IHコンロは比較的安全で便利です。 ガラストップコンロは綺麗です。
業務用ガスコンロは無骨です。 スレンレストップに鋳鉄製五徳。
かろうじて点火装置は備わりますが、弱火も強火も調理人自身が調整します。
魅力は強火。 丁寧にレシピを守っても、火力が違うと再現できない世界があります。
一般家庭のガス栓は「13」ですので、「15」口径に変更する必要がありますが、その手間を惜しまなければ新しい世界が開けます。
家庭用の強力コンロと別次元の強火が入手できますよ。
家庭用ガスコンロなら、強力バーナー仕様でも、せいぜい5,950kcal/h前後の火力です。
業務用ガスコンロでは少バーナーで4500kcal/h、大バーナーで8000kcal/hを得ることが出来ます。
滅多に大小ともに全開で使うことは無いのですが、数値以上の差を感じます。
鋳鉄製の五徳は、中華鍋もアルミ製フライパンも、寸胴も、よほど口径の小さなミルクパン以外なら
きちんと受け止めます。
そして、業務用ならではの特徴として、お掃除しやすさを挙げておきたいですね。
五徳や汁受けは当たり前ですが、バーナー自体も工具なしで簡単に取り外せます。
汁受けも本体もステンレス製ですので、時にはスチールウールで磨くことも出来ます。
バーナーは鋳鉄製本体と、真鍮製円盤とに別れる構造ですので、汁物の吹きこぼしで発生する目詰りとも無縁です。 真鍮製円盤を磨けば、目詰りの解消だけでなく、見た目にもスッキリします。
私は、週に2度ペース仕込むカレーの調理が終わった時点で、バーナーのお手入れを行います。
長期の使用で、バーナーは少しづつ痛みます。 その際は各部品を個別に注文出来るのも魅力。
本体は10年以上単位でずっと使えます。
弱火でコトコトという用途には、「不意の立ち消え警報」等は備わらないので
別途小口コンロやIHコンロを使われる方が良いかもしれません。
(決して弱火のコントロールがし辛いわけではありませんよ)
但し、ガス管は一般的なご家庭で使用されている「13」のままではガスの供給量が足りないので
業者さんに依頼して「15」口径のものに交換する必要があります。
この部分はDIYが固く禁じられていますので、お間違いなく。
無骨を持って良しとする
虚飾を配したステンレス製筐体。
つまみは樹脂ですが、その下に「一応」貼られている火力操作パネルは、シールです。
そのうち剥がれます。
でも傷に強いステンレス製筐体。 鋳鉄の五徳とバーナー。
これほどお手入れがし易い素材もありません。
メルヘンなキッチンには似合わないかもしれませんが、
お料理好きの奥様ならお気に召すかもしれません。
点火は静電式 お掃除はマジックリンとスコッチブライトで
点火は昔ながらの静電式です。
一度できちんと点火しますが、外側コンロにしか装置が備わらないので、少コンロを使う時でも
まず外側コンロに火を付けてから、内側コックを捻り、その後外側コンロを戻すという手間が必要です。 私は慣れていますが、それは邪魔くさいですか?
お掃除はマジックリンとスコッチブライトでピッカピカ。
自動調理器ではありませんが、、、これがないと美味しい炒めモノはつくれません。
このコンロが勝手にお料理を作ってくれるわけではありませんが、
これがないとダメな料理が一杯あります。
特にピラフ(炒めご飯)を2〜3人前分調理するなんて芸当は、家庭用コンロでは絶対無理です。
それこそベチャッとした仕上がりになります。
時々、テレビで「炒飯を作るなら、冷ご飯が良い」とか「冷蔵庫で水気を抜いた冷ご飯が良い」が
紹介されていますが、私見では「そりゃ嘘」です。
視聴者にベチャッとした炒飯を作らせて、お店では違うよと言いたいのか? と疑ってます。
炒飯のキモは火力でしょう。
強火で一気に炒めるから、パラッパラの美味しい炒飯が出来上がります。
もし強力バーナーが無い方は、炒める前にレンジでチンしてください。
アッツアツのご飯でなくても良いです。 火力不足を補うために、予め温めてあるご飯を使うと
驚くほど上手く炒めることができますよ。
も一つのキモは油かな?
サラダ油の代わりに、「ラード」「バター」「マーガリン」「ごま油」等を試してみてください。
それらをお好みで混ぜるのも良いアイデアです。
サラダ油とは次元の違う味が楽しめます。
強火で短時間。 これが炒めモノのコツだと思います。
永く使えて 美味しいから 高くないと思えます
ホームセンターで売られている2口プラス魚焼きグリル付きコンロが2万円前後ですか。
それに対して、この2口コンロは、実売価格で5万円弱です。
魚焼きグリル機能を満たさないで2倍強の価格をどう考えるか?
いや!そもそも強力バーナーという機能は家庭用コンロには備わりません。
でもガス屋さんにガス管交換の工賃を支払う必要があるよ。
う〜ん、これはもう価値観の問題です。
ただ業務の厨房では、これがないと始まらないのも事実なんです。
プロ用オーディオ機器、同じくカメラや工具を欲しがるのは男だけでしょうか?
お料理好きの女性に、この種の強力バーナーを使ってみたいとお考えの方は少ないのでしょうか?
一度ご相談なさっては如何でしょうか? 今はAmazonで気軽に買えます。
それこそ一般家庭では一生ものとして愛用できると思います。
購入価格はうろ覚え。 時期も曖昧です。
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購入金額
38,595円
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購入日
2011年09月27日
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購入場所
楽天業務用厨房機器のリサイクルマート
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