レビューメディア「ジグソー」

拡張性充分の本格フラッシュ

今回、SONY製ミラーレスカメラ用にクリップオンタイプのフラッシュを注文しました。

写真撮影時のライティングは、基本的に自然光とレフ板を使ったりや複数のLEDライトを使って、陰影を実際に見て撮影するのですが、そういったライティングが許されない環境での撮影で、手軽に使えるのがフラッシュです。

 

フラッシュは、コンパクトデジタルカメラにも搭載されたものが多いのですが、このフラッシュは、多彩な機能と高出力で撮影の自由度を格段に上げてくれます。

 

パッケージの表面には、白背景にフラッシュの商品イメージが中央に配されていて、左上には、メーカーロゴが記載されています。

下部左側には、商品名が中国語と英語で記載されていて、下部右側には、V1Pro Sという型番が記載されています。
最後のSは、SONYのSで、V1Pro-C(Canon)N(Nikon)F(Fujifilm)O(OLYMPUS)というバリエーションがあります。
メーカーの違いは、主にメーカー固有のTTL(Through The Lens)発光に対応したものと思われます。
パッケージの裏面には、フラッシュのコントロールパネル及び液晶表示の写真と共に、商品の特徴が列記されていて、下部にはメーカー情報が記載されています。

パッケージを開けると、黒のブリスターの中に、フラッシュ本体がポーチに入った状態で左側に収まっていて、右上部にはサブフラッシュとUSB充電器が黒い小箱に入っていて、その下に、充電用USBケーブル(Type-A>Type-C)が入っていました。
右下には、フラッシュ用小型スタンドとその下にフラッシュ用バッテリーが入っていました。
これ等の上に、取扱説明書及びフラッシュ用カラーフィルター(30枚程度)、クリーニングクロスが入っていました。

取扱説明書は、中国語と英語のみの記載でした。

メーカーのWEBページに期待したのですが、WEBページにも、同梱品と同じものがPDFファイルとして置いてありました。

型番は異なりますが、V1S(Proではない)の取扱説明書は、日本語版がありましたので、それを見れば、ある程度理解できると思います。

 

フラッシュの多灯シンクロや、マニュアルでの発光が少なければ、英語版のみでも問題は無いと思います。
このフラッシュは、多灯の場合、マスターにもスレーブにもなれるので、同メーカーの多灯対応フラッシュを追加購入すれば、多方向からの発光を制御して、思い通りの撮影が可能になります。

 

このフラッシュは、76Wsとクリップオンタイプとしては、高出力のフラッシュで、発光部が、上下左右に動かせるので、天井や壁にフラッシュライトを当てて、その反射光で柔らかい光にすることが可能です。

更に、このフラッシュには、サブフラッシュが正面に付けられるので、ポートレイト撮影等で、主灯はバウンズさせ、キャッチライト用にサブフラッシュを発光させることも可能です。

また、暗い場所での撮影等では、主灯の下部に、モデリング用のLEDライトも備わっていて、フラッシュのコントロールパネルの回転スイッチの右端を押すだけで点灯させることができるのも便利です。

このフラッシュは、リチウムイオン充電電池を本体に直接挿すというものです。

私は、これまで、単三充電電池を複数本電池ケースにいて、フラッシュ本体に収納するタイプのフラッシュばかり使てきましたので、本体にダイレクトに挿し、更に充電電池に設けられたUSB Type-C端子を使ってUSB充電器から直接充電するもというのも新鮮でした。


当然のことながら、フラッシュから外しても、専用充電器要らずで充電できるのも便利です。
充電電池のUSB Type-Cコネクタの近くには、INPUT 5V/2Aとの刻印があり、付属のUSB充電器の銘版を見ると出力が5V/2Aと記載されていました。

予備バッテリーをスマートフォン用USB充電器でも充電できるのは荷物が減って良いと思います。

バッテリーのUSB端子の反対側のフラッシュ本体部分には、TTL(Through The Lens)・Manualの発光切換スライドスイッチと、バッテリーリリースボタンがあり、その間に、蓋が付いていて、蓋を開けると、フラッシュのファームウェア更新用のUSB Type-C端子及びワイヤードシンクロ用端子が備わっていました。

フラッシュを付属のスタンドに取り付けると、多灯やカメラ本体にはコマンダーを取り付け、その信号で無線発光させる際に使うことができます。
また、スタンドの裏面には、三脚用ネジ穴があるので、ライトスタンド等高い位置にストロボを設置して無線発光させることも可能です。

私が使用したソニー製ミラーレスカメラは、α7CRという比較的小型のカメラなので、フラッシュを取り付けると、結構大きく見えます。

 

試しに、ヘッドフォンを、正面からダイレクトに光を当てる撮影と、天井にバウンズさせて撮影したものを掲載しました。

ダイレクトに光を当てたものは、ちょっと硬めに写り、フラッシュの影も濃い色の影ができてしまいます。
これは、コンパクトデジタルカメラで撮影した時と同様の写りです。
一方、バウンズさせて撮ったものは、光が回り、影も薄く、全体に明るく写すことができます。
フラッシュ1本だけでもこのような撮影ができるので、使い易いと思います。

  • 購入金額

    55,810円

  • 購入日

    2024年03月26日

  • 購入場所

    amazon

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