レビューメディア「ジグソー」

ドラムセットとしての完成を目指す

MUSIC GEAR。
前回までに、14と16の深胴のTOM TOMを手に入れ、4タムのセットにグレードアップしたcybercat。
これで一年ガマンしたが、やはり前回書いたとおり、

標準胴の小口径TOMはバーチの厚めの胴で中域の押し出しはスバラシイが高域の華やかさがやや劣り、深胴の今回購入のTOMはメイプル胴で薄く作ってあるので低域もあるが高域の倍音も豊かで、とくに既存の13インチとこの14インチのチューニングの幅が狭く~音色・音程的に被っちゃう~

と言うところが不満で、翌年第二次増強に乗り出した。

またこのとき一緒にラックシステムを購入したので、設置の自由度が上がった。
すなわち、タムホルダーでBASS DRUMからTOM TOMを支える場合BASS DRUMの中央から生えることになるタムホルダーの制約からTOM TOMの左右位置は制限される(特にTOM TOMの中に保持金具を入れないドラムメーカーであるTAMAは左右方向の調整幅が少ない)。しかしドラムラックはそんな制約がないためどれだけ偏心させても問題なし。
ラックを使うと左右位置が比較的自由
ラックを使うと左右位置が比較的自由
そこで、BASS DRUM右側にくるTOM TOMは12インチの深胴にすることにした。今までは標準胴口径13インチで深さ9インチに対して、これは口径12インチで一回り細いが、深さは11インチと長い。イメージとしては筒を絞って長くした感じ。
12口径の11の深さで横から見るとほぼスクエア
12口径の11の深さで横から見るとほぼスクエア
深さが深くなったので、バスドラム中央の一番高くなっているところからあまり遠ざかれないタムホルダー保持だとTOM TOMの打面自体が高くなって叩きづらくなるが(叩いている本人の体格が変わるわけではないので)、すこし右にずらし、TOM TOM自体を傾けてセッティングすることでこれらの問題を解決。
この黒いつり下げ式の金具は大きく、タムホルダーだとさらに自由度を狭めるためラックも購入
この黒いつり下げ式の金具は大きく、タムホルダーだとさらに自由度を狭めるためラックも購入
前年購入した14インチのTOM TOMとは2インチ離れているので音程的落差も十分。13インチから12インチに小さくなったが深さが2割増しになった事で音に深みが出、軽い感じはしない。
この年もH.Murataさんが...
この年もH.Murataさんが...
イイ感じになってきました。
  • 購入金額

    45,000円

  • 購入日

    1998年頃

  • 購入場所

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