MVNOのSIMは、これまでBIC SIMのファミリーシェアプランの3枚、ServersMan SIM 100を使っていますが、手持ちの機器数に対してはもう少し枚数があっても良いという状態です。
タブレットに関してはNexus 7の分のSIMが無かったり、モバイルルーターもドコモの通信網が使えるように用意したHW-01Fの分が無かったりします。
しかし、いくら安価なMVNOのSIMとはいえ、あまり何枚も持っていても維持費がかさむだけです。
なので用意するとしても月額1,000円以下のものが良いと思っていたわけですが、その中でも特に目を引いたのが、元々業界初のKDDI通信網を利用したMVNOであるmineoを展開する、ケイ・オプティコムがNTTドコモ網のMVNOも開始して、その記念キャンペーンとして基本料金から月額800円を、利用開始から6カ月間割引するというものでした。
※このキャンペーンは10月31日申込分までの適用となります。私の申込日も10月31日です。
そこでとりあえず使ってみるには3GB/月程度のデータ量があれば充分だろうということで、シングルタイプ(データ通信のみ)の3GB(通常価格900円/月)を申し込んでみました。
SIMやマニュアルが入った封筒と、契約関連の書類が別送されてきました。もっとも、同じタイミングで届きましたので、一つにまとめてくれても良かったのかも知れませんが…。
大きい封筒の中身です。設定ガイドとSIMが入っています。今のところnanoSIMのハードウェアは全く持っていないのですが、SIMに関しては小は大を兼ね、大は小を兼ねないため、最小サイズのnanoSIMを選択しています。
IIJよりは遅い?
今回は折角買ったのに全く活用できていなかった、NTT docomoのモバイルルーター、HUAWEI HW-01FにSIMをセットして使ってみました。
HW-01FはmicroSIM対応機ですので、まずはSIM変換アダプターでnanoSIM→microSIMの形状変換を行います。
後はHW-01FのSIMスロットに装着するだけで物理的なセットアップは完了です。
この後は、mineoに合わせた接続設定をしてやる必要があります。この辺りはPCにUSB接続してしまった方が簡単でしょう。
SIM装着後の初回起動時です。電話番号は検出されていますが、接続は出来ないために圏外表示となっています。デフォルトのIPアドレスは192.168.8.1となっています。
出荷状態ではmopera Uの接続設定しか用意されていませんので、新規に設定を作成します。mineoの設定は以下の通りとなります。
無事に接続できると、通信網がNTT DOCOMOと表示され、IPアドレスなども割り当てられるようになります。
なお、MVNO SIMでもファームウェア更新などは問題なく出来るようです。実際に更新してみましたが、特に問題なく完了しています。
ここまでの設定はPCにUSB接続した状態で実施していますので、そのままUSBテザリングでスピード測定をしてみました。
LTE通信しているということを考えればやや物足りないというところです。以前CLIDE9の3G通信(SIMは前述のBIC SIM)で測定した値とあまり大きな違いはありませんからね。
一方、同じ位置でBIC SIMを装着したXPERIA Z1でも速度を計測してみましたが、あまり電波状態が良好ではないことは判ります。
それでもmineoよりは良好な値を出していますので、mineo自体の速度はあまり奮わないという結論ということになりそうです。
とはいえ、キャンペーン価格の半年間は素晴らしいコストパフォーマンスですし、それ以降の価格もまずまず手頃ですから、あまり速度重視の使い方でなければこれでも十分といえるのではないでしょうか。
現在はキャンペーンが終了してしまいましたのでここまでの安さで使うことは出来ませんが、元々比較的安価な部類に入る価格体系ですので、選択肢の一つとして有力といえるでしょう。
-
購入金額
3,240円
-
購入日
2015年11月07日
-
購入場所
ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。