一昔前はSAMSUNGのメモリーカードは価格の割に高性能というイメージが強かったのですが、ここ最近は実売価格が高止まりしていて、しかも他社の格安モデルの性能も底上げされたことからあまり入手する機会がありませんでした。
しかし、先日たまたまAmazonで関連商品として紹介されたSUMSUNG PRO Plusが比較的割安だったことから、久々に使ってみようと思い購入してみました。但し割安だったのは256GBモデルのみでしたが…。
パッケージにRead 160MB/s, Write 120MB/sという表記がありますが、規格はUHS-I止まりですのでUHS-I DDR200対応モデルということでしょう。
表記通りの性能は確保
それではいつも通りCrystal Disk Markを2バージョン使って速度を計測しますが、今回はUHS-I DDR200対応製品ということで、いつものiBUFFALO BSCR20TU3だけではなく、JNH CR-UD201でも計測してみます。
▲Crystal Disk Mark 5.1.0(BSCR20TU3)
▲Crystal Disk Mark 8.0.2(BSCR20TU3)
▲Crystal Disk Mark 5.1.0(CR-UD201)
▲Crystal Disk Mark 8.0.2(CR-UD201)
まずBSCR20TU3の方ですが、UHS-Iのカードをこのリーダーで使う限りにおいて、読出し速度は実質上限に達しています。ランダム4Kの方も素晴らしい速度です。しかし書き込みは思ったほど伸びません。DDR非対応環境であればこちらもカードリーダーの上限まで行くかと思ったのですが、どうやらそこまでは行かないようです。過去シーケンシャルであれば90MB/s付近まで達した製品はありますからね。書き込みについてはランダム4Kも「そこそこ速い」という程度です。
一方のCR-UD201を使ったUHS-I DDR200環境では、シーケンシャル速度は読み書き共に公称値にきちんと届いています。逆に言えば公称値を超えることもなく、ほぼ丁度という値です。
こちらの値はランダム4Kが全体的に振るいませんが、これはCR-UD201の性能の問題であると思われます。シーケンシャルではDDR200のメリットはしっかりと享受できますので、大きいファイルを少数転送するのであればCR-UD201、細かいファイルを多数であればBSCR20TU3を利用するのが良いということでしょう。
SAMSUNGのPROシリーズはかつてはSANDISK Extreme系と真っ向から競う性能でしたが、現状では通常実売価格が近いExtreme Proと競い合うのは少々厳しく、PRO Plusよりも実売価格が安いことが多い無印Extremeのライバルと見た方が良いのかも知れません。
今回の購入価格であれば廉価品と大差はありませんので安心して選択することが出来ますが、安くなっていなければKIOXIAのEXCERIAで512GBを購入する程度の金額が必要となりますので、そうなるとあまり積極的に選ぶ価値は無いかも知れません。
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購入金額
2,490円
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購入日
2025年01月07日
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購入場所
Amazon
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