モバイルルーター等で使うのが無難ではあるのですが、丁度先日こんなPCを入手していたことを思い出しました。
これはVAIO OWNER MADEモデルで、よく見るとワイヤレスWANスロットが装備されていました。このスロットはNTTドコモのFOMA用であり、しかも標準サイズですのでそのまま使えます。そこで早速このPCで使ってみました。
まず、ワイヤレスWANスロット搭載モデルには、プリインストールで「ドコモ コネクションマネージャ(モバイルブロードバンド版)」が用意されていますが、これはNTTドコモで提供している最新版の「ドコモ コネクションマネージャ」にバージョンアップしておきましょう。
APN等の接続情報は、日本通信のイオン専用版のサポートページに記載されていますので、それを利用すれば問題ありません。
http://www.bmobile.ne.jp/devices/setting_wwan_pc.html
SIMを装着後にWindowsを起動すると、コネクションマネージャで1つのSIMを2種類のデバイスとして認識するようになります。接続機器の選択時に「モバイルブロードバンド」デバイスを選択するとうまく接続できませんので、要注意です。プラン名の選択などはどのみちNTTドコモのプランを使うわけではありませんので、適当なもので構いません。
必要な情報を入力すれば、後はごく普通に使えます。ただ、150KbpsというこのSIMの速度と、PC本体の遅さが相まって非常に遅いです。スマートフォンのメール送受信や、スマートフォン向けサイトの閲覧では意外と実用的だったこのSIMの速度でも、PCでのWeb閲覧にはかなり厳しいものを感じます。
常時接続環境を持ったモバイルPCを格安で構築できるという意味ではメリットは大きいのですが、実用性という意味ではあまり良くありません。他に接続手段がなければ我慢できると思うのですが、普段からモバイルルーターを持ち歩いていると敢えて使うべき理由を感じないというのが本音です。やはりスマートフォンかタブレットで使うのが無難ではないかと思います。
-
購入金額
3,150円
-
購入日
2011年09月17日
-
購入場所
ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。