2014年に組み上げるのであれば「プライマリドライブ」の選択はSSDしかない。
以前プレミアムレビュー
で組んだ小容量SSD
をHDD
のキャッシュに使うISRT(Intel Smart Response Technology)もSSDが高額だった時代は大きな価値があったが、240GBクラスのSSDが1万中盤なら“My Document”の位置移動などで「Cドライブ」をダイエットすればほぼシステムは入るのでSSDオンリーでよいだろうと。
そんなワケで信頼のIntel SSDのエントリークラスのSATA 6Gbps SSDである「SSD 335」
を使うことにしたのだが。
スコアを取ってみるとすこぶる優秀。Write系が全般的に速いのと、実運用に最も効くというRandomの4KB Queue Depth=32が優秀なのでエントリークラスとはいえ十分な速さ。測定環境が違うので一概には言えないが、上記ISRT状態のSSD+HHDはもちろん、本来上級機に当たるSSD 520
の結果と比べてもWrite系の結果がよく、Readもかなり肉薄しているのでコスパは非常に高い(ただSSD 520は120GBなので公平な比較ではないが)。
ただ唯一、Random Readの4KBのみはイマイチで、上級機SSD 520はともかく、60GBの小容量SSDを使ったISRTよりも劣るのは、なんだか悔しいw
そこで「そんなに言うならやりましょう(←だーれーも言ってな~いw」とRAID0を組むことにした。
RAID0ならば同一のSSDが必要でしょうと、もひとつ調達。
前回書いたように、コントローラーSandForce 2281の問題でファームウエア「s」以前は×とのこと。先に購入したのはバッチリ(?)「s」だったので、2013年末最新の「u」にあげたが、より製造の新しいこちらはどうか....う~みゅ、「t」か...「s」ではなかったのはいいとして、ツレの方を「u」にあげてしまったので、RAIDで違うのもヤなので、こちらも「u」にファームアップ。そしてRAID構築。
「アドバンスド記憶装置コンフィグ」というASRockの味わい深いUEFIの項からRAIDの構築に入る。当初、2つのSSDは「Non-RAID Disk」として認識されているので...RAID Volumeを作成し...完成!
そしてスピードは...?
キターーーーーー(゜∀゜)ーーーーーー!!シングル使用時に比べて最高1.93倍から1.06倍の数値向上。やっぱりこのSSD、Randomの4KBは苦手らしくWriteは最低上昇幅の1.06倍だし、Readも1.63倍にとどまるが、それでも毎秒34.99MBを達成し、SSD 520の記録=毎秒31.53MBを凌駕。
2014年3月現在SSD 520の後継、530の480GB版が5万円以上していることを考えると半分の容量の下位機種2台のRAID0って大変コスパよいのでは?
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購入金額
14,980円
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購入日
2013年11月頃
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購入場所
TSUKUMO
リンさん
2014/03/17
私もIntel SSD 510でRAIDを組んでいますが4Kがそこまで出ないので
その速度は羨ましいです><
cybercatさん
2014/03/17
>Intel 730を超える速度ですね。
RAID崩壊、というリスクはありますが、そこさえ手当てすれば安価に暴速が手に入りますね。
かといって冗長性もとろうとRAID5なんかにするんだったら、ほぼ530の480GB1台と変わらなくなってしまい、複雑なシステムにする割には見返りが少ないので、バックアップさえきちんとしておけば、エントリークラスSSD2台のRAID0こそアリ、でしょうね。
タカキさん
2014/03/17
故障率が二倍になるリスクはあってもこの激速は魅力的すぎます。
Intel製ならそんなに壊れないでしょうしチャレンジしてみたいです。
cybercatさん
2014/03/17
SSDで運用する時点で、ドキュメント系ファイルは退避させるのが、容量的にもリスク的にも必須になりますから、ならRAID0でよいかと。
>この激速は魅力的すぎます。
今は少し価格上昇していますが、それでも2台で4万行かず、RAIDボードを新たに積むことなくZ87チップセット