導入のきっかけ
奥さんが、私の父がWindows8 PCを購入したのをみて、
「私のは いまでもWindows XPなんですけどー」っていってたので、
『一月末までなら ダウンロードで 3300円で買えるよ?』と入れ知恵したところ
「買う―」
ってことで、ダウンロード版を買うはずが…
Amazonさんがクーポン適用で 3980円!
アップグレード版パッケージを購入しました。
CF-Y7ってこんな子です
うちのCF-Y7BCCAXS は、1024x768 XGA解像度で、SXGA+ではなく、
ModernUIのアプリを動かしながら、別のアプリ/デスクトップで画面を分割使用するアプリスナップが動作しないという制約があります。
(1366x768がミニマム)
Windows8 64bit の動作要件をクリアしていますので、パッケージ版では 32でも64bitでも動作させることができます。
メモリは MicroDIMM DDR2タイプのため、最大 1.5GBです。
可変サイズのVRAMと共有する Vista以降の WDDM ドライバモデルに合致したマシンとなってます。
如何にサポートのよいPanasonicさんと言えども、
Windows Vista時代のマシンの Windows8 アップデートモジュールは提供していません。
それどころか、CF-Y世代は Vistaまでが公式のサポートになります。
Panasonic の Windows8へのアップグレード情報提供は Sandy搭載以降のみ
Windows8へのアップグレード情報・サポートが行われるのは、2012年春のモデル CF-S10Aがもっとも古いモデルになってます。
(ただし 2013年3月に手順、アップグレードモジュールが出る予定で現在はまだ未公開)
レッツノートはモバイルノートとして売ってきているため、消費電力が控えめなインテルの統合グラフィックス機能のみ利用して、外部GPUを使用していません。
そのインテルは Windows8への対応を、次のものに限定しました。
- HD Graphics 4000
- HD Graphics 2500
- HD Graphics 3000
- HD Graphics 2000
- HD Grpahics on Pentium
- HD Graphics on Celeron
Core 系 HD Graphics, GMA系列はすべて切り捨てましたが、Windows Updateでの提供の可能性を示唆しています。
( http://communities.intel.com/docs/DOC-19647 )
Windows8で動作するグラフィックスドライバは、
WDDM v1.1 か、v1.2 系のみで、1.2系は Sandy系 HD2000/HD3000, Ivy系 HD2500/4000での提供に限定されています。
レッツノートとしてWindows8のパフォーマンスを十分得られるには WDDM 1.2系が動作する
2011年春モデルの SandyBridge搭載機からと踏んだのではないでしょうか?
といってもあきらめないよ?インストールしてみましょう。
CF-Y7は GM965チップセットで、統合グラフィックスは GMA X3100になります。
X3100は Windows Updateでのリリースが示唆されているので、まぁどうにかなるだろう!
と割り切りました。
インストールするのは、64bit とします。
なお、一つだけ重要な作業があります。
もし、ホットキーでの消音状態にしているなら、XPが起動しているときに戻しておいてください。
Windows8 インストールメディアを使って起動して、
インストール先を決めるときに、アップグレード元のパーティションだけ削除して、そこにインストールします。
操作手順は、Windows7などと変わりませんので省略です。
普通に淡々と進んで、USB接続された WN-G300U を使って アクセスポイントを見つけます。
このとき WPSはまだ利用できませんので、必要なら 暗号キーを事前に用意しておきましょう。
あとは淡々と Windows8のインストールを実行すればよいのですが、
インストール終了後に、グラフィックドライバと、専用デバイスの導入を別途おこないましょう。
グラフィックドライバは、デフォルトのドライバが見えているはずなので、
ドライバの更新でインターネット経由を選択すると、現時点で利用できる WDDM 1.1のドライバに更新されます。
次に専用デバイスです。
専用機能のうち重要なものは次の通りです。
- Hotkey
- ホイールパッド
- Panasonic New Misc Driver
- Panasonic Common Component Application
- Hotkey Driver
- Hotkey Appendix Application
- フラットパッドドライバ
- ホイールパッドユーティリティ
上4つのドライバですが、Y8系の Window7アップグレード用のドライバを使ってください。
(Y8は法人専用で提供された最終世代ですが、中身はY7とあまり変わりません)
http://faq.askpc.panasonic.co.jp/faq/docs/02259
Panasonic New Misc ドライバー
newmisc_1.2.1100.0_s8n8f8r8w8t8y8_x_w7_d091352.exe
MAT0021というデバイスがこれです。
これがないと、 System Interface Device - 0021へのアクセスに失敗したと出ます。
Panasonic Common Components アプリケーション
pcommon_v2.00l11m00_s8n8f8r8w8t8y8_x_w7xp_d081705.exe
Hotkey ドライバ
hotkey_11.1.1100.0_s8n8f8r8w8t8y8_x_w7_d091351.exe
展開後 hotkey.inf をインストールする
(MAT0019というデバイスはこれです。)
Hotkey Appendix アプリケーション
hkeyapp_v8.00l10sm00_f8w8t8r8_3_vixp_d081667.exe
フラットパッドドライバとホイールパッドユーティリティについては、
CF-S10Eのために公開されている情報ページから取得してください。
http://faq.askpc.panasonic.co.jp/faq/docs/003089
フラットパッド ドライバー
mouse_1621012.exe
ホイールパッドユーティリティ
wheelpad_5011100.exe
c:\util2 以下に自己展開する形態をとってますので、展開後にインストールしてください。
下のキャプチャは Hotkeyを入れる前の状況ですが、これでも十分機能しています。
おまけ Peer Network系サービスが高負荷になる場合
ネットワークでIPv6を使用していないのなら、v6プロトコルをオフにすれば負荷は正常にもどりますよ。
この処理で 100%近くになることがありますので、変更を検討してみてください。
他にも回避する方法があるとおもいますが、取り急ぎこの方法を提示しておきます。
まとめ
入れ替え自体は簡単に実施できました。
もし Core2DuoクラスのレッツノートY7,Y8,W7,W8などをお持ちで、XP or Vistaはイヤだとか思ってる方がいれば少しは為になる情報になるかと思います。
もうひとはな咲かせてあげてくださいな。
なお、今回 SSD化はしていませんが、やったほうがいいですよ。
やるのなら、SSDに入れ替えて、添付されているリカバリメディアで復元、
その後 Windows8を入れるという手順でOKのはずです。
残る問題
- エクスペリエンスインデックスが測定できません。
- Youtube HD 動画再生のパフォーマンス不足
- 「PCIデータ取得およびシグナル処理コントローラー」がインストールできません
これはそれほど重要ではないので放置してもいいのですが、そのうち進展があれば記載したいと思います。
「PCIデータ取得およびシグナル処理コントローラー」がインストールできません
これの正体ですが、
Intel(R) Dynamic Power Performance Management ドライバー
なんです。
Windows7 用の ETMドライバ
http://faq.askpc.panasonic.co.jp/faq/docs/02233
Intel(R) Dynamic Power Performance Management ドライバー
etm_3.02.00.1008_s8n8f8r8w8t8y8_x_w7_d091227.exe
を取得してダウンロードしておきます。
残念ながら Dynamic Power Performance Management ドライバーはインストールできません。
とりあえず展開して、
c:\util2\drivers\etm\Drivers\Etm.inf をインストールしてみましょう。
そうすると ドライバがインストールされ、デバイスに名前は付きます。
でも、デバイスの状態が
「このデバイスを開始できません。(コード 10)
無効なパラメーターをサービスまたは関数に渡しました。」
となって、エクスクラメーションマーク付になります。
このあたりを試しているブログ
http://rltm9940.blogspot.jp/search?updated-max=2013-01-06T23:07:00%2B09:00&max-results=2
を見たうえで考えるに、
ETMは、次のように構成されていて、
ドライバはインストールできても、センサーとアクチュエーターがあるだけで、
脳みそである OSサービス (EtmService) が互換性問題から組み込めない
ということらしいですね。
OSサービス - ドライバ - 965のMCHチップ
OSサービス部分の非互換が原因であるとして、Windows8がブロックしているので、
サービスを無理やり登録させる意味はないでしょう。
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購入金額
3,980円
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購入日
2013年01月頃
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購入場所
Amazon.co.jp
Nao-Rさん
2013/02/06
そこそこ快適に動く様になったよー!
はにゃさん
2013/02/06
もちものみましたよ!
ATOM (EM64Tあり)でいけるのというのは、いいですね!
ここ3年~4年弱のマシンなら結構いけるかも。