防水デジカメを購入するに当たっての重要ポイントは「静止画はもちろん動画も撮れる」ことだった。
実は過去にもサンヨーのザクティ(CA8)を使っていたことがあるのだが、あのグリップスタイルにイマイチ馴染めなかった。
とくに静止画撮影のときはブレが激しく、両手でホールドするにもホールドし辛いスタイルで、最後まで馴染めなかったので手放してしまった。
今回購入の候補に挙がったのは、パナソニックのFT3とオリンパスのμタフ、そしてこのソニーのTX10の3機種。
デジカメは最終的にはいじってみないとわからないので、ヨドバシアキバに出向いて、後は店員さんとの話で決めることにした。
普段使いのデジカメは、パナソニックのTZ3という動画デジカメで、10倍ズームをもつコンパクトデジカメ。
結構処理も早く撮影から撮影までの間が待たされることもなくいい感じで使っているので、実は伝統で触る直前まで最有力候補はFT3だった。
ところが実際にいじってみると、動画撮影をしながらズームをかけると意外ともっさりしたズームでイマイチ納得できなかった。
その点ソニーのTX10はヌルヌルしたズームで好き嫌いは出ると思うが、思ったよりFT3やμタフより早く、いい感じだった。
動画も撮れる、というポイントを置くと、μタフは720pでの動画撮影。FT3やTX10はAVCHD、フルHDで撮影でき、2機種に劣るのでこの時点で脱落。
最終候補はFT3かTX10かということになった。
この2機種のどちらにするか。店頭で悩んだが、最終的にTX10に決定した。
最終的な決定ポイントは、「夜景がきれい」に撮れるTX10に軍配が上がった。理由はこうだ。
今普段使いで使っているパナソニックのTZ3。実はこれ、暗所の撮影がものすごく弱く、子供の誕生日に、部屋を暗くしてケーキにローソクを立てて撮影するといったシーンでは、撮影モードを変えても、ISOをあげても何をしても液晶に映っている画像より暗く撮影データが記録され全く残念な状況だった。
そこを考え、ソニーのTX10は「夜景もきれいに撮影できる」を売りにしているので軍配が上がったというわけだ。
まだ夜景撮影やケーキにローソクといったシーンは撮影していないのだが、コレはおいおい試して行こうと思う。
色は5色あるのが、店員さんの話では「ボディの角からこすれて地の色が出てしまうという話をよく聞く。地の色はシルバーなので、お勧めはシルバーです」ということだったので、シルバーを購入した。
難点といえば、ツルっとしたスリムなボディなので、ホールド性が低いかな?ということでストラップは必須だということ。
タッチパネル操作のみなので、誤動作しないかどうか、実際に使ってみてタッチでのメニュー変更などがちゃんと操作できるかどうか気になるところです。
ちなみに今回購入したヨドバシカメラでは先月位に比べてだいぶ値段が下がっていて、現在30800円で15%ポイント還元に加えて、古いデジタルカメラを下取りに出すことで3000円引きになるので、かなりお買い得ともいえるだろう。
値引き対象機種は他にもあったので、気になる人は除いてみると良いかもしれない。
<<実際に使ってみた。>>8月4日追記
さて、デジカメは使ってみないとわからないので、先日長野方面へ出かけた時にスナップ写真や動画を撮ってみたので、その使用感を雑記風に記載しようと思う。
今回は「遊園地での撮影。子供のスナップや遊具で遊ぶ子供たちの動画を撮影する。」という状況でした。
実際に使ってみて感じたことは、初回起動が遅い、撮影のプレビューが遅い、バッテリーが弱い。
この3点が一番顕著に酷く感じた。
初回起動が遅い。
以前使っていたデジカメPanasonicのFZ3(旧世代だがこれも動画デジカメ)は起動後1~2秒で撮影モードに入れるのだが、TX10は初回起動時にCybershotのロゴが出てから撮影に入れるまで5秒くらい待たされる。
これはメモリカードの容量が大きいと待ち時間が長いようで、メモリカードを容量の少ないものにすると起動時間が短くなる。
レンズカバーを下げると撮影モードに入るのだが、このときはサスペンド状態なのか若干バッテリーを使用しているようで、いつの間にかバッテリー切れてた、ということが2度3度ではなかったので、要注意。
プレビューが遅い。
FZ3ではモードダイヤルを再生に合わせると1秒もかからずにモードが切り替わり撮影したものを再生できるのだがTX10では5秒くらい待たされる。これは撮ったものをパッと確認したい時にちょっとイラっとする。残念な点の一つ。
バッテリーが弱い。
これは参った。特に動画を撮ると酷くて、購入時に店員さんからバッテリーもいかがですか?と薦められたのがよくわかる。動画を2分くらい撮るとバッテリーメーターが半分を指し、本当に1時間(カタログスペック)もつのか不安になる。
他に気になった点。
タッチパネルのため細かいメニューでタッチミスを行う。
静電式なので指先の大きい人はちょっと難儀する。iPhoneを操作する感覚でついタッチしてしまうのだが、ちょっと精度が落ちるのか、タッチミスが多くて、慣れるまでに苦労した。
動画撮影の時は10秒前から準備する。
ビデオカメラではないので、モード切替即撮影というわけには行かないのは重々承知していたのだが、FZ3はモード切替直後にすぐ撮影できたのでさほど気にしてなかったのだが、TX10は気持ちを落ち着けて10秒前くらいから撮影を心がけないと、目の前を通り過ぎてたとかなりかねないことがしばしばあった。
バッテリーの充電器がほしい。
デジカメ本体でないと充電できないのは非常に不便だった。
HDMIケーブルなども別売のため、今回の旅行が終わってから、バッテリー+HDMIケーブルのセットを購入した。(5980円)
不満ばかりではなんなので、便利だったことも。
動画撮影中にキャプチャーで静止画撮影が即行えること。コレは動画の一瞬でココは写真を!と思った時にパッと取れるので便利だった。
今回ざっと使ってみて気になった点が多くて、ちょっと評価が下がるかなぁ?というところも有るけれども、画質はしっかりしていて撮影したものに関しては満足してます。
このコンパクトさに機能を押し込んでいるのだから仕方がないといえば仕方ないのかな。
<10月7日追記:海で使ってみた>
さて、今回の実践。海で使ってみました。
この夏、沖縄旅行に行ったときに海で遊ぶ子供たちや海中の魚などを撮影しました。
使ってみてわかったことは、晴天時ならまだ問題ないのですが、真夏の直射日光下では液晶画面が確認できないという、デジカメとして致命的な問題が起きました。
昔の携帯電話でもありましたが、晴れの直射日光下では液晶が見えない機種もありましたが、よもや外や海などで使われることを前提としたデジカメで同じ現象を体感するとは思いませんでした。
海中でも同じく、液晶画面が、海中の光で確認できないという最悪の状態での撮影になりました。
液晶の性能の問題になるのですが、コレは何とかしてもらいたいものです。
あと、フロート(浮き袋)は必須でした。別に購入しておいて正解でした。
晴天下での撮影は空の青と海の青もしっかりくっきり出て良かったです。
あとで海中の写真もアップします。
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購入金額
27,800円
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購入日
2011年07月20日
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購入場所
退会したユーザーさん
2011/07/21
↓
>色は5色あるのが、店員さんの話では「ボディの角からこすれて地の色が出てしまうという話をよく聞く。地の色はシルバーなので、お勧めはシルバーです」ということだったので、シルバーを購入した。
やはり防水型だと外でじゃんじゃん使いますもんね。
防水デジカメが欲しいので、とても参考になるレビューです!
KEI_8774さん
2011/07/26
私も店員さんに言われるまで気にしてませんでした。
今のところ100円ショップで買った保護ケースに入れているので傷などはありませんが、ふだんからカバンに入れているので、いつ傷がついてもおかしくない状況ではあります。
実際に使ってみた所、バッテリーのもちがあまり良くない気がします。
あとバッテリー専用筐体の充電器が付属して無いのは不便ですね。