波に乗り遅れつつの登録です。
業界では半導体プロセスでIntelが独走、トップを走り続けております。
そこで今回はCPUの最安値を突っ走るCeleronで半導体プロセスの性能向上を確認したいと思います。
比較として動作クロックが同じCeleron G550を使用します。
本当はアーキテクチャも同じものが良いのですが、まぁその辺は仕方ないってことで(〃´△`)-3
Celeron G550とG1610のスペック概要は次の通り。
よくよく見たらメモリ帯域も変わってるし純粋なプロセスの比較にはならなさそうです。
そんなわけで普通にG1610の素性調査とでも思って見て下さいヽ(´∇`)ノ
パッケージ
左がG550、右がG1610です。
違いなんて…ないよね?
内容物
内容は両CPUとも以下の通り。
- CPU
- リテールクーラー
- 取説(+ロゴシール)
ま、流石にここは変わらないですね。
変わったら変わったで面白いのですが、一抹の不安もよぎりますw
リテールクーラー
地味にコイツが変化しています。
左がG550、右がG1610です。
G550のフィンは直線の放射状になっているのに対して、G1610は捻れるような曲線状のフィンになっています。
TDPは下がったにも関わらずこういった形状に変えてきた理由はなんなんでしょうね。
普通に考えれば直線上のフィンの方が製造コストも安そうなのに、あえてコストアップをしてきた理由はどこにあるのでしょうか。
それに合わせてなのかはわかりませんが、周辺のザグリエリアが円形から方形上に変更されています。
追加工でこうしているのか初めからこういうキャスティングをしているのかはわかりませんが、追加工ならこの方が安そうです(TAT的に)
バイパスコンデンサ
パッケージ基板裏面のパスコンです。
左がG550、右がG1610です。
配置が変わっているのは当然として(ダイサイズが変わって実装位置が変われば最適な配置配線は当然変わる)、パスコンの数も変化しています。
G550→125個
G1610→120個
減少している方向なのはTDPの減少に伴い絶対的な電力が減ったからでしょう。
それが相対的にはパスコン5個というところに来るんでしょうね。
ま、ぶっちゃけどうでもいいです(ォィ。
それよりも微妙に変更が加えられているランドの方が気になりますね。
ソケットが共通であることからダミーピンなのは確実なのですが、なんのためのダミーピンなのか、というのが気になりますね。
System Overview
ベンチするPC構成です。
CPU以外はまるっきり同じハードウェア環境を使用していますので、SSで勘弁して下さい。
BIOS更新しようと思ってたのですが、すっかり忘れてベンチしちゃったのでこのままで。
ケースに入れずにむき出しのままでやっています(まな板ですらない。
なので途中出てくるCPU温度は参考値程度で。
室温は大凡24℃~24.5℃です。
Benchmark
ここから先はベンチマークをだしだしやっていきいきたいと思います。
今回は両CPUともグラフィックスコアを内蔵していますので、GP系も交えていきます。
測定したベンチマークはこちら。
- Windows Experience Index
- CINEBNECH
- Sandra
- Crystal Mark 2004
- 3D MARK
- Monster Hunter Frontier 3rd 大討伐
- Final Fantasy XIV
ちなみにG550のHD1000はDirectX11に対応しておりませんの、DirectX11のテストはパスします。
Windows Experience Index
なんかもうホントどんぐりの背比べなので差が見えづらいです。
グラフィックスの項目だけG1610が若干スコアを落としているのが気になりますね。
CINEBENCH
内蔵グラフィックスコアがHD1000からHD2500になったことで大分性能差が出ていますね。
CPUのパワーについては同じクロックで目に見える差がついているというのはすごいですね。
Sandra
CPUは大差ないですね。
なかもうビックリするくらい。。。
明確な差が出ているのはグラフィックス関係ですね。
DirectX関連は2倍とまではいかないですけど、それに近い差がついています。
ただこれについてはプロセスの差、というよりもアーキテクチャの差の方が大きいでしょうね。
気になるのはメモリ帯域ですね。
対応メモリも変わって理論上の転送レートも上がっているはずなのにベンチの結果としては下がっているんですよね。
これは何に起因しているのか、ちょっと予想が立たないですね。
Crystal MARK 2004
まぁここまでのベンチと大差ない結果ですね。
唯一異なるのはメモリに関する結果がSandraとずれているところですね。
Sandraの方がより素のデータに近いと思うのですが、ケースバイケースでメモリ性能が上がるところがあるんでしょうかね。
メモリ系のベンチマークって他にあったかな~、気が向いたら試してみます。
Grapchis
ざっくりまとめちゃいました。
こちらも順当な結果、なんでしょうね。
とは言えスコアを見て頂ければわかる通りこれでゲームをするのは無理無茶無謀もいいところですね。
いえ、ベンチ回すときも大丈夫か冷や冷やしましたがどれも無事に完走してくれました。
ちなみに一覧にはないですが、G1610はDirectX11に対応しているのでFire Strikeも回しはしたのですが、途中で3DMARKにエラーって怒られて終了しちゃいました。
うん、やっぱり出来ないことは出来ないんですね(笑。
消費電力とCPU温度
OCCTを1時間以上回した状態で、温度はOCCTのモニタリング結果を、消費電力はワットモニターでシステムのピークの電力を見ています。
OCCT設定はPOWER SUPLYでDirectX10、FullHD、Full Screen、64Bits Linpackにしてあります。
ベンチマークのスコア的には正直性能アップしつつも微っ妙~って感じでしたが、消費電力とCPU温度で見てみると結果はかなり上々ですね。
これならファンレスも余裕って感じですね。
てか、ケースフローさえある程度確保しておけばコンパクトケースに低背の銅製ヒートシンクとかでいけるんじゃないだろうか(ゴクリ。
ちょっとワクワクが止まらない感じですね(@ ̄¬ ̄@)
まとめ
値段と性能を見ればコスパはかなり良いんじゃないでしょうか。
低背クーラーと組み合わせればかなりコンパクトなケースにも詰め込めますし、CPU温度もかなり低いので、ケースファンが貧弱でも十二分に冷却可能です。
安くてちっさいネット&動画鑑賞用マシンを構築するのによさげですね。
HDMIでテレビに繋げて、というのが良いかもしれませんね。
まぁ一人暮らしのうちにはテレビがないので全くもってどうでもいいんですがね。
テレビを見るならパソコン見ます(笑。
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購入金額
3,980円
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購入日
2013年01月31日
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購入場所
TSUKUMO
はにゃさん
2013/02/17
断面積だけならアルミの使用量が増えている気がしますね。
厚さは一緒でしょうか?
来人さん
2013/02/17
押し出しかぁ、確かにそれっぽい仕上がりですね。
あまり押し出し成形に詳しくないのですが、こういった曲線の押し出しもコスト的には変わらないんですかね。
フィンの厚さは一緒で、フィン高さはG1610のものの方が少し高いですね。