長いほうが電波が強い状態。
真ん前だとAterm WR8700Nが勝ってしまう結果に。
隣室のリビングに移動
青:I-O DATA「WN-AX1167GR」 紫:Aterm WR8700N
リビングでは逆転。I-O DATA「WN-AX1167GR」の方が若干勝る。
いよいよトイレに移動。
黃:I-O DATA「WN-AX1167GR」 青:Aterm WR8700N
自室からは押入れと風呂場を挟んでしまうため5GHz帯だと届いたり届かなかったりだったが、休日日中の電波が空いてる時間に検証を行ったせいかどちらも無事届く。というか知らないお家のまで拾ってしまったので色がズレた・・・
ルータ前での電波が強かったAterm WR8700Nに対してI-O DATA「WN-AX1167GR」はまんべんなく電波が届くイメージですね。
次は別のスマホ docomo GALAXY S III(SC-06D)を同様の設定でトイレまで持っていく。
2.4GHz帯はつながるのだが5GHz帯はどっちもつながらず。
5GHz帯の壁を通り抜けにくい特性とスマホ側のアンテナの弱さはルータの入れ替えでは改善できないのかもしれません。
最後に無線モジュールのIntel Dual Band Wireless-AC 7260HMWを内蔵したリビングのミニPC(NUC)でそれぞれWifiの状態を確認。
まずはAterm WR8700N
電波は強い状態。
次にI-O DATA「WN-AX1167GR」
電波状態は同じ。
ただし両方のスクリーンショットを見ていただければ分かる通り速度的にはIEEE 802.11nまで対応のAterm WR8700Nに対してIEEE 802.11acまで対応のI-O DATA「WN-AX1167GR」ならデバイス側が対応していれば圧倒的に早い。
リビングPCでAterm WR8700Nに接続。Speedtestで計測。
リビングPCでI-O DATA「WN-AX1167GR」に接続。Speedtestで計測。
au HTC J ONE(HTL22)でAterm WR8700Nに接続。Speedtest.netで計測。
au HTC J ONE(HTL22)でI-O DATA「WN-AX1167GR」に接続。Speedtest.netで計測。
これくらい差が出るとアプリのダウンロードなんかだと明らかに差が出ます。高画質な動画も途切れることなく視聴が可能。
電波がまんべんなく届いて速度も速いI-O DATA「WN-AX1167GR」への入れ替えは十分に価値がありそうです。
よっしレビューも終わったのでトイレ行ってきます!
KOUKOUさん
2016/05/01
「Wi-Fi設定コピー機能」を使った場合は、SSIDが同じものを使うことになって、同時使用できなくなりませんか?
カーリーさん
2016/05/01
ご指摘ありがとうございます!
今回のレビュー項目が区切られてしまっているので手順が一部前後してますが、強度検証はWi-Fi設定コピー機能を使用する前に行ってます。
ちなみにコピーした後両方電源入れっぱなしにしてIPを確認してみましたがWN-AX1167GRの方で繋がっているようです。ただしこれが普遍的なものなのかはわかりません。
まぁAterm WR8700Nは押入れ行きの運命となってしまったのでどうでもいいですがw