ビックカメラ・Sofmap・コジマの専売となる8インチタブレット。
去年中華タブMOMO7Wのマゾい性能に悲鳴をあげつつも小型Winタブの便利さに気づいてしまい…
MOMO7Wの故障後geanee WDP-082-2G32G-BT(以下geanee)を購入したがこちらは自分の不注意で半年も持たずに落下破損。我慢していたがやはり小型Winタブが欲しくなりコイツを購入。
もう少し待てば1世代後のATOMを積んだ廉価モデルも出てくる(海外向けモデルや定番メーカー製では既に登場している)と思っていたが、我慢できなかった。Z3735Fを搭載しているgeaneeと性能はほぼ同じなのでZ3735F自体の参考は上記geaneeのレビューを参考にしていただけると幸い。
化粧箱は意外と安物っぽくないが、geaneeと殆ど同じ作り(中の緩衝材まで)というのが笑える。
付属品はACアダプターとケーブル、USB変換ケーブルと定番セット。アダプターはしっかり2Aだ。
当然国内正規品なのもうれしい。またこの手の廉価製品は初期不良の可能性も相応にあるだろうが、その辺には慣れているビックカメラやsofmap扱いなのも安心感がある。尚メーカー(というか輸入)は旭エレクトロニクスとなっているが、DSP版OSやマザーボードの輸入を行っている会社なので名前に見覚えのある自作erも居るだろう。
シンプルで癖はないけどロゴでけぇ
筐体はすごくシンプル。上端・下端のみ樹脂製であとは金属。
中華タブだとiなんとかを意識したホワイトモデルが多いのだが、どうしても安物の白は安物感ばりばりなので黒を選べるのはありがたい。以前の専売モデルではカドがあるスクエアなスタイルでかっこよかったが、今回は丸いシンプルなもの。また全体的に小ぶりになっている。
このクラスのタブレットは縦に持ったときに右上に音量ボタンや電源ボタン、上にUSBコネクタ等が来るものが多いのだが、このモデルは左上にボタン類、下にコネクタ類だ。まあ逆さにしても問題ないのだが、背面のインテルロゴが逆になる。
端子はUSB・オーディオに加えてHDMI端子もある。そしてこの手のタブレットには欠かせないMicroSDカードリーダー。しっかり中まで納まるので挿しっぱなしにしてデータ用として使える。
またgeaneeやmomo7w同様に保護フィルムが最初から貼ってある(写真のはがしてねフィルムの下にもう1枚ある)のでとりあえずそのまま使えるのはありがたい。
さっきからモザイクはりまくってるが無駄にでかいシリアルナンバーはどうにかならなかったのか。まあ速攻ではがれかかったGeaneeもどうかと思うが。またインテルロゴも結構でかい。ホワイトモデルならシルバーにホワイトのプリントなので目立たないのだが…
ちなみに下端の中途半端な位置にある3本のスリットはスピーカー。一応ステレオスピーカーだが位置が中途半端な上に0.5Wが2基なのでやっぱり他の廉価タブと同様音がなればいい程度。
というか横置きだと結局片方に偏る位置だし左右の場所も近いからモノラルと差がわからん。
そして機能面で気になるのはWindowsボタンが無い事。これ人によっては誤操作の原因となるのでいらないという人もいるだろうが、自分はスタート画面に戻るときに重宝していたのついつい無いハズのWindowsロゴを探してしまう。ボタンさえあれば文句なしだったのだが…
32GBストレージでは不安という人に丁度いい価格とスペック
17800円税別だが10%ポイント還元が入るのでそこを考慮すれば税込17500円とも言える。Geanee含めもっと格安のタブはあるが、このモデルのアドバンテージは1920*1200の高解像度液晶、GPSセンサー、64GBのストレージといった性能面の強化がされていること。CPUは同じZ3735F。
Z3735Fについてはgeaneeの時も書いたが「Windowsを使うのに最低限だが普通に使える」ライン。
Z3735Gモデルのようにメモリ不足に悩まされることも少ないので8インチという画面サイズでできる
範囲のことなら意外となんとかなる。当然艦これもOK。
搭載OSはWindows10 Home 32bit。8.1Bingと同じ小型端末向けのライセンスと思われるが特に通常の10Homeと差異はない。
尚sofmapのページでは「マルチタッチ(5点)」とあるがWindows上の認識は10点マルチタッチとなっている。
自分が購入した個体はWindows10のビルドが初期のもの(Cortanaがないやつ)だったので最新版にアップデートしたが、アップデート作業には結構時間がかかるので早く使いたい人は後回しでもいいだろう。以後の内容は全てアップデート後のものだが特に問題は起きていない。
他廉価タブレットに比べて強化された部分では特に64GBのストレージがハイライト。
容量を気にせず使いたい人にはありがたい。一先ずMicroSDの追加購入すらいらないのはコスト面でも強みになる。
自分は16GB→32GBときていて32GB+MicroSDで不足を感じていなかったので問題ないのだが。
またWin8に比べてWin10は初期状態のストレージ消費量が少なくなっているのでよりストレージには更に余裕ができている。
先ほどのビルドアップデートを終わらせた状態でも使用分は18GB弱で39GB程の空き容量があり、アップデート関連バックアップファイルを消したクリーンな状態なら使用分は10GBにも満たない。
eMMCはHynixの「HCG8e」が搭載されている。
なんかエロCGみたいな名前で速攻覚えてしまったが、eMMCにしてはシーケンシャルリード200MB/sに到達するなど性能はがんばっている。
右は参考用のgeanee内蔵eMMCのスコア。全体的に速度が上昇している。体感速度への影響はどの程度からないが少なくともZ3735Fの足を引っ張るようなものではないので安心。
ちなみに旧版CDMでとったスコアもこんな感じで大差なし。
少々心配だったのが1920*1200の液晶にZ3735Fとその内蔵グラフィックが耐えられるのかというのだったが、幸い1280*800液晶のgeaneeと体感速度に差はなく、動画再生も問題なし。3Dゲーム等はそもそもこのサイズではやらない。この辺を書いていると後継のATOM X5系を搭載したモデルが欲しくなってきてしまうのであまり書かないでおこう。
ちなみに壁紙は1920*1080のものだと足りずに上下に隙間が出るが、窓辺さん壁紙はがっつり大サイズで作っていてくれたのでしっかり対応。
ただ高解像度液晶の恩恵もあまり感じられてはいない。いくら1920*1200といっても8インチだ。
確かに画像等きれいに表示できるのだが、実際の表示はスケーリングで大きくしなければならないので、情報量は増えない。
初期状態だと200%のスケーリングで情報量が少ないくらいなので150%に設定している。だからといって100%スケーリングにすると小さすぎて操作困難。
スケーリング無しで艦これ(800x480)を表示するとこのざまだ。
まあこの解像度ならその他のブラウザゲームで解像度に悩まされる事はまずないのでその辺は安心。
また、縦持ちにしたときに幅が1200px扱いになり結構使えるというメリットもあるが、Windowsは横画面のほうが扱いやすい。OS側の問題だが上下に分割するスナップができれば縦画面でもすごく便利になりそうなのだが…
バッテリーの持ちは艦これやブラウジングをして5時間程度。やはりgeaneeと変わらないが、MicroUSB給電なのでモバイルバッテリーで補充できるのが強み。
ストレージと画面解像度にメリットを見いだせるのなら17500円以上の価値がある。
逆にストレージは最低限で十分、解像度も艦これができればいい程度ならgeaneeと同等のスペックのZ3735F搭載タブレットを狙えばより安くすませられる。
何度も言うがMOMO7WクラスのZ3735G&7インチ1024*800液晶モデルはマゾ向け。
といった感じ。もう少し経てばATOM後継モデルもラインナップがそろってくるだろうし小型Winタブは面白いジャンルだろう。Z3735Fはメインとして使うには不十分だがサブ端末としてはコスパが高いし、持ち歩きはもちろんデスクトップPCの補助表示用としても便利だ。
あと艦これできるし菊月かわいい(そればっかり
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購入金額
17,800円
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購入日
2016年01月26日
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購入場所
ビックカメラ
カーリーさん
2016/01/27
Takahiroさん
2016/01/27
下小川さん
2016/01/27
実は個人的には旧タブのスクエアなデザインのほうが好きなんですよー。新モデルは小型化と低価格化がメインみたいなんで使い勝手自体はあまり変化なさそうですねー