槌屋ヤック製のGPSレーダー探知機。
スマートフォンのタッチパネルとGPSを使い、レーダー探知機の一部機能として活用する。
本来の製品は、これにスマホ用クリップが付属する。
運転中、視界に入って邪魔なので外してあるが、本来の製品はこんな感じ。
ぶっちゃけ、ダッシュボードの上に設置すると、かなり邪魔くさい。幸い、MicroUSBケーブルも長いものが付属しており、レーダー受信機部分は分離する構造な上、実はUSBは充電専用でしかないので、別系から充電すれば繋がずともOKだったりする。
受信機とスマホの通信は、Bluetoothに拠っている。かなり離した位置での設置も可能。
表示画面と操作パネルを兼ねるスマホは、運転席右側のドリンクホルダー兼用クリップに装着してあるが、これできちんと動作する。
設置における自由度が高いのが、この製品の強み。
但し、使用上の制限がかなり多い。
まず、対応するスマホの種類が余り多くない。
AndroidのVr4.0以降(4.1とかも駄目)は実質的にNGのようで、実は私が使っているXperiaZも非対応機種だった。(機種対応表はこちら)
幸い、以前持っていたスマホ(Galaxy-SII)が対応機種だったので、そいつにアプリをDLして使っているのだが、ここでも落とし穴がある。
この製品、実は使用中こそ通信していないのだが、アプリ起動時に製品購入者かどうかのチェックのため、装着されたSIMの電話番号を確認している。
SIMが装着された状態のスマホで、最初に起動したときに製品シリアルの登録が必要なのだが、このときにメーカー「シリアル登録に利用したスマホの電話番号」を登録管理しているため、スマホのSIMを差し替えたりすると、いきなり使用不能になる。
スマホの機種変更はOKのようだが、それでも対応機種以外だとどのみち起動不能。
私はスマホをIIJで10G契約しているため、SIMを一契約で三枚使える。
そのうちの一枚をデータ専用3G通信で利用(これだと、年間維持費が実質2円)することでこの辺りの問題を回避しているが、それ以外の方法で本製品を利用維持する場合、旧式のスマホのまま契約を維持するか、別途データ専用SIMを本製品のためだけに契約する必要に迫られる。
レーダー受信機を長期運用したいなら、はっきり言って別の機種を選ぶべきだろう。
ただ、レーダー受信機としての性能は、割と良好。
スクールゾーンや駐車禁止エリアの警告、LHシステムやオービスの警告は、全てGPS連動している上、スマホのGPSを利用しているため、かなり精度が高い。
また、警告音の変更、警告レベルの変更(最上位警告であるNシステムを、注意警告に下げる等)や停止、地点通過速度のお知らせ、GPS連動警告MAPの表示と、数万円する上位機種に匹敵する機能がある。
そのほか、GPSを利用したドラッグタイマー、走行中の平均速度計測、車の傾斜状態を示す角度センサなどもあり、それら全てをタッチパネルで操作出来るのは中々に便利。
維持の方法さえ確立できれば、安価に高性能なGPSレーダー探知機が手に入るので、私個人としては便利に使っているのだけど、正直その「維持の方法」を確立する手段が限られまくっているのが、本製品が「リサイクルショップで1500円」だった理由だろう。
現在も一部で通販が見られるが、それでも新品で5000円しない模様。
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購入金額
1,500円
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購入日
2015年07月頃
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購入場所
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