手軽にWifi(無線LAN)運用できる、Android4.0搭載のスマートフォンが安い、という事で購入してみました。
近くのお店は端末のみの販売はしないのと、オプション加入必須で料金上限にすぐかかるのは目に見えていたので、高くはなりますが、ドコモオンラインショップで購入しました。
*** 注意点など
先にWifi運用する時の注意点を2点。
1つめ。Wifiの電波が無いところではインターネットに繋がりません。低価格でどこでも使いたい場合は、NTTドコモのMVNOである、イオンSIMやIIJmioがSIMロック解除なしで使用できるようです。
2つめ。時刻の校正が使用できません。遅れたり早くなった場合は、手動で設定する必要があります。これはNTTドコモのネットワーク(携帯電話網)からタイムゾーンと時刻データを取得しているためです。
また、グローバルモデルであるためか、初回起動時のタイムゾーンが日本になっていませんでした。設定から日本に設定しなおす必要があります。
*** 付属品
まずは、箱を開けて付属品を確認します。
背面カバーとバッテリー以外にも以下が付属しています。余談ですが、背面カバーの取り付け時、爪を折りそうで怖かったです。
・オンオフスイッチ付きイヤホン
・USBケーブル(充電兼用)
・ACアダプタ
*** イヤホン
イヤホンはステレオミニφ3.5ですが、コネクタが4極です。
右チャンネル付近に付いたボタンを長押しすると再生が一旦停止したのち、プレイヤーを呼び出せます。
付属イヤホンの音は、低音、高音がやや控えめの音質です。ただし私にはイヤーピースがやや大きく装着感が悪いことが影響している可能性があります。
音質が気になる場合は、ステレオミニφ3.5なら、通常のイヤホンも使用することができます。
*** USBケーブル
USBケーブルはTypeA-MicroB(?)の組み合わせです。長さは約1mとやや短いです。
microBコネクタを初めて扱ったのですが、乱暴に扱うとすぐ折れそうで怖いです。
また、表面がツルツルしているため、PCから抜くときに手が滑ってしまいます。
*** ACアダプタと充電
ACアダプタは、入力 100-240V、50Hz-60Hz、0.15A、10-16VA、出力5V 1AのACアダプタ。数字を見る限り、あまり効率は良くないようです。小型で扱いやすい形状ですが、アップルのACアダプタにソックリらしいです。
充電器の消費電力をエコキーパーで測定してみました。
~70%程度まで7W
93%程度まで5W
93%~ 3W
97%~ 2W
70%程度までは1分で1%程度の充電と、思った以上に早く充電することができました。
リチウムイオン電池の特性に合わせた充電方法になっているようです。
PCのUSBからも充電できますが、USB3.0も含めて、ACアダプタを使用した時よりも約2倍充電時間がかかります。
(特殊な充電例ですが、ACを使うと約2倍で充電:15%---USB1時間---46%---AC1時間---96%)
*** バッテリの持ち(放電)
Wifi接続のみ、放置気味なら4日ぐらいはバッテリが持つようです。
あくまで体感となりますが、93%ぐらいまで減りが非常に速く、17%を切ってから減りが非常に遅い感じがします。
充電時の挙動から推察すると、リチウムイオン電池の故障原因である、過放電、過充電にならないよう通知しているようです。
*** 有機EL(OLED)
本体を見ていくと、まず気が付くのは有機EL(OLED)画面の綺麗さ。
いわゆるペンタイル配列ですが、全く気になりません。
液晶と比べると断然コントラストが良く、黒が黒いです。朝日の直射に負けないぐらい明るさも十分です。
視野角はIPSパネルと同程度と感じます。輝度ムラも知覚出来ませんでした。
一点不安があるとすれば、有機ELにあると言われる「焼き付き」です。
筐体は下方向に対して重心があり持ちやすいです。ただし画面が大きい事が災いして、右手片手持ちだと、左の方のタップが難しいです。
手の大きい方なら大丈夫かもしれません。
*** カメラ
カメラの性能は普通の携帯カメラで撮った写真、という感じがします。
このレビューでは、本体の映っていない写真はすべて本機で撮影していますので、ご参考になればと思います。
*** 無線LAN
Wifiは2.4GHz(11b/g/n)だけでなく、5GHz帯(11a/n)にも対応したものが搭載されています。
ただし、この無線LAN、感度が非常に悪いです。
親機はAterm 8700Nを使用しているのですが、見通し3mの地点でも、アンテナレベルが最高になることがありません。2本立っていれば良い方、といった感じです。
11n対応ですが、リンク速度が54Mbpsを超えていると表示される方が少ないです。少し離れると、6Mbps程度まで速度が落ち、妙に突っかかる場合があります。
11a/nでは稀に接続が切れる場合がありました。
検索してみると、同様に感度が悪いという報告があるので、個体差ではなく仕様であると考えられます。
*** まとめ
Wifiの感度が弱いことや、ツルツル滑るUSBコネクタがやや残念です。
その他は初めてスマートフォン、Androidを使う私でも問題なく使用できている点は高く評価できると思います。
大きさが大きい事、防水、おサイフケータイ、ワンセグ、赤外線といった日本向け機能が付いていない事を納得できれば、使いやすい良い機種です。
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ここからは他にスマートフォンを触ったことがないので、参考程度に見ていただければと思います。
まず電池について。
聞いていた通り、毎日充電する必要があるようです。ヘビーに使うと、一日持たないんじゃないかと思います。
入力はフリックに慣れないのでフルキーを使っています。横持ちなら間隔もあり、ほぼ誤入力はありません。変換時に、PCで言う所のF7キー(半角カタカナ)とF10キー(アルファベット)が欲しくなります。
変換はIME2010に比べて賢くないです。しかし、ストレスがたまるほどではありません。
スクリーンショットは電源ボタンと音量下げを同時押しして、1秒ほど押します。
音量や電源が反応しないように、しっかりと同時押しする必要があります。
開発者向けオプションのタップを表示は、私のように初めてスマートフォンを操作する人間にはどこを触ったか分かるので便利です。この機能は一般向けにも実装したらよいと思いました。
スクリーンショットは3点タッチの例です。
Googleアカウントは、無いとアプリすらインストールできないので必須です。
ブックマークなども、PCと勝手に同期してくれて便利です。
Javascriptが大量のサイトを閲覧している時以外は、待たされることなくサクサク動きます。
実際使ってみると、出先でのちょっとした調べものや、PDFの閲覧、地図検索など、スマートフォンって便利だと感じます。
公式サイトに「Wi-Fiテザリングは、バージョンアップにて対応予定です。」と書かれている
ので、バッテリを無視すればPC等も接続できて便利になるだろうなと思っています。
しかし、どんなに低速なプランでも、PCを接続すると通信規制に引っ掛かりそうです。
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2012年4月15日 バッテリの持ち等を追記しました。
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購入金額
10,080円
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購入日
2012年03月15日
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購入場所
ドコモオンラインショップ
いぐなっちさん
2012/03/29
この点、とても気になってました!
ありがとうございます!
likemidさん
2012/03/29
http://www.bmobile.ne.jp/devices/devices.html?t=6
https://www.iijmio.jp/guide/outline/hdd/devices.jsp
アンテナピクト(電波強度)が表示されなかったりするようですが、メールと地図、050plusも使えるようなので、導入しようか検討しています。
https://www.iijmio.jp/guide/faq/hdd/faq.jsp#3-5