エッジのきいたデザイン
AK240やAK3x0ほど複雑な面構成ではないもののかなりエッジのきいた感じはまさにAKのもの。
かなりエッジのきいたデザインは裏を返せば角が立っています。
ケースなしでは持ちにくいのでケース必須。
前面。3.1型タッチパネル。
背面。このタイプのボリュームダイヤルはAK Jrが最初でその後AK320/300に採用。
左側面。上から順に曲戻し、再生/一時停止、曲送りボタン。
右側面。micro SDカードスロットとボリュームがある。
micro SDカードスロットに挿さっているのは付属品のスロットカバー。
上面。電源ボタンと3.5mmステレオミニ端子がある。
下面。micro USB端子。なんかポカーンとした顔みたいw
旧世代のOSはウォークマンに慣れていると独特
現行モデルのAstell&kern製品(AK3x0/AK70)はすべてAndroidベースのOSを採用していますが、
AK Jrは初代AK100/120のOSがベースになっています。
画面が縦長になっている分、配置は変更されていますがホーム画面のメニューも初代AK100から大きな変化はありません。
そして、この旧世代の独自OSは結構重いようで、読み込みやスクロールで動きが緩慢です。
最近のスマホのようにはいきません。
あえて例えるならシングルコアのCPUが乗ったAndorid2.x世代のスマホのような感じ。
また、ウォークマン等の以前から売れている大手のDAPに慣れた人からすると結構独特の動作をすることもしばしばです。
例えばアルバム単位で楽曲を聴いていって最後の曲まで行って停止させる動作にしたとすると、
最後の曲が終わった後に、ウォークマンなら勝手に止まるだけですが、AK Jrは「タイトルが指定されていません」という謎の警告文が出て、「再生中の曲」というリストに飛ばされます。
恐らく一回次の曲に行く動作をして次の曲がない時は警告が出るようになっているのでしょう。
ここから違うアルバムに移動したい場合、戻るボタンを最大3回押して戻らないといけないためウォークマンよりは操作が1ステップ多いです。
この動作も読み込みを伴う場合があるのでプレイリストを細かく設定せずにアルバム単位で聴いてる人は少々選曲のテンポが悪い印象。
全体的な使いやすさはウォークマンの方が上な気がします。
あとは、AKシリーズで全体的に多く見られる不満点なのですが、楽曲転送後のデータベース更新が異様に長いですね…
ウォークマン以上ではある
今まで使ってきたウォークマンA860やF880なんかと比べると一つ一つの音がはっきりしている印象。
帯域としては少し低域に寄っています。
決して高域がないわけではないのですが、欲を言えばもう少し高域があってもいいのかなと感じますね。
AK100IIのような傾向とは全然違います。
ヘッドホンの駆動力はほどほど。
駆動が大変といわれるヘッドホンでは少々音量がとりにくいけど持ち運び向けのイヤホンは問題なし。
AK100II/120IIが第1世代AK100/120に比べて大幅に値上がりしたことも受け、さらなるエントリー機として投入されたAK Jr。
AK100MK2(AK100IIとは違うAK100のマイナーチェンジ版)をベースに、第2世代のデザイン的要素を入れ、UIを変更した第1.5世代ともいえる機種。
それでも発売当初は実質値上げのような感じの価格帯にブーイングも一部ではありました。
感じ方によって名機とも迷機ともいえるかもしれませんね。
生産終了して中古だけになったことでウォークマン以上のものが結構低い価格で手に入るのはいいかもしれませんが、第2世代機ベースのAK70が後継として出ていることも考えると少々時代遅れ感は否めないですね。
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購入金額
29,000円
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購入日
2015年09月12日
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購入場所
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