レビューメディア「ジグソー」

【無償修理対応していただきました】MMORPGで1FPSに泣くんじゃなければ、これはイイと思う!

まず、zigsow運営事務局、日本ギガバイト株式会社様、CFD販売株式会社様、他関係者の方々に
板祭Vol.02レビューの機会をいただけたことに感謝いたします。

今回レビューするGIGABYTE GV-N56GSO-1GI は、nVIDIA GeForce GTX560を搭載した
ミドルレンジのPCI Express Gen.2 x16 グラフィックスカードです。

このカードの概要、外観、とくに空冷システムWINDFORCE 2X、ベンチマークによるレビューを
行っていきます。

グラフィックスカード以外のPC構成は、


に記載していますので、そちらをご覧ください。

なお、都合により板祭で当初予定されていたカードより、コアクロックが向上している
後継機種がレビュー対象となりました。ちょっとうれしいですね。

お品書き
・どんなグラフィックカードなの?
・機能についてQ&A
・WINDFORCE2Xってなに?
・いまどきのミドルレンジの実力は?
・これは買い?


さぁレビュー開始です。


まずは外箱から。購入するときに性能も大事ですが、パッケージは気になりますね。


開封してでてくるのはこれ。シンプルですね。


これが付属品です。
・ユーザーマニュアル
・CD
・ペリフェラル4ピン電源コネクタ2個からPCI-E6ピン変換ケーブル 2個
 → 今回使いません
・DVDIからアナログRGB変換コネクタ
・mini HDMI - HDMIケーブル



必要なものはそろってますね。


Q1. どんなグラフィックカードなの?
A1. GeForce GTX560を搭載した GDDR5 1GBのVRAMを搭載したカードです。

Q2. GeForce GTX560ってどんなGPUなの?
A2. GF114コアの GTX560Tiから CUDAコア数を削減して、336CUDA Coreにしたモデルです。
機能的には、GF104のGeForce GTX460の高クロック版といったものになります。

Q3. オーバークロック版と書いてあるけど、どれくらいオーバークロックしているの?
A3. GTX560にはリファレンスモデルがないという不思議な商品のため、言った者勝ちです。
範囲としては、コアクロックで、810MHzから950MHzとなりますので、
GIGABYTEでは 810MHzを基準に900MHzまでオーバークロックしているという表現にしているようです。
他社でもこの基準を採用しているところがあります (ASUS)

適正な冷却能力があればできるだけ高いクロックを選択するでしょう。

Q4. 接続インターフェイスは?
A4. PCI Express Gen.2 x16です

Q5. DirextXの世代は?
A5. DirextX 11.0 です

Q6. 消費電力はどれくらい?
A6. GTX560TiとGTX550Tiの間、GTX560Tiよりだと考えていたら 900MHz標準デザインでは 178W、このモデルでは 163Wです。

Q7. 端子は?
A7. DVIx2, Mini-HDMIx1 です。Mini-HDMI から HDMIケーブルが付属しています。

Q8. 大きさとスロット占有数は?
A8. 高さ43mm 長さ255mm 幅137mm、占有数2です。
  長さが10インチって結構長いですね。

Q9. 冷却はどうなっている?
A9. WINDFORCE 2Xという、PWM制御の大型ファン2個+ヒートシンクによる空冷です。

Q10. 外部電源コネクタは必要?
A10. PCIE 6pinが2個必要

Q11. 電源は何Wあればいいですか?
A12. 推奨電源はPCIE 6pinを2系統もつ、500W以上ですが、CPUほかを考慮して決めてください。
私の場合 ANTEC EARTHWatts 650W にしました。

Q12. 同時表示画面数はいくつですか?
A12. 2です。


WINDFORCE 2X というのは、GIGABYTEのオリジナルクーラーの名称です。

まずは、上面。2つの大口径ファンと綺麗な等間隔の多板式ヒートシンクの組み合わせが見て取れます。このファンは乱流を起こさない or 起こしにくい設計になっているようで、回転数に対して風量が大き目になることが期待できます。


WINDFORCEのロゴと、ヒートシンク+純銅製ヒートパイプです。
GTX560の発する熱量を遠い方へ導いてヒートシンクの効果を高めようってことでしょう。


裏面には発熱の大きそうなものが一つもありませんね。これで1GBですから進化したものですね。


前方から後方へ… 電源回路もしっかりカバーしていますね。



ケース内エアーフローがしっかりしていれば、低回転でも冷えそうですね。

回転域は、パッケージ裏の資料から読み取ると、900rpm未満~1890rpmぐらいで可変します。
ノイズは930rpmで 25dB(A), 最大負荷で 31dB(A)のようです。


・Windows エクスペリエンスインデックス (Windows7)


同じマシンのオンボードでは

.png
.png


段違いのパワーです!ついでにVRAM分も減少しないのでうれしいですね。

・3DMark Vantage


P17575
ドライバが最新じゃない!って怒られてるので、入れ替えて再測定


P17653

いい速度ですね!CPU速度をもう少しあげればいい感じになると思いますが、ここで満足しました。

・Final Fantasy XIV Official Benchmark
我が家のディスプレイが FullHDではなかったので、低い解像度でのテストです。


このベンチはさすがに重いです。CPUも負荷が尋常じゃなく、排気温が上昇してきました。
HWINFOを実行しておくと… CPUの消費電力が 51.265W 温度 62度。GPUも71度。
でもコアの使用率は100%まで行かないってことは何かネックが存在してますね。

 



・タイムリープベンチマーク

 



142FPS…なんという数字が… それだけじゃなかったのです。

GF9600GTではうまく再現されていなかった部分がちゃんと出ているのです。

ここで、GIGABYTE謹製 OC Guruでベンチマーク中のGPU状態を確認してみました。


GPUは100%負荷ですが、ある程度温度が上がってから、ファン回転数が上げるようになっているようですね。


私は、ミドルレンジのRadeonHD と GeForceをそれぞれ揃えておいて、表現とか速度を比較することにしています。ハイエンドカードはちょっと手が出しにくいですからね。

感想をまとめると次のようになります。
・騒音はまったくミドルレンジカードとしては気にならないです
・Ultra Durable VGA+ は長期間使ううえで安心要素です
・アナログRGBで 1680x1050出力しても全然綺麗です。
・動作中に温度、負荷、ファン回転、電圧モニタリング、記録できる点が便利

このカードはそれなりのお値段(約2万円)しますが、オンボードでは手におえないが、派手なMMORPGとかやらないっていうユーザーで、普段は静かに、エコに使いたい、ただたまに3Dを酷使するゲームを使うユーザーにはおすすめです。
もう少しパワーが欲しいということであれば、同一シリーズのGTX560Ti もいいでしょう。


消費電力的にはこのクラスでSLI接続というのもいいかもしれないですね。

 

DVI #1のリンク切れ不具合

昨年ある時期から DVI #1のリンク切れがおきていたのですが、修理対応していたきました。

コメント (24)

  • 自由さん

    2011/10/05

    レビューお疲れ様でした。
    手を抜かず期限内に仕上げるところが流石ですね~
  • はにゃさん

    2011/10/05

    自由さん

    ありがとうございます。
    なんとか間に合いましたね。
    途中で仕事の割り込みがあったりしたので、ひやっとしましたが。
  • リンさん

    2011/10/05

    レビューお疲れ様でした。
    読んでいて羨ましかったですよ☆

    冒頭の機能についてのQAは良い感じですね。
    自分には無い発想だったので読んでいて感心しました。
    文句なしのCoolです^^b
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