■更新履歴
2016.2.24:Skylake版のCeleronG3900レビューへのリンクを追加。←NEW
2015.12.4:文中のもちものへのリンクが公開用のアドレスでなかったので修正(´・ω・`)
2015.11.3:ベンチマーク大量追記!DDR3-1600/DDR4-2133環境もあるよ。
2015.11.2:速報版ベンチ結果UP。但しDDR3-1333MHzで動作していた(´;ω;`)
2015.11.1:初版の外観レビューUP
IntelのLGA1151向けCPU「Pentium G4400」です。
最新のPentiumタンの性能が知りたくなったので、PCワンズで購入しました(;=゚ω゚)=333
(本当は発売日に買いたかったけど、平日だもんな・・・)
【モデルナンバー(実クロック)】G4400 / 3.3GHz
【コードネーム】Skylake
【製造プロセス】14nm
【コア/スレッド】2 / 2
【L1/L2キャッシュ】未調査 / L3 3MB
【コア電圧/TDP】未調査 / 54W
【主な拡張命令】SSE4/SSE4.1/SSSE4.2/Xdbit/VT-x
【内蔵GPU】intel HD Graphics510 (MAX 1GHz)
【Socket/Slot】LGA1151
【sSPEC】SR2DC
【リリース時期】2015年10月30日
【製品HP】
http://ark.intel.com/ja/products/88179/Intel-Pentium-Proc...
【発売時の記事】
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/news/news/201510...
ついに登場したSkylake世代のPentiumです。
型番は前世代のHaswellが3000番台でしたが、4000番台となっています。
LGA1151プラットフォーム採用により、DDR4(1866/2133)をサポートするのが特徴です。またDDR3L(1333/1600)もサポートされています。DDR3Lは低電圧用のメモリでデスクトップ用としてはあまり普及していませんが、マザーボードメーカーが独自で普通のDDR3メモリに対応している場合がほとんどなので、アップグレードとして使う場合も使い回せます。
いくらDDR4が安くなったと言えども、まだDDR3よりは高いので、このPentiumのようなローエンドモデルでは、現状DDR3で組む人の方が多いと思います。
内蔵グラフィックスの型番にも変化が見られ、従来Pentium/CeleronはIntel Hd Graphics(無印)でしたが、このPentiumG4400ではIntel HD Graphics 510という数字が付けられています。上記のIntelの製品ページによれば、DPのみ4K解像度でかつリフレッシュレート60Hzに対応するようです。反面、TV等で普及しているHDMI2.0には対応しないようで、HDMI1.4は4Kで24Hzとのことです。
ゲームでの性能がどれくらいアップしているのかも気になりますよねw
今回はDDR3とDDR4の違いも検証したい為、両方のソケットを備える変態マザーASRockのB150M Combo-Gと一緒に購入しました。
■外観レビュー
とりえあずはいつもの外観レビューから言ってみましょう(;=゚ω゚)=333
まずは化粧箱。
なんかワープをイメージされるようなサイバーチックなデザインです。
少なくともHaswellの化粧箱と比較すると、デザインセンスが数百倍はUPしたと思えますw
シールの部分。
見ずらいですが、手前のBOX背面部分にマレーシア製と書かれています。
G4400 3.3GHz 3MBですね。
早速、箱を開けてみました。
内容物は以下のようになります。
・CPU本体
・CPUクーラー
・マニュアル+エムブレムシール
Haswellの時は、McAfeeの何かが入っていたのですが無くなりましたね。
CPUクーラーはFoxconn製ですね。
DC12V 0.17AなのでHaswellを含むそれ以前のクーラーと同じです。
基本的に前世代のLGA1150のCPUクーラーも使うことができます。
TDPが低いのか銅は埋め込まれていないタイプですね。
今回のCPUの一番の進化点かも知れません。
何と、エムブレムシールがキラキラ仕様になりました(;゚∀゚)=3ムッハー
インテルが正方形のエンブレムを作るって珍しいですね。
これなら昔のケースのエンブレムシール用の窪みに貼れるかもw
そして、CPU本体です。
これがSkylakeのPentiumG4400です(`・ω・´)キリッ!
sSpecは「SR2DC」
昔より刻印が大きくて見やすくなりました。あと、CPU自体に生産国が書かれなくなりましたね。
CPUの裏側です。
セラミックコンデンサやその他チップ部品の数が物凄いです。
基板も上位モデル同様Haswell世代よりも薄くなっています。
■動作させてみた
早速、組み込んで動作させてみましょう。
ローエンド構成で組んでいます。
【CPU】Intel Pentium G4400
【クーラー】LGA1150時代のリテール品を使い回し
【メモリ】DDR3-1333環境:CORSAIR CML16GX3M4A1600C9B(4GB×2)
DDR3-1600環境:Team TED38192M1600C11DC(4GB×2)
DDR4-2133環境:Crucial CT4G4DFS8213(4GB×2)
【HDD】WD 250GB S-ATA
【マザー】ASRock B150M Combo-G
【グラフィック】CPU内蔵Intel HD Graphics510
【ケース】ドスパラのショップブランドケース(In Win製)
【電源】Silent King 350W
【OS】Windows7 HomePremium 64bit
さっさと組みましょう(;゚∀゚)=3
Pentiumタソをタイ━━━━||Φ|(|゚|∀|゚|)|Φ||━━━━ホ!!!!!!
メモリとクーラーを付けた。
ケースに組み込む。
一発でBIOSキタ――(゚∀゚)――ッ!
Windows7、SP1、Windowsアップデート、BIOSのアップデート、各種ドライバのインストールを行いましたが、至極安定しています。
■ベンチマーク(性能比較)
DDR3-1600MHzで取るつもりが1333MHzで動作していたけど、ベンチ取ってしまったので結果置いときますね(´・ω・`)つ
↓ここからベンチ弾幕追記。
DDR3-1333/1600、DDR4-2133環境でもベンチとったお。
比較対象だお(´・ω・`)
■CPU関係のベンチ
CPU関係のベンチのスコア表
【結果】
クロックを考慮してもHaswell世代よりIPCが上がっているようですね。午後のこーだーシングルスレッドではCorei3-4130を超えました。CINEBENCH類もクロックが0.1GHz低いだけのG3258よりスコアが15%近く高いですね。CrystalMarkのALUを除けば、メモリ速度によるパフォーマンスの変化はほとんどありません。これなら余っているDDR3-1333MHzを使っても良いかも知れませんね。
■GPU関係のベンチ
GPU関係のベンチのスコア表
【結果】
PentiumG4400では、GPU性能はHaswell世代のG3258から概ね20~35%程度向上しているようです。こちらではCPU関係のベンチと比べるとDDR3-1333と1600の差は出ています。ちなみにDDR4のアドバンテージはほとんど出ていない模様です。この為、将来のアップグレードに対する投資以外の目的以外でG4400にDDR4を挿すメリットは少ないと考えています。
ただ、内蔵GPUでゲームをすること前提なら、実勢価格が5500円程度のA4-7300が意外と健闘しています。(メモリは安価なDDR3-1600)勝ち負けはありますが、概ねG4400とA4-7300のGPU性能は同等と思って良いと思います。
■CPU-ZとGPU-Z
CPU-Zでは何故かCorei5-6600と表示されますw
GPU-Zのデータベースにはまだ載っていないようですね・・・
■消費電力とCPU温度
引っ越ししてから、紛失していたエコキーパーが出てきたので測ってみました。
今回、CPUクーラーはG4400付属品ではなく、上位の銅が埋め込まれているタイプ(G3258に付属のもの)を使用しています。また、消費電力はマザーや電源が異なるので絶対値は役に立たないと思います。アイドルと負荷時の変化の参考程度にしてください。
消費電力/CPU温度(HW MonitorのCPUパッケージ読み)
・アイドル(起動後10分): 38W / 22℃
・Prime95(5分): 61W / 40℃
・Prime95+FF14(5分): 68W / 42℃
80PLUSに縁の無い安物電源ですが、アイドル時は38Wと十分に低いです。3.5インチHDDをSSDにすればACアダプター駆動でも問題なさそうですね。
温度の方は11月と言うこともあり、CPU温度は相当に低いです。常時100%でも放熱で困ることは無いでしょう。
■まとめ
という訳で、LGA1151に対応した初めてのSkylakeコアのPentiumを見てきました。GPU性能が大きくUPしている他、CPU性能としてもIPCが高くなっており、順当な進化が伺えます。
少なくともスリムPCなどで内蔵GPUでゲームをされているユーザーさんにとってはこのGPU性能の向上はありがたいと思います。SandyBridge以降、IntelのCPU内蔵のGPU性能は世代が変わるごとに30-50%近くの性能を上げてきたので、IvyBridge世代(CeleronG1610やPentiumG2020)以前の方は買い換えるだけで大きく性能が向上すると考えて良いでしょう。
あと、付属のPentiumのエムブレムシールがキラキラ仕様になったこともポイントです。
これでPentiumタソ可愛いよ(*´д`*)ハァハァという輩も大満足でしょう。
また、インテルとしては珍しく正方形で出してきたので、昔の古いケースを使っている方はエンブレムシール貼り付け用の窪みに張り付けて(*´д`*)ハァハァできます。但し、厚みの薄いシールなのでフィット感はイマイチかもw
【良い点】
・LGA1151の選択肢が増えた。
・順当な性能の向上
・GPU性能UPに伴いよりプレイできるゲームが増えた。
・付属のエムブレムシールがキラキラ仕様でかつ正方形になった。
【悪い点】
・敢えて言うなら、エムブレムの進化以外面白味が無いw
っという訳で、SkylakeのCeleronが登場するまでは、LGA1151プラットフォーム普及役を担ってくれる製品だと思います。これから低予算のPCの自作や、直販メーカーPCのローエンドモデルに最適な選択肢だと思います。
つまり、PentiumG4400は半端者ではありませんよ|д゚)・・・
SkylakeのCeleronが出るまではな!
2016.2.24 NEW
Skylake版のCeleronG3900を入手したのレビューしました(;=゚ω゚)=333
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購入金額
7,880円
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購入日
2015年11月01日
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購入場所
PCワンズ
jakeさん
2015/11/02
円安で高くなってしまって、絶対的な価格が高くなったのがネックでしょうか?
CR-Xさん
2015/11/03
ふっけんさん
2015/11/03
円安はきついですね・・・
以前は最下位のPentiumG2020は5500円程度だったと思います・・・
今では8000円弱ですね。
ふっけんさん
2015/11/03
A4-7300ならまだ頑張れると思うw
ただ、早く次を出さないとキツイとも思う(^^;
CR-Xさん
2015/11/03
ふっけんさん
2015/11/03
NUCの上位モデルはまだ高いw
ただ、AMDで8000円と言えばA6-7400Kしかないです。
A8-7600が8000円ならともかく、7400Kだと劣勢ですね・・・
AMDにも頑張って貰わないと(´・ω・`)
mokaさん
2015/11/05
ふっけんさん
2015/11/06
価格を考えてもそうなりますね。
CPU性能がほぼダブルスコアで負けてますので、AI負荷の大きいようなゲームだと逆転するかも知れませんけどw