レビューメディア「ジグソー」

コンパクト、高メンテナンス性で文句なし!

そのうち引っ越すため、どうにかしてメインPCを小さくしたい。
しかし拡張性は極力削りたくない。そんな相反する物を求めた結果がCoreV1
かなり安い部類のケースになるが、いったいその使い勝手はどうだ!?

更新: 2016/07/17
仕様と特徴

値段とスペックのバランスが秀逸

ということでおなじみのスペックから。

 

・モデルCoreV1
・型番CA-1B8-00S1WN-00
・ケースタイプMiniCase
・寸法(HxWxD)276x260x316mm
    (10.9x10.2x12.4inch)
・サイドパネルTransparentWindow(Interchangeable)
・カラーExterior&Interior:Black
・材質SPCC
・冷却システムFront(intake):200x200x30mmfan(800rpm,13dBA)
・ドライブベイHidden:2x3.5,2x2.5
・拡張スロット2
・マザーボード6.7”x6.7”(MiniITX)
・I/OポートUSB3.0x2,HDAudiox1
・電源ユニットStandardPS2PSU(optional)
・対応ファンFront:1x120mm or1x140mm or1x200mm
      Rear:2x80mm
・RadiatorSupportFront:1x120mm or 1x140mm
・ClearanceCPU cooler height limitation:140mm
       VGAlengthlimitation:255mm(Innerchassis)
                 285mm(Outerchassis)
・PSU length limitation:200mm

※Thermaltake様ホームページより流用しました
参考URLhttp://jp.thermaltake.com/products-model.aspx?id=C_00002373

ここまで見て思うところは「200mmファンついててこの値段でいいんすか」です。
いやだってこれ5000円ですよ普通にファン無しであっても不思議じゃ無い。

拡張性はというと3.5インチx2、2.5インチx2と頑張っている方。
当然miniITXですのでVGAも短い物しか・・・と思いきやそうでも無く
しかし表記の意味が分からないなぁ、と思う方もいらっしゃるはず。
私もスペックだけ見て「つまりどういうこと」となっていました。
ということでちょっとだけ解説。

【あまり見かけない表記】
VGAlengthlimitation:255mm(Innerchassis)フレーム内に納まる長さ
          285mm(Outerchassis)フレーム外ファンフィルター内までに納まる長さ
ということで正直わかりづらいですが、グラフィックボードは285mmまで納まると考えてよさそう。

なおフレーム外Outerchassisとは言っても実際にケースの外に突き出ることは無く、

ちゃんとケース内に納まっていますのでご安心を。

更新: 2016/07/17
外観

コンパクトで素敵

まずはパッケージがこんな状態。

意外と大きさ的にはこぢんまりとしているようです。

そして外観がこんな状態。
現在使用しているFractal Design Define R5と比べても、

高さ半分以下で奥行きも2/3くらいです。うーん。こんな小さいケースを待っていた。

更新: 2016/08/10
やってみた

ペラいがゆがむほどでは無く、メンテナンス性は高く組み込みやすい

んじゃ適当に組んでみましょう。
【組み込み品スペック】
・CPU:Celeron G1840
・CPUクーラー:SILVERSTONE SST-NT07-115X
・メモリ:PATRIOT PSD38G1333KH
・M/B:ASUS H97I-Plus
・SSD:SANDISK SSD Plus 240GB
・グラボ:GALAXY GF PGTX750TI-OC-LP/2GD5
・電源:Corsair CMPSU-850AXJP

完全に余り物とか頂き物で組んでいる仮組みの状態。
ここからだいぶ変わる予定。電源とかもう4年前に買ったやつなのね・・・。大丈夫かしら(笑)

そしてできあがった状態がコレ

どうせ電源含めてごっそり入れ替える予定なので、配線は適当
・・・いや、配線はへたくそだからこのままかもしれない(笑)

しっかしなーんか物足りない。
アクリルパネルとか、いかにも静音性何それと言わんばかりの穴あきまくりなサイドパネルパネル。
あっ。フロントファン光らせよう!
ということで何年か前に買ったまま押し入れの肥やしになっていた、
BitFenixの型番も忘れた200mmLEDファンを突っ込むことに。
それがこちら

おお。ゲーミングPCっぽい感じじゃん!
そして発光の仕方も主張しすぎずなかなかグッド。
しっかし風量だいぶ落ちた気がするけど大丈夫かコレ(笑)
とりあえず組んでみて、だいたい大丈夫そうと言うことがわかったので、

コレをベースに後でいじってみます。
なおサイドパネル&トップパネル(ボトムパネルもだけど意味は無い)については、
すべてサイズが同じなので、好きなところにアクリルパネルをつけることができます。
こういう設計って結構貴重ですよね。

【2.5インチ&3.5インチシャドウベイについて】
 どこにも記載が無いのでさっぱり分からなかったぞい。

 いきなりなのでつまり何が言いたいの?と思われるでしょう。

 ということでまずは写真をご覧ください 

 何だと思います?この金属の出っ張り。

 私はてっきり2.5インチドライブを固定しやすくするためのガイドだと思っていました。

 しかしこうすると逆サイドのねじ穴が全く合わない。

 いったいコレはどうやってドライブケージに固定するのか・・・

 10分悩んだあげく気づきました。

 これ、ねじ穴に入れるんだと。

 ああそうすりゃねじ穴も合うし固定もできるわ。

 低コストだけど中々考えられているなぁ・・・。

 低コストだけにあらぬ方向に出っ張りが向いていることもあります

 そこはご愛敬。

 

【グラボ有効スペースについて】
 Outerchassisが285mmということで全長280mmのコレ

 が入るかを試してみました。

・・・あれ?

 

 入らない\(^0^)/オワタ

 CPUクーラーを外せばもしかしたら入るかもしれない、

 しかしめんどくさいからやらないw

 ということでInnerchassisの255mm以内におさめておく方がよいかもしれません。

 

【CPUクーラーの高さについて】
 ・CRYORIG H7→天板突き抜けてNG

 ・Thermaltake Frio Advanced→天板突き抜けてNG

 ・CRYORIG C1→NG(ただしコレはマザーの問題)

 ・CRYORIG M9i→OK!

 

 CRYORIG C1が使えなかったのは痛い。

 TOPフロークーラーなので高さ的にはOK。

 しかしUSB3.0のピンヘッダがちょうどヒートシンクに隠れてしまうため

 どうあがいてもピンヘッダに接続不可能。

 仕方ないので観賞用のM9iを使う羽目に・・・。ふざけんな!

 

~2016年08月10日追記~

【ということでグラボを変更】

 さすがに入れるも大変外すも大変なグラボはおとといきやがれ!

 なわけで、楽~にメンテナンスできるグラボを探してました。

 

 ワンズで2万切りだったので、GTX960-MOC-2GD5を導入。

 GTX1070とか1060のあおりでしょうかね。ソッコーで買いました。

 GTX970から性能は下がりますが、フルHDでFF14できりゃいいので全然問題なし。

 

 ということでおさめてみた。

 

 すんげえ楽

 

 【ファンをさらに変えてみた】

 

 背面ファンに元からGELID Silent8 PWMを1つ手元にあったので、

 もう一つおまけに追加してみました。

 ただしマザーのケースファンは2つまでしか搭載できないので、

 テキトーにそこら辺にあったPWM分岐ケーブル(たぶんアイネックス?)で接続。

 

 正直CL-F032-PL20RE-Aのおまけです。

 ということでメインはV1とメーカーが同じくThermaltakeCL-F032-PL20RE-Aです。

 ちらっとだけスペック比較を・・・

【換装前】

 〇型番:Spectre LED Red 200mm BFF-BLF-20020R-RP
 〇ファンサイズ:200mm角
 〇最大ノイズレベル:19 dB
 〇最大風量:65CFM
 〇最大回転数:700rpm     
 〇幅x高さx厚さ:200x200x20 mm

 

【換装後】
 〇型番:Pure 20 CL-F032-PL20RE-A
 〇ファンサイズ:200mm角
 〇最大ノイズレベル:28.2 dB
 〇最大風量:129.639CFM
 〇最大回転数:800rpm
 〇幅x高さx厚さ:200x200x30mm

 

ということでちょっとうるさくなる代わりに風量が倍です。

厚さは20mmでも30mmでも入るのがこのケースのうれしいところ。

 

ということで光らせてみた。

おお!こりゃーいい色!風量も増えて大満足です。

更新: 2016/07/17
総評

ベタ褒めな気もするが、最強レベルのコスパと組みやすさ

組んでいる途中とはいえその組みやすさに脱帽。
miniITXって組むのに苦労すると思い込んでいましたが(全部SilverStoneのせい)
メンテナンス性がかなり高く組みやすいという結果に。
さらに各パーツのクリアランスも比較的とられており、
PSUについては200mmまでOKときたもんだ。
極端に長いグラボや電源は入らないけど、かなりハイスペックなゲーミングPCを組むことが可能。

ATXケースで言ったらZALMAN Z9plusレベルのものをminiITXに縮めたようだ
これで値段が約5,000円とくるものだからびっくり
さすがに防塵性能は皆無だけど、初心者から上級者までおすすめできる
かなり素晴らしいPCケースです。

  • 購入金額

    5,378円

  • 購入日

    2016年07月17日

  • 購入場所

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