レビューメディア「ジグソー」

初代 IXY DIGITALをホウフツとさせるこのデザインがタマリマセン

IXY 1
IXY 1

IXY 1の発表があった時このデザインにいてもたってもいられませんでした。
(というほどでもなかったですが(^^;)

キヤノンの製品紹介ページでは

「自然界の中で多く発見され、古くから芸術品や造形物に取り入れられてきた黄金比は、古来もっとも安定して美しい比率といわれています。1:1.618……と無限に続くこの比率を小数点以下まで完全に再現させることをめざしました。」

とあり、何より IXY DIGITALより前の APSカメラで最初に IXYが出た時は衝撃でした。

APSカメラには手を出しませんでしたが、IXY Digital 200aが発売されたタイミングで入手しました。


それだけ惚れ込んだカメラですが、時代の進化には付いていけずサブカメラ・タンスの肥やしへとなってしまいましたが、また IXYのこのデザインが出たことを喜ばずにはいられませんでした。

しかし、発売されたばかりの頃は既にデジカメを数台持っておりこのデザインだけでは決め手に欠けました。

性能面では他の同価格帯を比べても一長一短といった感じですが、特徴として背面の全面タッチパネルとワイヤレス機能は購入を決意させるには十分でした。

タッチパネルはすでに GF2で使っており、


ワイヤレス機能も Eye-Fiで使って便利さはよく分かっているつもりでした。


GF2ではハードボタンがあった上でタッチパネルの採用でしたが、IXY 1ではシャッターとズームレバー、再生ボタン、電源以外のハードボタンはありません。
上面
上面

この割り切りのため、ボタンを押してすぐに目的の機能へ飛ぶことは出来ないですが、背面全面をパネルにすることが出来、このサイズで GF2よりも大きい 3.2型ワイドのモニターになりました。
背面
背面

ちなみに底面にはバッテリーの収納とメモリカードの収納がこのように配列されています。
底面
底面

そして、一番の目当てのワイヤレス機能ですが、IXY 1では画像と動画を転送することが出来ます。

転送先には下記が選べます。

 ・他の Wi-Fi対応カメラ
 ・スマートホン(iOS、Android)
 ・パソコン(アクセスポイント経由)
 ・Webサービス(CANON Image Gateway、Facebook、Twitter、YOUTUBE、Mail)

私が行いたいのは、スマートホン(Android)との連携、パソコン連携、Facebookへの投稿です。

Androidの対応は発売当初は対応されていなかったのですが、本日 6月18日より対応アプリの配布があると発表があり、これを待って今回購入しました。

しかし、内容を確認しなかったために当初思い描いていた、外出先での IXY 1 → Android → Facebookの連携は出来ませんでした。

というのも、iOSでは出来ているアドホックモードでの接続(直接端末同士のアクセス)が出来ず、Android版ではインフラストラクチャーモードでの接続(アクセスポイント経由)しか出来ないのでした(--

まぁ、わざわざスマートホンに画像を転送してから WEBサービスに繋がず、テザリングで直接出来るので問題ありませんでしたが。

そしてパソコンとの連携ですが、こちらは最初の設定が初心者の方ではちょっと難しく感じました。

パソコンとつなぐには Android同様インフラストラクチャーモードでの接続でしか行えないのですが、受け入れ側のパソコンで UPnP※の受け入れ設定をしなくてはなりません。

  ※UPnP
      パソコンや周辺機器、AV機器、電話、家電製品などの機器を
      ネットワークを通じて相互に認識・連携する規格

Windows 7では基本的に UPnPに対応していたと思っていたんですが、別途メディアストリーミングとネットワーク探索の設定をし、ICMP設定のエコー要求の受信と UPnPのサービスを有効にする必要があります。

単語を見ているだけで頭が痛いですが、この辺は説明書に詳しくあるので間違わなければ問題がないかと思います。

問題があったのは、この通りに設定すればカメラ側からアクセスすると自動的にパソコン側で認識されるような書き方がされているのですが、うちの環境では Windows 7 32bit、64bitとも認識できませんでした。

いろいろ試してみた結果、カメラ側からパソコンにアクセスしている間にパソコン側から明示的にデバイスの追加をしてやる必要がありました。
デバイス追加
デバイス追加


しかし、ここさえクリアしてしまえばあとはパソコンが起動さえしていれば、IXY 1からパソコンへの接続アイコンをタッチした後表示される接続したいパソコン名をタッチするだけです。
無線LANメニュー
無線LANメニュー

アクセスポイントの説明は省きましたが、WPSにも対応しているので一度でも無線LANの設定をしたことある人ならば問題ないでしょう。

ただ、上記のように説明書通りにやって接続できない場合の切り分けは難しいですね。

Webサービスへの接続に関しては、付属のアプリケーション「CameraWindow」を使用しPC上から設定を行います。

「CameraWindow」のメニューより「Webサービスを設定する」を選ぶと、「CANON IMAGE GATEWAY」に接続され、ログインを求められます。

この時、「CANON IMAGE GATEWAY」のアカウントを持っていなくてもその場で新規登録が出来ます。

ログイン後出てくる「Webサービスの編集」画面で利用したいサービスの設定(ID、Password設定、その他)をし、カメラに反映させると設定したサービスが無線LANメニューに表示されます。(上記「無線LANメニュー」参照)。
Webサービスの編集
Webサービスの編集

カメラから接続するには、アクセスポイントの設定だけ一回行えば、次からは「接続の開始」という項目が出るのでそこをタッチするだけです。

PCとの連携にしろ Webサービスとの連携にしろ、一度設定してしまえば二回目以降は画面をタッチしていくだけで簡単に繋げられるのが良いです。

画像の選択方法に関しては PCとスマートホンとの連携に関しては相手方に入っている「CameraWindow」から画像の取捨選択を行い、Webサービスに関してはカメラ本体のプレビュー画面で行います。

ただし、PCに関して IXY 1はネットワーク上の外部デバイスとして認識されるので直接フォルダをいじることもできます。

ネットワークに関しては最初 Eye-Fiの出来ることが画面で見ながら出来る様になるだけだろうと思っていましたが、このモニターで接続状況などが分かるというのは比べものにならないくらい安心できます。

また、カメラからPCに接続(認識)する時間も雲泥の差で、Eye-Fiではあれだけ待たされたのに IXY 1ではすぐと言ってもよいくらい短時間で接続が完了します。

一眼レフにも標準装備して欲しい(^^

唯一、不満(不安?)なのはネットワーク接続するという本来カメラにはない操作を行うのでバッテリーのもちがよろしくないようです。

まだ、予備に買っておいたバッテリーに 1回替えただけですが
CANON純正  購入額:3,336円
CANON純正  購入額:3,336円

最初のネットワークの設定に手間取られてバッテリーが減ってしまっていたのか、今後も無線LANで転送を行っていけばこれだけ減りが早いのか心配です。

小型になっているので 870mAhと電池の容量が少ないので、標準で外部バッテリーなど出してくれれば良いのですけれど、需要は少ないんでしょうね(^^;

それでは、最後に IXY Digital 200aとの比較画像と作例を少し載せておきます。

作例は天気が悪かったのであくまで、こんなモードがあるよ程度に留めて、改めて天気の良い日に撮った画像を載せたいと思います。
トミカとのサイズ比較
トミカとのサイズ比較
IIXY Digital 200aとの前面比較
IIXY Digital 200aとの前面比較
IXY Digital 200aとの厚さ比較
IXY Digital 200aとの厚さ比較
電源を入れたところ(広角側)
電源を入れたところ(広角側)

IXY 1はズームすると内側からレンズがせり出てきます。

ここから作例です。

曇天の日に、カメラの主だった各種撮影効果で花を撮ってみました。
なお、元のサイズが 3MBを超えていたため Photoshop Elementsにて一旦読み込みそのまま jpeg(画質:8(高))で出力しました。
魚眼風
魚眼風
魚眼風、横線壁
魚眼風、横線壁
トイカメラ風
トイカメラ風
ジオラマ風
ジオラマ風
ジオラマ風、室内
ジオラマ風、室内
ワンポイントカラー:指定色のみ残し、それ以外をモノクロで撮影
ワンポイントカラー:指定色のみ残し、それ以外をモノクロで撮影

オールドポスター:イラスト風の効果
オールドポスター:イラスト風の効果

極彩色:鮮烈な色の効果
極彩色:鮮烈な色の効果


詳細な仕様に関して興味がある方は、CANONページにてご確認ください。

 ※キヤノン IXY 1 主な仕様

------ 画像追加 (2012.7.17) ------

やっと高い場所にカメラを持っていくことが出来たので、念願?のジオラマ風写真を撮ってきました。
都庁横の公園
都庁横の公園
都庁より
都庁より

画像は無加工です。
  • 購入金額

    24,189円

  • 購入日

    2012年06月14日

  • 購入場所

    amazon

26人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (4)

  • ねおさん

    2012/06/18

    会社で使ってるAptivaの登録で、IBMデジタル缶詰めってのが当たって、初代IXY DIGITALをゲットしました。

    200万画素、光学2倍ズーム、記録メディアはCFでした。

    その後、IXY DIGITAL 450に買い替えました。
    450万画素に、憧れの光学3倍ズームでした。

    その後は、パナに乗り換えてしまいましたが、IXYはこのスクエアボディが良いですね(^^
  • atsuo@tokyoさん

    2012/06/18

    ほぉ、IBMデジタル缶詰めが気になります(^^;

    IXYはやっぱりこの形が一番です。

    IXY Digital 200aのレビューで書きましたが、APS時代の IXYも欲しかったのですが買えず、上司から「コンパクトカメラが欲しいけど、何かいいのない?」とちょうど相談されたものだから、上司に強く薦め買っていました。

    その後、見せびらかせられ余計に欲しくなったのですが....
  • ねおさん

    2012/06/19

    どうやら、これっぽいですね。

    http://www-06.ibm.com/jp/press/2000/11143.html

    プレゼント商品・・・デジタル缶詰(Aptiva、ThinkPad各50名)

    Aptiva/ThinkPadロゴ入りMP3プレイヤー
    デジカメ(キヤノンIXY DIGITAL)
    ViaVoiceTM Standard Ver. 8.0
    ステレオ・ヘッドフォン
    Aptiva/ThinkPadオリジナル・ブランケット
    Photo Book無料券(1冊分)
    Webマネー(5,000円分)
    One Yearサポート・サービス
    ThinkPad/Aptiva アイ・ピロー
    ThinkPad/Aptiva キー・ホルダー

    これらが、ペール缶に入っていました。

    いきなり、会社に送りつけられてきて驚きました。

    当時の上司に、「オマエ宛てに送ってきたんだから、貰っとけ」って言われ、ありがたく頂戴しました(^^;



    既に、何も残っていませんが・・・orz
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