エレコム製のWin8対応タッチパッド。

Win8のスワイプ操作とマルチタッチ・ジェスチャーに対応した製品で、その全ての操作がWin8の標準ドライバだけで可能という点が、最大の特徴。

標準ドライバだけで動くという仕様のおかげで「果たして必要かどうか」はさておくとして、WinRT8でも動作する。

操作性は比較的良好で、タッチ操作はスムーズ。

接触面は梨地で馴染みがよく、指紋も目立ちにくい。

長時間操作されない場合は自動的にスリープに入るため、それなりに省電力。

適度な傾斜が付いているので、机の上での操作は楽々。

なお、左右クリックのスイッチは裏面のゴム脚部分なので、机上以外でドラッグ操作を行う場合は、別の手でスイッチを押さえてやる必要がある。

対応するジェスチャーは全部で18種類と、かなり多岐に及ぶ。

とはいえ、全てのジェスチャーをスムーズに操作出来るようになるには、そこそこ慣れが必要で、特に四本指以上の操作についてはコツを掴むまでにある程度試行錯誤が要る。

なお、四本指操作を上手くやるコツは、指を立てた状態で「四本指を少し離す」こと。

音量のUP/Down操作は割とよく使うので、覚えておいて損は無い。

元々は9000円台の製品であるにも関わらず、内容物は極めてシンプル。

レシーバーは専用品なので、無線登録などの煩わしい設定は一切不要。

なお、このレシーバーは本体裏面の窪みに格納出来るギミックがある。

磁石でカチャンとくっつくタイプで、結構しっかり収まるので持ち歩いて使う場合でも紛失する事態はまず起こらないだろう。

とはいえ、これを持って歩く人って余りいないと思うけども。

全体的に、操作に多少の慣れは必要だけども、覚えてしまえば結構便利。

タッチパネルほどの快適さはないけども、マウスや非対応タッチパッドと比較すれば、その操作性には雲泥の差があり、Win8をタッチパネル環境以外で使うなら最もお勧め出来るデバイスではある。

まあ、デスクトップでWin8を使うという行為そのものに「不便さ」がある時点で、デスクトップOSとしてどうなのよ、とも思うが・・・・

あ、でもテレビ用PCの操作デバイスとしてはメチャ便利。

離れた位置から操作する場合、普段の操作は大雑把に押せるWin8とコイツの組み合わせは、明らかにWin7より快適。

8使うなら、今の値段なら買って損は無い。

元の値段では少々考えるけど、今なら処分価格で88％オフの1200円台。