今のところモバイルルーターとしては、emobile時代のGL10Pを利用しています。これはGL09Pを新規契約で買って、白ロムのGL10PにSIMを移したものです。
価格面では文句なしにお買い得だったのですが、Softbank(WCP) AXGP、emobile LTE、Softbank 3Gという複数の通信網に対応していながら、それらを明示的に選択することが出来ず常にAXGPに最優先で接続されるという嫌がらせ仕様のため、思いの外速度が落ち込んだり繋がりにくかったりする場所があります。以前使っていたSoftbank 007ZはSoftbank網とemobile網を手動で切り替えられたため、エリア内であれば快適に使うことが出来ていたのですが…。
仕事先でもたまに圏外になってしまうことがあるという困った状況で、最悪の場合にはSoftbank iPhone 5でテザリングすることで対応することもあるほどです。
そこで、ドコモ回線のモバイルルーターを安く維持する方法として考えたのが、MVNO SIM+ドコモ対応モバイルルーターの組み合わせです。
MVNO SIMについては、いわゆるBIC SIM(IIJ mio 高速モバイル/D)のファミリーシェアプラン(7GB/月の高速通信をSIM 3枚で共有)がありますので、モバイルルーターさえあればすぐにでも環境が出来上がるということで、Xi対応の格安ルーターとして入手したのが本機です。
速度はやや劣るがUIの出来はさすが
外装難有りのものを買ったので、少々見た目がひどいのですが、動作自体は正常です。
家庭向けのブロードバンドルーターを豊富に提供しているBUFFALOだけあり、設定用のUI等の出来はZTEやHUAWEIの製品よりもずっと洗練されています。強いていえば、出荷時のルーターのLAN側IPアドレスが、BUFFALO製品でお馴染みの「192.168.11.1」ではなく、「192.168.13.1」である点には若干の注意は必要ですが。
速度性能については最大75Mbps時代の製品であり、決して速くはありません。元々私の自宅ではIIJ mio 高速モバイル/DのSIMではあまり速度が出ないのですが、XPERIA Z1 SO-01Fと比べると概ね半分程度の速度しか出ていないように思います。Webを利用するのに困るほど遅い訳ではありませんが、外出先からSoftEther VPNなどで接続した場合には速度に不満を感じる可能性はあります。
本機の特徴といえる点としては、クレードルを介して有線LAN接続に対応することや公衆無線LANへの自動切り替えなどがありますが、この辺りを使う機会があるかどうかは何ともいえません。
一方で、本機の明確な弱点といえるのはバッテリーの持続時間です。LTE通信時の4時間というのはさすがに少々短すぎるでしょう。他社製品に比べて大幅に小さいバッテリーパックがその原因なのではないかと思いますが。長時間利用するのであればモバイルバッテリーとの併用が必須になりそうです。
今回は値段で選んだ結果ですので、特に不満を感じることは無いのですが、速度性能を重視するのであれば少なくとも150Mbps対応モデルを入手するべきかもしれません。
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購入金額
5,080円
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購入日
2015年02月27日
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購入場所
ソフマップ・ドットコム
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