2014.04.19 オマケ ○オリジナルリフィルの作り方追記
はじめに
以前より電子メモバッドに興味はあったのですが、ただボードに書き込んだ文字や絵をそのまま保存しておけるだけではもの足りなく感じていました。
同じ場所に常設して使うのならば使い方としては良さそうですが、出来れば持ち歩きもしたい。
なんてぼんやり考えていた時に、おものだちのリーダーさんが KING JIMの電子メモパッド「ブギーボード Rip BB-3」のレビューをしていました。
PDFで保存も出来、PCへ書き出しも出来るようですが、持ち歩くには私にはちょっと大きい。
1万円を切って(ここ重要)kobo Touchくらいのサイズの電子メモパッドはないかと探していた時に本品を見つけました。
kobo Touchと同じ 6インチの液晶で、ただ何も書かれていない画面に書き込むだけでなくフォームやリフィルといったあらかじめ用意されているフォーマット上に書き込みが行えます。
同シリーズには下位の N10と上位モデルの S20がありますが、大きな違いは下記の通りです。
※ ”フォーム”は「ページ追加」操作で同じフォーマットのページを何枚でも
複製出来ますが、リフィルはフォーマットの複製が出来ません。
外に持ち歩くのに画面がロックできるのは安心ですね。
現物を見ていないので気になるのが液晶画面でした。
600 × 800ドットのメモリ液晶となっており、バックライトはないので暗いところではまず見えないでしょう。
まぁ Palmだって最初の頃はバックライトなんて無かったし、割り切って使う分には問題ないでしょう。
ということで、スケジュール帳のいらない私は本品を購入しました。
仕様をまとめると、以下の様になっています。
外 観
それでは、外観から見ていただきます。
まずパッケージですが、添付画像の様に約16cm四方の安っぽい(失礼)簡易な紙の外箱で、背面に特徴が書かれています。
徹底してコストダウンの姿勢が潔いです。
内容物は以下の通りで
既に本体はカバーにセットされています。
本体をカバーから外すには、背面のワイヤーをカバーから抜いていきます。
ちなみにカバーの液晶に当たる面は、プラ板でも入っているのか容易に曲がる事はありません。
液晶面にボタン類などは無く
背面にリセット穴と
下部に microUSBと電源スイッチが付いています。
kobo Touchと比べ若干小さく、若干重い(kobo 185g)ですが、手にするとほぼ違いを感じません。
付属のケースも良いのですが A6サイズのブックカバー・電子手帳カバーが流用できそうなので、付属のケースに飽きたら替えてみたいです。
続いて初期設定を見ていただきます。
初期設定/設定
特にユーザー登録もないので、起動したら指示通り「タッチパネルの調整」を行い
日時の設定を行なったら
初期(ホーム)画面が表示されます。
画面にある「Sample」を開くと、どんな感じの事が出来るか掴みやすいでしょう。
そして起動時に画面のロックは無効になっているので、ロックを掛けるには画面右下にある[設定]を開きます。
この中から[セキュリティ設定]を開けば、画面ロックの[有効」/「無効」と数字4ケタのパスワードの設定が行えます。
[ノート フォーム設定]では、ノートを作った時にデフォルトでどのフォームを使用するか設定できます。
Windowsユーティリティ
このフォーム及びリフィルはサイトからダウンロードしてきて利用する事が出来、Windows用のユーティリティが用意されています。
※PC用 電子ノート ユーティリティ ダウンロード | シャープ
上記ページからダウンロード後、インストールしておきます。
デフォルトでは、電子ノートが PCに接続されたら起動するようになっています。
本品を PCに接続する前にサイトより使用したいフォーム/リフィルをダウンロードしておきます。
※電子ノート 追加コンテンツダウンロード | シャープ
zip形式で圧縮されているモノは先に解凍しておきます。
いよいよ本品と PCを付属の USBケーブルを接続しますが、接続しただけでは本品の充電しか行えません。
PCとの接続は明示的に操作を行う必要があり、ホーム画面左下の[連携]から行います。
[連携]をタップすると以下の画面が開きます。
ケーブル接続後、一番下の[USB接続モード]を選択すると、PCの画面にユーティリティが起動されます。
リフィルを使用する時は「ノートの作成」から行います。
ファイルまたはフォルダー追加を行い
[実行]する事で、転送が開始されます。
転送完了後、ダイアログに書いてある通り、「連携」画面で[画像取り込み]を行う事でホーム画面にノートが作成されます
フォームの取り込みは「フォームの作成」から行い
同様にファイルまたはフォルダー追加を行い
[実行]する事で、転送が開始されます。
同じく「連携」画面で[フォーム取り込み]を行う事で、追加のフォームとして使用する事が出来ます。
操 作
それではここでノート操作の実際を見ていただきます。
映像では
・起動時暗証番号入力
・デフォルトフォームの設定
・新規ノート作成
・ページ追加
・ページ間移動
・ページフォーム変更
・ノート起動時ページ確認
ノート起動時は最終ページが開くようになっており、「しおり」機能を使う事で
「しおり」をチェックしたページが開くようになります。
・ページ削除
・分類検索
の操作を行っています。
そしてノートへの書き込みはペン(太さ3種類)とマーカー(太さ3種類)があり、それぞれが独立しておりペンとマーカーが重なっている部分をそれぞれ用の消しゴム(太さ3種類)を使って別々に消すことが出来ます。
文字だと分かりづらいので(^^; こちらも操作を見て下さい。
まとめ
様々なリフィルやフォームがあり、システム手帳がそのまま電子メモになった感じです。
それこそノートの名前をキレイなフォントで表示させたいと思ってもその様な機能は全くありません(^^;
ただ、折角ノートを分ける事が出来るのでノート毎に誤削除出来ないようにロックとか出来るようにして欲しかったところです。
最初に懸念していた液晶の見辛さですが、最近のキレイな発色のガジェットしか使った事が無い人には驚きの見辛さかもしれません(^^;;;
私の様に Palmとか使っていた人には懐かしさと(Palmと比べ)詳細で見易いと思えるかな?
しかしキレイに見える角度は狭く暗いとやっぱり見辛いので、そこは割り切って使うしかないですね。
あと感圧式のパネルなので手を液晶についた状態で入力できるのは楽です。
ただし書き心地は Palmで行っていた時と大して変わらず、ガラスにペンで書いているようなモノなのでなんとかならないものなのですかね。
Palmの時には保護フィルムの材質で大変書き易くなるものがあったので良かったのですが、専用の保護フィルムがエレコムだけからしか発売されていないのでその感触が良ければいいのですが。
保護フィルムは現在取り寄せ中なので、貼りましたらまた追記したいと思います。
なんだかんだ最後に書いていますが、機能的にも気に入ったので余計に気になるところが見えてしまっているといったところです。
いろいろと使いどころを見つけていきたいと思います。
オマケ
○オリジナルリフィルの作り方
リフィルの元画像はビットマットファイル(BMP)で作成されているので、簡単にオリジナルのリフィルを作る事が出来ます。
サイズを 600 x 700dotで作るだけです。ただし、モノクロ 4階調(?)程しか無いようなので、あらかじめ考えて作っておいた方が良いでしょう。
またリフィルの場合はフォームの様に新たにページを作る事が出来ないので必要枚数作っておく必要があります。
作られるノートの並び順はファイル名順で並ぶようなので、一つのノート内でフォーマットを変えたい場合はファイル名を昇順で振っておけば良いです。
後は、「Windowsユーティリティ」の項でやったように「ノートの作成」を行なえばオリジナルノートの完成です。
リフィルはどうしてもページ数が限られてしまうので、単位換算表やシャアの名言集など手帳のオマケ的なモノを作ると役立ちそうです。
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購入金額
9,052円
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購入日
2014年04月15日
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購入場所
ホビースタジオ
れいんさん
2014/04/16
ほれぼれ
atsuo@tokyoさん
2014/04/16
絵心があれば、落書きなんかも良さそうなんですけどねぇ。