今までは仕事で外出するときにはASUS TAICHI 31を常に持ち歩いていたのですが、荷物を小さくまとめたい場合などに、13.3インチモデルながら14インチ相当の面積を持つTAICHI 31は少々大きすぎると思っていました。バッグにギリギリ収まるという大きさなので、他の荷物のスペースが制限されてしまうことが多かったのです。
最近Lenovo Miix2 8やAcer ICONIA W4-820辺りが少しずつ安くなってきていたので、その辺りとコンパクトタイプのBluetoothキーボードを組み合わせて持ち歩くことも考えていました。Windows機を使う場合にはキーボード作業が一定レベル以上必要となりますので、ソフトウェアキーボードで済ませるという選択肢はありませんからね。
そう考えていた中での、このIdeaPad Miix 10の格安品でしたので、トータルの出費はかなり安く済むと考えたのです。ジャケットを兼ねたハードウェアキーボードが付属していますので、追加出費があるとしても、せいぜい液晶保護フィルム程度でしょうから。
当初買おうとしていた個体(1台限定で値下げされていたもの)は、明らかにデモ用途で使われた痕跡のあるものだったのですが、付属品セットが見つからないということで、急遽その横に陳列されていた個体に変更され、こちらは飾ってあった程度と思われる美品でした。外箱はキーボードドックを入れるのに無理をしたせいか、崩壊していますが…。
とりあえずは起動してみて環境整備を始めているところです。最近主流のBay Trailモデルと比べると、特にGPUの非力さは顕著ではありますが、Microsoft Officeの操作とWebの閲覧(主にWebメールの確認)が出来れば十分という位置付けのPCですから、それほどの不都合は感じません。採用プラットフォーム的には祖先ともいえる存在のSONY VAIO type P VGN-P92KSとは違い、「実用範囲の遅さ」と感じられます。
このPCを起動してまず必須となる作業は、Baidu IMEの削除でしょう。とりあえずはMcrosoft IMEで使いますが、後でATOKにする予定です。Microsoft Office 2013 Home and Business付きモデルですので、何故か入っているKingsoft Officeも削除してしまって問題ないでしょう。64GBのeMMCを搭載していますが、リカバリー領域の兼ね合いなどから使用可能容量は48.9GBしかなく、初期状態で15GB以上消費されてしまっていますので、消せるものは消してしまった方が良いでしょう。
まだ使い始めたばかりで環境構築すら終わってはいない状態ですが、ここまでの感触としては用途を割り切れば十分実用的な性能は保たれているものの、これ1台で色々賄おうとするのは少々厳しいというところでしょうか。
キーボードドックのキーは物理式であり、ストロークはないものの最低限の打鍵感はあり、キーを叩いているという感触が得られるのは好印象です。ただ、キーボードドックのコネクターの内側にUSB端子が配置されているため、キーボードとUSB接続の機器とを併用出来ないという大きな弱点があります。キーボード自体がUSBデバイスであることが原因なのでしょうけど。
特に悪い端末だとは思いませんが、性能面でも使い勝手でも「あともう一歩」と感じられる部分が多いのが残念なPCです。今回は値段を考えれば特に文句はないという印象を受けましたが、これがもう少し高かったら残念な印象が強くなっていたものと思います。
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購入金額
29,900円
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購入日
2014年03月09日
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購入場所
ふっけんさん
2014/03/09
jive9821さん
2014/03/09