地元の自作PC店に久々に顔を出して、店主の方と暫く雑談していたのですが、その際にお土産としていただいてきたというのが、入手の経緯です。
SoundBlasterシリーズといえば、単売品のサウンドカードとしては代名詞的存在でありますが、同時にオーディオ的なクオリティの低さについても常に話題となっていました。私自身はX-Fiの世代までしか使っていませんので、Recon以降のモデルについてはここでは言及しませんが。
この世代のSoundBlasterは、スペック的には格段の進化を遂げ、S/N比などの数値は十分に優秀といえるレベルに達しています。このAudigy2 ZSは7.1ch分全てが108dBという値を誇っています。しかし、相変わらず出てくる音にはCreative製品独特の癖が残っています。端的に言ってしまえば、とても数値的性能に優れたラジカセというものが存在していれば、こんな音になるのではないかと感じられる音なのです。
もちろん、SoundBlaster Live!など、以前の製品と比べれば音質自体も大きく向上していることは間違いありません。Live!の世代ではそもそも音楽を楽しめる水準には達していなかったと思いますので。
不思議なことに、上で「Creative独特の癖」と評した音質傾向は、デジタル出力時でも大きくは変わりません。アナログ出力の設計に起因するものというわけでも無いようです。
よく知られた製品で、当時人気もあったはずなのですが、自分で常用したいという気分にはなれない製品です。
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購入金額
0円
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購入日
2013年08月08日
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購入場所
ふっけんさん
2013/08/10
ISA世代のSB16やVibra16が一番まともな音が出ていた気がしますw
解像度はなかったですが、味付けの無い低音もしっかり出ていました。
インボックスドライバでもトーンコントロールが使えるのでWin2k/Meの末期まで使っていました。
Live!世代からゲーム化された変な音になったような気がします。
jive9821さん
2013/08/10
私は初めて使ったのがISAのAWE64からだったのですが、この頃から既にSoundBlasterイコール効果音専用カードというイメージでした。Audigy辺りからは音楽鑑賞も意識し始めたのかという気はしていますが…。
音質以外に気になるのは、ドライバーの行儀の悪さでした。一時期私の環境ではRADEON 9700 PROとAudigy2 NXを同居させると、高確率でブルースクリーンを拝めるという状況でしたので。デファクトスタンダードだった割りに、このような点でも手を焼かされた記憶があります。