これまで同様のWebサービスとしてGoogle Docsを利用したことがありましたが、Microsoft Officeとの互換性の面では不満があり、結局本格的な使用には至りませんでした。
【Office 365の導入】
使用できるソフトはWord、Excel、PowerPoint、OneNote、Access、Publisher、Outlook、Lync、InfoPathと一通りそろっています。
【外出先でも仕事をするために】
いつどこオフィスの放送では外出先での仕事ということもひとつのテーマとして語られていました。
私自身、これまでもお外で仕事をしてみたいと思ってモバイルノートを購入したこともあったのですが、結局すぐにやらなくなってしまいました。
その理由として一番大きかった理由はデータのアクセス性でした。
外出するというのはいつも事前に予定を立てて行うわけではありません。事前に分かっている用事であれば、事前に必要なデータをまとめてモバイルパソコンに入れておく作業を行えるのですが、ふと出かけることになった時、なかなかそこまで手を回すことができませんでした。
この煩わしいデータの事前準備がOffice 365を利用することで解決できそうです。
【クラウドでデータ管理・外出先で編集】
そしてここからがすごいところ、保存されたデータはWebブラウザ上で直接編集することが可能です。
こちらはWord OnlineとWord 2013の[挿入]タブの比較です。このようにWeb上から編集する場合には利用できない機能もあるようですが、そういう時はメニュー上の[WORDで開く]をクリックすると即座に同じファイルをWord2013で開くことが可能です。Word2013で必要な機能を利用した後は上書き保存することで解決できるようになっています。
当初、外出先での仕事＝自分のモバイルノートを使用することしか頭になかったのですが、ブラウザ上で編集できるということは、たとえばネットカフェなど、Officeがインストールされていない環境でも利用できるということです。
Office365の活用方法を調べていくと、なんとAndroidアプリが存在していることを知りました。さっそく愛用のスマートフォンにインストールしてみました。
クラウド上に保存されたファイルが一覧で表示され、その場で簡単な編集をすることも可能になっています。
先ほどOfficeがインストールされていないパソコンでも利用できることに感動したばっかりですが、そもそもパソコンが手元にない環境でもデータへアクセスできるというのは素晴らしすぎます。
普段の生活の中でパソコンが手元にない時間は多いですが、スマホなら肌身離さず持っています。「いつどこオフィス」という番組名でしたが、「いつでも」「どこでも」利用できるというのは本当のようです。
【Office365なら仲間との連携を円滑になる】
「いつどこオフィス」で大きく取り上げられていたアプリケーション「Lync」。昔からあるメッセンジャー系のソフトウェアですが、ただチャットをしたりビデオ会議するだけでなく、番組でも紹介されていた投票機能など、仕事として利用するうえで便利な機能が備わっています。
クラウド上に保存されているデータは、グループのメンバーと共同で同時に編集が可能になっています。こういった使い方は従来型のオフィスソフトではできなかったことです。
よくよく考えてみると、会社で作業をしていても結局は一人ひとりで作業を進めていくしかありませんでした。外出先でひとりでいたとしても実はひとりではなくてみんなで作業できる、逆にオフィスにいても従来型のオフィスソフトを使用しているうちはひとりで作業をしている。Office365を使用していると、仕事というものの在り方自体を考えさせられます。
【おわりに】
「いつどこオフィス」の番組を見たレビューとして、外出先における「データへのアクセス性」「コミュニケーション手段」という二つの課題を執筆しました。
実際にOffice365を使用してみると、どちらの課題も当初の予想を超えて解決するどころか、新しい仕事の在り方というより進化したものになっていました。
CLWさん
2014/04/29
nicknameさん
2014/04/30
いままでのOfficeといわれる（Excel、Wordなど）製品がブラウザ一本で使えるというのは強力な武器だと思います。